物理的にモデルに近付く方法
モデルにもっと近付いて撮影したい場合は、行動する前に「寄ります」、「近付いて撮影します」などの声を掛けましょう。
4mの距離から3mに近付く・・・なんて、前提としてモデルとの距離が遠い場合はそこまで気にしなくていいのですが、モデルとの距離が1.5mよりも近くなる場合は、上記のお声掛けを推奨しています。
物理的に近付くのでマナーとしてのお声掛けもありますが、カメラとレンズという硬い物体が、顔を目掛けて無言でずんずんと近付いて来るのは、一度撮られる側になるとわかるのですが、ちょっと怖いです。
ぶつかることは、まぁないのだろうとわかってはいるのですが、手が届きそうな距離にレンズがにょきっと来ると、結構ドキッとしちゃうのですよ。
1.5mがわかりにくかったら、両手を広げた人ひとりを挟んだくらいの距離、もしくは、自分の片腕3本分くらいだと思うと、わかりやすいですかね。
1.5mを超えてさらに近付くときは、近付くごとに「もう少し寄ります」などとお声掛けしましょう。
広角レンズを使っていると、モデルとの距離感がわからなくなってしまうこともありますので、撮影に集中しすぎてレンズをモデルにぶつけてしまわないように気を付けてください。
また、私のポートレートセミナーではモデルとのコミュニケーションのために、いつもよりもほんの少し高くて、大きな声でモデルと話すようにと指導しているのですが、モデルとの距離が1.5m以内のときは、あまりにも大きな声だとモデルをびっくりさせちゃうので、距離に見合った声のボリュームでOKです。
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