【日記?】 消えゆく“町のジーパン屋さん”
2024.10.31
↑の写真は、大阪市都島区にある川口衣料。前を通り掛かったら“閉店セール”の張り紙だらけで、(ええっ!?)とびっくりして撮ったもの。
ここは主にジーパンを扱う店である。勿論その他の物もある。
かつてはこう言う感じの“町のジーパン屋さん”があちこちに存在していた気がする。
私が昔ーー大学時代から暫くの間ジーパンを買っていたのは、天神橋筋商店街にあった“Tani”。寡黙な小父さんがやっている店で、積極的に接客される訳ではないが、何か訊けば親身になって教えてくれた。
私は全然ジーパンの型番(?)を覚えられなかったので、買いに行く度に、
「今履いてるこれと同じような奴下さい」
と言って、見て貰っていた。
「あー、これは今はもうないんですわ。似たようなんやったら、この辺ですね」
全然分かっていない私のような客にも丁寧に対応してくれるので、非常に有難かった。
ジーパンについては、いつまでも知識が定着しなかったので、特に詳しく思い出せないが、小父さんにお勧めされたりして一緒に買ったTシャツについては、鮮明に覚えている。
特に気に入っていたのが、オレンジ×紫×白の縞々の長袖Tシャツと、RUSSELの臙脂地のTシャツである。未だに、似た服を探してしまう。
私は服屋さんで店の人に声を掛けて貰いたい派なのだが、そうでない人が増えたからか、町の衣料品店は絶滅の危機に瀕しているようだ……。