使わない言葉
私は言葉が大好き。
豊かな表現力、うーんと思わずうなる言い回しなど、言葉をすてきに操れる人に憧れてます。
自分自身はというと最近は同意語辞典なんかあって便利だなぁという残念なレベルですが、なるべく簡略に分かりやすく書くことを心がけています。
書き言葉も含め、自分が発した言葉は自分に返ってきます。言霊っていうけどあれ本当。なので気持ち良く過ごすためには、気持ち良いものを選んで暮らすのと同じで、自分が気持ち良い言葉を使うのがよろしと思ってます。
自分が気持ち良い言葉。
自分基準なので、この言葉を他の人が使っているからといってそれを否定するものではありませんということを先にお断りして、自分が使わない言葉とその理由をご紹介します。
「w」
いきなりこれ、言葉じゃないか。
数年前までは使ってました。でもやめました。理由は…うーん、なんか2ちゃんねるっぽいとこが。
でもこの便利な「w」を使わない代わりに何を使うかというと「笑」なんですけど。「笑」が「w」と比べて美しいのか?というツッコミは自分基準の美学ということで許してね。「笑」も多用するのは美しくない。SNSなら顔文字という兵器があるのでそれに逃げます。ブログでは顔文字は使わないようにしてるので、我慢して我慢してちょっとだけ。笑 ←こんな感じ
顔文字は嫌い、使わないという方もおられるので、「笑」や「w」のがいいじゃないかというご意見ごもっともです。顔文字も「笑」も「w」も使わず、軽やかで楽しいコメント書ける人尊敬します。
「ゲットする」
これは以前Facebookに投稿した時にかなり賛同を得ました。語源はポケモンだそうです。語感がきらい。
「思います」
文章の終わりに「思います」を多用してると、自信や判断力がないんだなという印象が残ります。自分で発信している文章なんだから自信持って書けということ。もちろん、まったく使わないわけではなく多用しないということです。東京ピリカランド仲間のりえさんが「『思います』は5回に1回」とビシッと言ってて怖かったので5回に1回以下を心がけてます。
「させていただく」
これも多用禁止用語です。何でもかんでも「させていただく」って言えばていねいと思ってるんじゃねーってイラっとします。あ、言葉が汚くなりました。
ここまでの言葉は安易な言葉に流されるなという気持ちから抵抗を感じるのではないかと自己分析。冒頭に書いたように、私は言葉が好きなのでていねいな文章を書きたいのです。
そして以下は違う意味で使わない言葉です。
「妄想する」
これ、結構みんな使ってるんですが…。
うちの生徒さんのお母さんが、彼女のブログを読んで「いつも妄想妄想って書いてるけど気になる」とおっしゃったという話で初めて妄想の意味を調べ、それ以来使わないことにしました。
〜日常的な会話でも用いられることもあるがそのときはいかがわしい考えや空想を表し〜(略)wikipediaより
「!」びっくりマーク
数ヶ月前、たまたま目に入ったFBフレンドさんの投稿で「『!』と書かれると圧迫感を感じて辛いので自分の投稿内では使わないでほしい」と書かれていたのを見て、(あ、やめよう)と決めました。鬱状態の時、そのように感じられることがあると知ったのは初めてでした。
これは私がパブリックな場で使うのをやめようと決めただけなので、他の方が使っているのを見ても抵抗は感じません。チャットとか特定の人とのやりとりでは使います。
最近SNSの荒れっぷりはちょっと怖いくらい。それと平行してめんどくさいことになるから書かないという人もいて、せっかくのいろんな人と出会えるコミュニケーションツールであるSNSがもったいない。言葉好きとしてはちょっと寂しいのです。
発する内容が自由なのはいいんだけども、言葉を選ばないがために要らない諍いが起きてることに危うさを感じます。
食べるものとていねいに向き合おう。居心地の良いモノを選ぼう。お金の使い方を考えよう。それと同じように言葉ともていねいに向き合いたい。
文章はなかなか上手くなりませんが、自分らしい言葉を選ぶことは心がけたいと思ってます。それが自分の人生を彩るから。
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