どこかで無理が生じている~KYB事件を受けて~

2016年、東亜建設工業による地盤データの改ざんから2年、また大きな事件が起きてしまいました。

建築の業務は往々にして激務です。
事件を起こしてしまったKYBの担当者は限られた時間の中で免震計算をしなければならず、
「数値を書き換えるだけで計算がクリアされる」
という誘惑に勝てなかったのであろうと想像します。

KYBの肩を持つわけでは無いのですが、どこかで無理が生じていたのではないでしょうか。
心の余裕が持てないような労働環境では、正義を貫くことは困難です。
きっとこれからも同様の事件は起き続けると思います。

今後、このような事件を起こらないよう、建築に関わるひとりひとりが考えて行かなければならない問題だと改めて感じました。

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