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騙していると思っていない提供者、騙されたと思っていないクライアント
10月から始める東京ピリカランドのオフライントークセッションは、最初のお題が「ピリカランド的"良いコンサル""悪いコンサル"の見分け方」なので、体験談を集めてみよーということになったのだけど、のっけから思っていた以上にすごいことになっています。
内容はトークセッションでご紹介するとして、全体としてひとつ感じたのは、騙された方も騙されたと思っていないケースが結構あるんだねってこと。
自分はどうか?と振り返った時、ひとつ思い当たるフシがありました。
お菓子教室を初めて2,3年経った頃の話し。リクルートが始めた「タウンマーケット」という、テレビ番組表と一緒に週1回チラシをまとめていれるというサービス。新聞を取らない層が増えている。みんなチラシは好きだからみたい。自分なりに納得して契約をしました。金額は忘れたけど数回で20万円くらいだったかと思います。結果、効果はまったくありませんでした。
この手の広告は単発で打っても効果はなく、数カ月にわたり継続的に出してこそ効果が出るものです。今ならわかりますが、当時はなにごとも経験と思ってやってしまったわけ。
今でもこれを詐欺とは思わないけど、小さなお菓子教室にそんな資金力がないことも、費用対効果を考えたらお菓子教室には適さないサービスなのも、リクルートくらいマーケテイングをわかっている会社なら知っていたでしょう。騙そうという積極的なものではなくても、ただの売上にしか見てなかっただろうなと思います。
相手の利益を考えたら勧めない……というのはこの業界にはないでしょうね。この「タウンマーケット」というサービスは3年で撤退しています。
ピリカランド的に言えば、本人の資質や会社としての体力を含め、効果が出ない、無理があるものを勧めるのは間違ってます。
この人出来そうにないなと思ったら「あなたには向いてないので辞めたほうがいいのでは?」とまで言うのが正しいコンサルの姿勢だと考えています。
本来コンサルはクライアントが成果をあげることが目的なんだから。
一方悪質といえるコンサルは「コンテンツはきちんと提供している。」「やるやらないは本人次第」「営利を目的とするのは商取引として正当な行為だ。」「自分は悪くない」と思っています。だから悪びれもせず堂々としている。人間て自分の思いたいように信じ込めるものですから。
だけど出来ない課題を押し付けて、効果が出なかったらさらに違うセミナーを受けろとか、もうほんとブラックですからというのは良識人の間では当たり前。
こういう金目当ての人たちに何を言っても無駄なので、わたしたちが騙されないよう賢くなる方が手っ取り早いです。
みんなで情報シェアしたり、話し合ったりする場を作ることもピリカランドの役割だねと話し合っております。
あとね、「騙されたお前がばかだ」みたいのもピリカランド的にはナシです。
わたしたちは、「みんなそんなに立派じゃないよ。失敗は誰だってある。大変だったね。」っていう存在でありたいのです。ピリ辛だけど案外優しい。それがアラフィフ。笑
オンラインでは言えないような話もたくさん出てくるピリカランドオフラインミーティングは、10月26日(木)銀座で開催。
■お申込みはこちらから>ピリカランド的“良いコンサル”と“悪いコンサル”の見分け方
皆さんのご参加お待ちしています。
体験談も受け付けてます。これからの被害を減らすためにあなたの体験教えてください。>悪質コンサル、コミュニティに騙された経験談募集中
東京ピリカランドは、増田恵美、松本美佐、もち月りえのアラフィフコンサル3名で運営している公開交換日記です。