日本のグラフィックデザイン[トーク-2] 「動画と画像」 レビュー
動画と画像というテーマで、WEB・映像・グラフィックのクリエーター方のトークセッション。
岡崎智弘氏の作品をメインにトークが進んでゆく。
ちょうどアニメーションに苦戦しているので、かなりインスピレーションを受けた。
学生のような気持ち。
おじさんたちが楽しそうに話しているのに希望を感じた。
歳をとっても好きなことをしていると、人生が豊かになる。
三人の偉大なおじさん。
中村勇吾 氏(tha ltd.)... インターフェイスデザイナー。映像、ゲーム
http://tha.jp/
関西のすご面白おじさん。
”群れ”に面白さを見出している。
『デザインあ』映像監修。
岡崎智弘 氏(JAGDA会員/SWIMMING)... 映像、グラフィック
http://www.swimmingdesign.com/
コマ撮りの気違いおじさん。
中村さん、田中さんから度々ポジティブな意味で気違いというフレーズで称賛されていた。
他の人がやらないことを頑張ってやってしまう。
コンテで100案出して、それがどれもハズレがない。
田中良治 氏(JAGDA年鑑委員/[株]セミトランスペアレント・デザイン)...WEB、グラフィック
http://www.semitransparentdesign.com/
飄々としたニュートラルストイックおじさん。
今回構成として作品にはあまり触れなかったが、もっと色々見ていきたい。
岡崎智弘氏
働きすぎて人と合うことがなくなり、人とつながりたいと思うように。
その時ちょうどカメラを買って、写真を撮っていくうちに動いていることに気付き、誰かに届けという気持ちで自分の名前を動かしたコマ撮り作品を始める。
直接人と合わずに作品で伝えようとするところが、発想が違うなと感じた。
ANIMA OF ONOMATOPOEIA
https://www.isseymiyake.com/ja/news/808
PLEASE ISSEY MIYAKE新宿伊勢丹店本館4階 センターパーク / ザ・ステージ#4
期間:8月23日(水)〜 28日(月)
すべてコマ撮りで撮影。素材感、プリーツのしわや動きを追及している。
ブランド側で柄リサーチしていた素材を材料に構築。
PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKEによる言葉のイメージオノマトペを柄に落とし込んだシリーズ展開(コンセプトがお洒落すぎます)。
その店頭ディスプレイを岡崎氏が担当。iPadを多数並べ、それぞれ別のオノマトペの映像・音が流れる。
オノマトペ...自然界の音・声、物事の状態や動きなどを音(おん)で象徴的に表した語。音象徴語。(ex: ぽよん、ぐしゃぐしゃ)
Anima...動きの生命力
Ono...感覚
『デザインあ 解散!』 シリーズ
https://www.youtube.com/watch?v=-p9UbSYlCJ4
お米やタラコまで、一粒ずつコマ撮りする...!
撮影は3人ほどで、1本(約55秒)2.5~3or4日で作成とスケジュールを決めている。
!!
動きを考えるとき、物性を見てモノの動きに従うor裏切る
レートを変えると質感が変わる。
10fps...クラフト感
15fps...少しソリッド
10fps...ニューっとなる(1fps...1秒間に静止画1枚を再生)
映画の犬ヶ島は、20~30spfあたりではないか。
コマ撮りを忘れるくらいなめらかな動き。
オリバーラリック100clipArt
画像の連続の動画。
アニメーションは、ノイズがあると見てしまい、時間軸が生まれる。動かすと質感が生まれる。
グラフィック...あるべき形にする
映像...止まっている本やグラフィックの良さに気付く。
中村勇吾 氏
プログラミングで動画を作成。
群衆の動きに興味があり、サマーランドの波プールにすし詰めの人の動きを追ったり。
HUMANITY(ゲーム)
https://bau-s.jp/magazine/feature/2954
群衆は、動くだけで生命が宿る。規律がある。静止画も同様。
音のアーキテクチャー展。http://www.2121designsight.jp/program/audio_architecture/
普通の建築は、地形を条件にするが、それを音楽に置き換えたらどうなるか、を展示に。
絶対に面白そう!
インプット、アウトプットについて
自分が良いと思うものより、嫌いなもの、未知のものを取り入れると面白いものができる
インプットしようと自分で撮りに行くのはインプットではない(意識的に良さがすべて分かっている)。偶然自分だけが見つけた、違う目から見つけるほうが本当のインプットなのでは。
ビジュアルイメージを固めるとき、言葉は便利。抽象度が高いので、変なイメージがつかない。
中村勇吾 氏
完成を想像しない、ノイズを楽しむ。レスポンシブ時、左右の余白をいかに出さないで何ができるかをTryしている。
田中良治 氏
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