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自己啓発からスピリチュアル啓発へ

スピリチュアルという言葉が、都市伝説や陰謀論という括りの中に押し込められる一方で、今や詐欺的ビジネスの温床になってしまいました。それは、人々が自己を信じる術を見失った挙句に、救いを求める先を見誤っている結果だと思っています。本来は個々人の内部と向き合う神聖な宇宙観をスピリチュアルというのですが、現状<スピリチュアル>という言葉を使うことに慎重にならざるを得ない状況となりました。

少なくともスピリチュアルが正しく認識されていたと思われる30年~40年前は、<スピ>なんて略語は使わなかったし、それは大方ビジネスではありませんでした。書籍や勉強会の開催などで収益化があった程度だと思います。
そう、石や水のエネルギーや波動の測定を視覚化して発表した研究者も自然の生命からスピリチュアルを伝えてくださいました。

立場的にはマイノリティであったそれぞれの発信者は、自身の探求する宇宙観から発露した哲学的思索を、まるで日記のようにブログに綴ったり、古代の書物や絵画が伝える神話の中にある隠された真実を研究したりしていました。

あるいは、サイキックな能力を開花させた方々の中には、高次元とのコミュニケーションによって、啓蒙的なメッセージを開示する書籍を出したり、高次元地球外生命体からのコンタクトによって、未来科学のインスピレーションを受け取り、非常に興味深い文献や論文を発表する多くの科学者がおられました。私自身、それらの数多くの著作や動画で学ばせていただきました。

世間的な常識の外側で、そこに共通する意識は、<この世界はどのように生まれ、どのように進化し、その時代に存在した何者かはどこから出現したのか、勝者の歴史の裏には何があったのか、何が未来につながるのか、自分という存在はなんなのか?>という探求心ではないかと思うのです。

この探求心の大元にあるのが<魂>や<愛>という概念の内省行動ではないかと考えれば、スピリチュアルがこの世的なものから、更に深淵の向こうに広がる意識の進化を体験する、大いなる生命活動であるといえます。

見えないものこそが、全てである。

これが、今わたしが認識している命の宇宙観です。


■自己啓発メソッドの限界

これまでの個人の性質や生涯環境などを考慮しない、一貫した「成功神話」によるOne Wayの自己啓発では、真の自己改革はできませんでした。それは個々人が抱える問題を力づくでねじ伏せる幻の<自己>をペルソナとして創造するに他ならない対処療法だったからです。

スピリチュアル(spritual)は、超常現象としてのサイキック(Sychic)ではなく、全ての人が持つ秘めたる叡智とエネルギーの原子炉なのです。その原子炉に点火する重要なトリガーは、<意識の覚醒>であると私たちは認識しています。そして、意識の覚醒は、この社会にあってはある特別なアプローチを必要としています。

■宇宙法則から導かれた叡智の伝道者たち

古代であれば有能な王、皇帝、国家の指導者。現代においても、起業家、経営者の方々が最後の迷いを乗り越える手段として、信頼できる占い師を秘匿の中に持っていることは、歴史が物語っています。それは、シャーマンをはじめとする占者が、宇宙の叡智を学び、自らの意識と心眼を拓くことで獲得したその道のプロであるからです。

世間的には、まだ多くの人が占いやスピリチュアルに対して、現実逃避の意味合いで捉える傾向がありますが(実際に現実逃避の人も多いけど)、ごく一部の方々が獲得している超能力に関して、心の中では、自らがその力を獲得したいと望んでいる方もいるでしょう。現実には次なる人間の進化向上に宇宙の叡智が不可欠だと気付いているからです。

しかし、宇宙の叡智の神髄は、超能力そのものではなく、そこに至る科学的な教養と意識の置き場を自在にコントロールできる精神性のバランスの獲得にあるので、この部分に心を向けずには成しえないマニアックな道ですから、そう簡単ではありません。

この世界は、様々な意識のパラレルが重なる構造をしているといいます。スピリチュアルでよくいわれる高次元とか次元上昇とかアセンションとかの文言は、厳密にいうと日々の暮らしの中で、だれもが行ったり来たりしているある領域に括られた既存の意識世界であると私は実感しています。

