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マズローの自己実現理論から今の自分について考える

最近自分の考え続けていること、モヤモヤしていることに対して、「自分の悩みはぜいたくなんじゃないかなあ。。」と感じ、こんなことで悩む自分はおかしいのでは、、と不安になってきた。

ふと友人に打ち明けると、「それは別にいいんじゃない?悩みは人と比べるものではないよ。」とまっとうな返事をもらった。

今まで周りと比較してから自分自身を見て生きてきた。

それは日本人として、現代に生きる人間として当たり前なところもあるけど、それが自分自身を苦しめてきたので、その考えは、極力排除しようと取り組んできた。

取り組んできた結果、また、相対的に自分のことを判断していたので、長い間、習慣化してきたことを変えるのは、改めて時間がかかると思った。

友人との会話の中で、自分はマズローの五大欲求の三角形の上の方にいるのだと気づき、ここ1年間、着々とピラミッドのしたからうえへと上がってきていたことがわかった。

マズローの自己実現理論をもとに今までを振り返り、モヤモヤを乗り越えられることを期待したい。

生理的欲求

仕事が原因で精神的に疲弊し、心が死んだまま体を生かしておくことがとにかく億劫で苦痛だった日々から脱出。

一日三食食べれて、夜寝る場所があれば十分だと思った。夜、自然に眠れて、朝起きられることがとてもうれしかった。

時間はかかったが、生理的欲求は満たされた。

安全の欲求

ある程度生活のリズムが調整されてくると、いろんなことが急に怖くなった。

大雨が降ったら土砂災害は大丈夫だろうか、雷が落ちたらどうしよう、この場所で熊に襲われずに生きていくためには、、などと、安全に対する欲求としては家もあるので過度かもしれないけど、

「何が起きようがどうでもいい」と思っていた感情が薄くなりはじめた。

安全が脅かされることに対する恐怖が不眠を呼び起こして、対策について安心できるまで調べ続ける、という日々が続いた。この時期は常に危険と隣り合わせな気がして落ち着かなかったし、すごく嫌だった。

対策がわかり、時間も経ち、自然のメカニズムもわかると、安全の欲求は満たされた。

社会的欲求(所属と愛の欲求)

生活リズムは一定になり、崩れる日もあれどほぼ毎日決まったルーティーンで過ごせるようになった。

すると、段々と人恋しく感じるようになり、友人に積極的にコンタクトをとっていく時期に入った。

少しでもストレスを感じることからは避けていたので、話したり会ったりできる人は限られた。

そしてその限られた人たちとの、なにも装わなくてよい関係はこころが満たされていくような気分だった。社会的欲求(所属と愛の欲求)はこのようにして満たされたと思う。

承認欲求

その後はインスタグラムを更新したいという欲求が出現した。

自分はこういうものがすきで、こういう考えに共感し、こんなことをしているのだということを表現したい衝動にかられた。

しかし、しばらくすると別に誰かに自分を表明する必要も、証明する必要もないのでは、自分が知っていればそれでいいと思い、徐々にその衝動もうすれていった。

この時期は他者からの承認を強く求めていたのではないかと思う。

周りと比較せず自分の評価によって自分と付き合っていくには、他者からの承認ではなく、自分による自分への承認が必要だった。

「夢に向かって頑張ること」が、何もない自分に対する自分への評価材料だったが、何もなくなってしまったら、それをそのまま受け入れるしかない。

植物の水やりすると気持ちがいい、映画は永遠に見ていられる、図書館が落ち着くなど、今の自分にあるものを自分らしいと思い、大切にする。

そうやって、自分からの承認は徐々に、満たされていったのだと思う。

そして今は、自己実現欲求に差し掛かっている。今の生活をよりよくしたいという気持ちが出てきている。

自己実現欲求

マズローによると、自己実現の欲求は

自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものにならなければならないという欲求。

Wikipedia

で、

4つの欲求がすべて満たされたとしても、人は自分に適していることをしていない限り、すぐに新しい不満が生じて落ち着かなくなってくる。

Wikipedia

ことらしい。

自己実現欲求を満たす仕事を探すために、今までいろんなことを試してみたけど、探すことに必死になるあまり結果的に疲弊し、生理的欲求を満たすところに戻ってしまった。

自己実現を熱望し、4つの欲求が満たされなくなっていく状況も無視していた。

欲求それぞれを満たしてこそ、次の欲求にいけるのかもしれない。

自己実現欲求を満たすものがそもそも仕事なのか、仕事でなければいけないのかわからないけど、マズローの自己実現理論で自分はぜいたくではないし、おかしくもないとわかった。

モヤモヤはスッとかわしてまた生きていこうと思う。


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