渡越日記、エピローグ。
京都で働き始めて約2年半、はじめて長期の夏やすみをとった。
転職した会社は想像以上に忙しく、長期休みを取れるほどに慣れるまで、相当の時間がかかってしまった。
それでもなんとかやってこれたのは、
大好きな京都の街で、小さな休みに美味しいご飯を開拓し、
オーナーさんのこだわりが光るお店で素敵な感性に触れ、
鴨川の近くに居を構え、自然の中で深呼吸をしながら暮らしてきたから。
20代の頃は3連休もあれば海外に飛び出し、
そこで出会う刺激的な冒険が仕事の糧になっていた。
ところが3