3次元、4次元、5次元、6次元・・・・8次元、9次元。私たちの銀河ではこの辺りまでが行き来ができる領域みたいです。もちろん物理的に認識できるのは3次元だけですが、意識は何の制限もなく自由。望むホログラムを創造して旅することができます。それでも個々人の意識の進化と統合具合によって、行けるところの制限はあるようです。

もちろん、宇宙全体、銀河間の大きな領域における次元の階層は、創造主を頂点にしたロマンたっぷりの壮大な宇宙創造システムで構成されているようですので、たまに、そういった情報を素晴らしい動画などにして、ネットに載せている方を見つけて、この人はどうやってそんな情報を入手出来たんでしょ?って思いますが。こういうのに出会うと、真偽はともかく、かぶりつきで見てしまいます。妄想だけでは決して出現しないだろうレベルだし。

ともかく、現代においては、シャーマンや占い師という立場でなくとも、何かしらの意識が開かれたポータルを経由して、高次元からのインスピレーションをキャッチして、それを伝えてくれる方々が増えてきました。使いまわしされた天使からのメッセージなどのコピペも相変わらず現存していますが、そうではない、新たな情報を公開してくださる無名の方々も、新次元に向けての宇宙叡智の伝道者といって良いのかもしれません。

■惑星地球人としてのアイデンティティ

Making for pleasure
喜びを創造する。
それは、私たち人間のすべてが宇宙に約束した冒険の流儀。

自身の心の中心。魂のシーカー(seeker)を見失わないこと。
一人ひとりの宇宙であり、その創造主であるという誇り。
一人ひとりが、心にカレイドスコープ(万華鏡)を持つ。
その中に、どのような情報の断片を入れるかによって、見える者の世界が出来上がります。更に、感情のフィルターがその色彩を彩り、オンリーワンの宇宙が育っていく。

何よりも何故それをするのかという動機が重要。

<聖書  箴言4章23節>
力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。
いのちの泉はこれから湧く。

■スピリチュアル啓発へのアプローチ

本物の価値は、多数決で決めるものではないし、知名度の高い誰かの個人的な主観に踊らされるような軽薄なものではありません。
嘘だらけのTV報道、利権がらみの募金ビジネス、健康な体のシステムを破壊するような爆食、安価で使い捨てのペラペラの服・・・・私たちが、このような低次元の詐欺的な誘導にすっかり嵌まっているのは、自分自身の価値が貶められている写しだということに早く気が付くべきだと思っています。

物事を俯瞰する、客観視するということが、本当に難しくなりましたね。
どこから見ても、事実だと思わされる巧妙な罠だらけの世界に私たちはいます。だけど、世の中の日本人は、同調圧力だの、人の目が気なるだの、見回してみても未だに100%マスクを外さない。挙句の果てには、もう2年も習慣化してるから今更外せない。なんて若い女子が発言してまして・・・・・・

マスクの必要性と科学的根拠の嘘を<事実>として強制し、国民は言われたまま受け入れ、肯定し、最後は喜んで受け入れる。ワクチンもしかり。亡国の一途だと思って失望しています。しかし、多分日本人の10%くらいは、人として生き延びることを選択しておられるでしょう。

<事実>がどんなに曖昧なのかを、最後にお伝えしたいと思います。

事実と真実の間にあるもの。
事実とは、無段階の可能性の中のたった一つの現象。
真実とは、無段階の可能性の中にある、個々の主観が認める合意点であり、その人の心だけが知るもの。

真実を友として生きるのであれば、それはあなたの人生であり、だれでもないあなた自身がオンリーワンの価値ある存在であることを宇宙が認めるのです。これほど心強い味方はいないのです。

スピリチュアル(=精神性)の進化は、宇宙時間24,000年の節目を迎えて全く新しいステージにジャンプする必須条件。様々なメッセージで溢れかえる情報環境の中では、<覚醒>という言葉だけに上辺で理解するのではなく、自分だけの<真実>をしっかりアンカーして、空と大地の呼吸を五感で感じながら、第六感の小さな声を逃さずにこの難局を乗り越えていきましょう。








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Ailes d'amour <エールダムール>愛の翼 / 三咲 円
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