雨あがりの夕ぐれ時 ~秋のあしおと~
今日、この週末は久しぶりに雨模様…と週の半ばから天気予報は知らせていたけれど、なんともスコールのような雨の降り方に、蒸し暑さに、秋のお彼岸とは思えない温度と湿度と雲行きにうんざりする。
この間読み終えた本を自分の脳裏に焼き付けたく、自分のスキルの一つとして習得したく、読み返す。一度目を読み終えて間がないせいか、とてもスムーズに読み進めている。わたしとしては信じられないスピードで、それはその文体・文章が話し言葉で、講座の文字お越し的文体であることがわたしの読むスピードの推進力になっている。また、著者のこれまでの失敗談も交えての気安さも手伝っている。付箋を貼りながらの再読は、付箋の減り具合に比例して加速する。
久しぶりに夜の自力整体に参加する。日曜日の夜に1時間半…夜の部は1時間15分だったと思っていたが、この15分が長く感じる。それでなくても1時間半。始めた当初から”長い…”と感じていて、”あ~、後20分…”とか思いながらしている時があった。だいたい友だちにこのことを話したら”1時間半!!無理~”という反応が返ってくる。そう、一回のエクササイズが1時間半は確かに長い。しかしわたしはもう8年以上続いている。すごい?今の仕事を始めてからは特に自力整体をしていないとからだ、特に足や膝が動かないと感じている。この一時間半のプロセスはわたしのからだには必要なプロセスで、既にわたしの精神よりもからだになじみ、からだが欲している。
通勤の時に、その同僚が後ろから追いつこうとしてもわたしの歩きに追いつけないことがあるらしい。それはわたしの足腰の調子のよほどよい時で、足先が痛い時や膝の調子が悪い時はやはり年齢相応の歩きになっている。鞄がやたらと重く感じる日は無理せず、ゆっくりと歩みを進めるのよ。
そして、今夜は日曜の雨あがりの夜。相変わらず雲行きはすっきりしないが、久しぶりに冷房を止めて、扉を開けて夜気を感じながらの自力整体。小さな庭の土の香りが心地よい。先日やっと刈ったドクダミたちの枯草のほんの少しの草の香りに自然のかけらを感じながら行う深呼吸。このひとときのありがたさを感じる。
今朝は台風の襲来かと思うほどの強風だったけれど、雨が降ってお空も息抜きができたのか、今夜の風はひと肌にやさしい涼しさ。そろそろお空も高く澄んでいく頃合いかもしれない。陽は確実に南に傾いて、その分影は長くなっている。わたしはその影を踏みながら歩みを進めよう。
今日も家族で夕飯を囲むことができた。
多謝。
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