🎥映画『ステーブ・ジョブズ 自由の精神(STEVE JOBS BILLION DOLLAR HIPPY』🎬
スティーブジョブズの映画やドキュメンタリーはいろいろと出ているけれど、アマゾンプライムでは、今はひとつしか見れなかったことと、スティーブジョブズの若き日の風貌に独特の魅力を感じて見ることにした。
ドキュメンタリーとなっており、スティーブジョブズの大学時代の親友や、Apple共同創業者、Apple創設後の危機を乗り越えるため引き抜いたペプシコーラの社長など、様々な人が出てくる。
コンピューターに初めてマウスを導入することになったきっかけや、マウス作りからコンピューター作りに使いやすさ・デザインを重視するところ、そこから音楽や携帯電話など他の市場に発展していく様子などが知れて、とてもおもしろかった。
既存の技術があり、研究や開発が進むなかで、そこにスティーブジョブズ要素を足して作られた新たな製品がApple製品なんだ!ということがわかった。スティーブジョブズなしにApple製品は生まれなかったということだ。
ハイテク技術が発展していたシリコンバレーに生まれて、近くにはヒッピー文化の中心があり、精神世界の解放や禅の心などに関心のあった彼の人生がそのまま製品化しているようなところがすごく興味深かったし、まさに"connecting the dots"だった。
大学時代の親友とオレゴン州のリンゴ農園で1週間リンゴだけを食べる生活をしていたエピソードが話されていたけれど、それがAppleとなったきっかけなのかなあ、と考えたりもした。
当時、黒い画面に緑の文字という無機質で、文字を打ち込むことがメインだったためマウスの必要性もなかったパソコンに、デザインとフォントを加えて親しみやすさや使いやすさをプラスすることで、圧倒的需要を増やしたスティーブジョブズのすごさがわかった。
イノベーションとはどういうことか、これを見れば映像でわかる。
デザインの重要性もわかる。
「これをやるんだ」という、そのゆるぎない自信がすごい。スティーブジョブズはたとえあの地に生まれていなくても、何かしらをコネクティングザドッツしていたんだろうな。と思った。
運のめぐりや偶然性だけではないスティーブジョブズの信念を強く感じた。
「何かをやっている間に、気づいたらこんな場所にいました。」
みたいなことはよく聞く話。。本人も考えていないようなことが考えてもいないようなきっかけで考えてもいなかった場所につながっていく。。。
そういう話を聞くたび、今楽しいと思うことに集中することが大切だと思う。
だけど何かを始めようかと思うたびに、これがどこの点につながっていくのかな、などとすでに頭の中で巡りはじめて、そのたびに興ざめしている自分がいる。
道を選んでも選ばなくても、何かをはじめてもはじめなくても、先のことはわからないので悩む必要はないのに、モヤモヤとした気持ちを今日も抱えている。
スティーブジョブズの信念に感銘を受けても、自分はまだ迷子である。。。