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🎥映画『アメリカンサイコ』🎬
もっぱらヒューマンドラマ系の映画を見ていたけれど、飽きてきたのでサスペンス系を見はじめハマっています。なんか中毒性がある。
感想
・この映画の、普通の異様な世界観に引き込まれていく感じがよかった。
・こんな人、友達になりたくないわーって感じの人の集まりで、表面的を通り越したような人間関係は見てるだけでおもしろい。コミュニケーションの成り立ってなさがすごい。
・猟奇的と都会の洗練された感じがセンス良く混じってていい。
・考察記事の検索と、見返して答え合わせすること必須。
オススメ度
★★★★★
あとがき
ヤッピーという言葉をはじめて聞いた。
1980年代のアメリカが舞台のこの映画。年代を気にして映画を見ることはないけど、アメリカ映画の80年代のちょっと古い感じなのにオシャレでかわいい感じがすき。
今こそ日本で当たり前になってきてるようなものが、アメリカでは80年代にもう存在しているっていうことに毎回驚く。
やっぱりアメリカは最先端なのか、日本が遅いのか、、、
高級アパートで高級家具に囲まれて、ブランド物に身を包み、予約の取れないレストランで食事をする。
物質至上主義にこだわる生き方が風刺のように描かれていることは多いけど、ふつうにそのライフスタイルは理想的と思った。
高いもので変なものもあるけど、高級なものはやっぱり洗練されてるし、丈夫だし、長く使える。
すてきなものに囲まれたらそれだけで気分があがる。
彼らのように名刺の色とフォントにわたしもこだわりたい。笑
こんな人たちになりたくないなあ、だから地位もお金もない方がマシなんだ。と思ってしまうのは気休めにすぎないと感じた。そこから極端に違うライフスタイルを確立することはまた、違う気がする。
ヤッピーの人を風刺して、そんな人にはなりたくないと主張をすることもまた、ヤッピーと同じなんだよなあなんて思う。
この映画のヤッピー達は、現代の”SNS上にキラキラした自分をさらす風潮”と同じというような感想も見たけど、
他人に興味がなく、自分のライフスタイルや地位の水準をあげていることが目的の彼らに、自己顕示欲とか承認欲求という言葉はこの映画の中に出てくるヤッピーさんたちには、似つかないようにわたしは感じた。
ヤッピーの物質至上主義者は、モノを大切にして、ちゃんと人の話聞いてくれていれば最高の人ヤン。
一周まわってヤッピー目指してもいいんじゃない?と思った映画だった。