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雨あがりの夕ぐれ時         ~なにもない休日は ~         

 今日は三連休の真ん中。この三連休は何も予定を入れなかった。おそらくどこへ行ってもすごい人で、その人の気に触れたくなくて。この連休は合えて何も予定を入れなかった。

 なのに。なのにである。昨日は出かけてしまった。
 友人のNPO法人からの会報が届いていて、それに同封されていた講座につい参加してしまった。昨日は最近には珍しくしっかりと雨が降った日。なのにである。
 その内容は期待にたがわぬ内容であったし、一期一会の出会いもあった。
旧友との再会に、ふと自分の中に寂しさを持ってしまったが、その友人からの夜のラインにほっとした気もちを取り戻した。ラインをありがとう、と思うとともに、自分の寂しさを素直に伝えられない自分を想う。”一緒に帰りたかった”と言ってくれる旧友の素直さがすてきでうらやましい。

 こうして晴れた日射しを自室にとどけて、好きなラジオ番組を聴きながら、本を読む。アコースティックなギターの音、ピアノのアンニュイはついてをとめて聴き入る。その合間に布団を干したり、シーツを洗ったり、久しぶりに掃除機をかけたり。晴耕雨読には程遠いが、静かに自分のしたいことをしながら家で過ごす時間が好きだ。
 少し射し込む陽を楽しみながらお昼をいただく。まるでピクニックのようでうれしい。これくらいのことで、ある。ほんとうにうれしい。
 ついラジオを聞きすぎたり、ミステリーチャンネルを見入ってしまったりしてしまうが、その時間が贅沢なり。思うように時間を使えることのありがたさ。家族みんなが元気で自分のしたいことをしながら過ごしている。心からありがたい。感謝。


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