今世この国に生まれて
魂として生きる約束
その環境がどのようなものであれ、全ては自らが選択した劇場であるというのは、スピリチュアル宇宙観でいう<魂の経験のアファメーション>でありいのちを授かった目的の最終的な真実であると私は思っています。
そして、スピリチュアルを意識的に志向するしないに関わらず、すべての生きとし生きる生命体には、その<いのち>を育む地球(ガイア)の脈動に共鳴共振しながら惑星意識の進化を共に担う責任と同意が交わされている。
このような思考は、超次元的なサイエンスフィクションの領域に留まっていて、これを認識した人々の、そこに辿り着いた方法も経験も多岐に渡ります。それは物理的に証明ができない領域での経験値から発露したもの。
魂という存在があることは誰もが知っていることなのに、それが何であるのかを説明せよと言われた時、人は自分自身の生きる環境から磨かれた意識の変遷から繰り出されるものを置き去りにして、どこかのチャネラーが発信する宇宙存在のメッセージや、或いは宗教の経典に書かれている文言を受け売り引用するものだから、それは意識の波間に浮かぶゴミにしかならない。
勿論、自分自身の内部から湧き上がる何かが、そのようなメッセージに触れて化学反応を起こし、一瞬のうちに意識の海に大改変が起きることがあります。魂が揺さぶられる瞬間がそれです。映画や書籍、芸術、或いは身近な人の一言だったりするかもしれません。
情報は無機質です。それが命を得て自己の内面に有機的に広がり意識のニューロンを進化させるのは、気づきであり、咀嚼であり、肯定的な統合でなくてはなりません。
敢えて科学的に表現すれば、魂は厳正に自己の内面で私たちの意識を統合に導こうと働く原子炉であり、宇宙意識を格納した超AI搭載のメインコンピュータといえます。
宇宙意識の核とは何でしょうか。おおよそ漠然とした答えは<愛>であるとしか表現のしようがないのがこの3次元的限界かもしれません。
しかし、<愛>は、抽象的でかつ無限の物理的事象を包括している、この人間界においては魔物であるともいえます。それは、この惑星に落とされた複雑な魂の<鎖>の改変と遍歴が繰り返された挙句に育ってしまったモンスターでもあります。
魂が自らの原子炉を制御して生きるには、あまりにも荒廃した環境が、今私たちを更に破滅に誘導していることを日々見続けることしか出来ないことに、暗澹たる思いしかありません。
日本人。みんなどうかしてる。洗脳されるにもほどがある。
武士道の日本人魂に帰還せよ
私はもともと、戦う映画やドラマを好む傾向があります。戦いがどれほど悲劇であるのかを知りたいのだと思います。死と隣り合わせの命と向き合って生きるとき、人は希望や夢を捨てる。それでも、どこかで必ず愛は目の前に現れるのですよ。
そして最後にその愛を慈しんで魂を浄化させるのです。
大東亜戦争に散った10代の若者たちの遺言の数々を鹿児島の知覧で見たときには、涙が止まりませんでした。どうしたら、このような気高い尊厳の心を育むことができたのだろう。そして、その全ての文体には、秘められた精神性と品格とそれを余すところなく表現できる教養が溢れていました。
日本と日本人の歴史や系譜、文明の変遷については、専門家の方々の様々な研究や検証に基づく書籍があり所説こもごもですが、歴史は勝者のものであり、また支配層の残した記述であり、その陰に埋もれた真実は私たちは学ぶことが出来ません。
でも、戦争に散った方々の多くが、間違いなく日本人としての精神を魂に刻み込んで生きていた魂として生きた方々であることは、特攻で逝った若者たちの一片の手紙からも想像できることです。
そこに<武士道>が根付いていたから・・・・・・
文明の進化の痕跡は、世界中に残された絢爛豪華な宮殿や寺院、遡れば古代の巨石文明や現代の技術でも創作不可能とされる緻密な金細工の工芸品など、物質的なものが語ることで知ることが出来ます。
魂や精神の発露は、文学や音楽に昇華されて、優れた楽曲や文献は時を超えて今現在も、輝きを失っていません。
ここで武士道の稀有な立ち位置に思いを馳せてみると、文明という切り取られた時代と日常にあった個人的な精神の居場所が、それぞれの環境によって格差があったと思われるの西洋の事情に反して、日本では、武士だけにとどまらず、民衆の間にも等しくこの精神が踏襲されていたということです。
武士道にまつわるエピソードは沢山あります。
武士道<義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義>
武士道は何も男性だけのものではないと思います。内助に徹した女性たちにも等しくこの精神はあったと思われます。でなければ、これを成就させることは出来なかったでしょう。教育の中心には母がいたからです。
最後に、YOU TUBEで落ちついた心地よい語り口と編集の素晴らしさでフォローさせていただいている方の動画をお借りしたいと思います。
武士道とは
義:道理に任せて決心する心
勇:義を貫き、正しい道へ進むための勇気。
危険を冒すのではなく、勇敢、勇猛、忍耐、剛胆などの徳を示すもの
仁:愛や寛容、女性のような優しい心。
苦しんでいる人のことを心に留め、
弱い者や負けた者を見捨てず情けをかける
礼:他者への思いやりや優しさを、
目に見える形で表現することであり、
他人の痛みや気持ちに共感し、慈愛や謙遜の心をもつこと
誠:決して嘘はつかず、誤魔化さない。武士に二言は無い。
名誉:最高の善
忠義:君主に対する忠誠心。
家族や義理人情よりも優先されるべきもの。
zero*様、いつも貴重な情報をありがとうございます。
小さな島国の奇跡。『われよし』の終焉