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あなたが生きづらいのはこのせいかもしれない

 皆さんは、HSPという言葉をご存じでしょうか。Highly Sensitive Personという言葉の略で、とりわけ繊細で敏感な人のことです。
 5年前くらいに、わたしもそれであることがわかり、それからは自分の特性をポジティブに受け止めつつ、辛いことはできるだけ和らげられるように暮らしてきました。
今回は、日本人の10人に1人と言われるHSPについて語っていきたいと思います。


①HSPとは

冒頭にも記しましたが、「HSP」とはHighly Sensitive Person、繊細な人のことです。ひとことで繊細といってもいろいろな性質の人がいて、聴覚、触覚、視覚、臭覚など、気になるところは人それぞれだったりします。

10代のころから、気になることが多く、人と一緒にいるだけでなんでこんなに疲れるんだろうと疑問でした。友人に相談しても、そんなこと誰も気にしていないという反応が返ってきて、戸惑ったりもしました。
今は、集合住宅に住んでいますが、音が気になって眠れなくなったり、以前よりはだいぶましになったものの、生活のしづらさは続いています。

②知ったきっかけ

私がHSPだとわかったのは、こちらの本を読んでから。
イルセ・サン氏の「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」です。

この本の中にはHSP診断テストがあり、やってみたところほぼ満点でした。
HSP確定というわけです。

この本では、診断テストのほかに、HSPの特性・能力・弱点への対処の仕方なども書かれていてとても参考になりました。

もともと自己肯定感の低いところがあったこともあり、自分の欠点しか思いつかなかったのですが、HSPであるが故の能力については、目から鱗が落ちる感じでした。
たとえば、こんなところ。

☆考えるのが遅い → ゆっくり深く多角的に考えられる
☆ニュースを見て泣く → 共感力が高く気配り上手

自分が欠点と思っていた部分でも、プラスの要素もあるのだな、と思いなおすことができました。


③HSS型HSP

さて、HSPの中には、HSS型という分類があります。
こちらは、活発なので見た目はHSPに見えないタイプのHSPです。
まさに私はこのタイプなのですが、イルセ・サン氏は著書の中で「片足でアクセルを踏み、もう一方の足でブレーキペダルを踏んでいる」状態と表現しています。
どうりで疲れるわけです。

④まとめ

 HSPはまだまだ解明されてない部分が多いようですが、HSPになるかならないかは、50パーセントは遺伝によるものだそうです。
テストは受けていませんが、おそらく私の母はHSP。そして母の話を聞くに祖母もHSPです。性格からの推測ですが、代をさかのぼると母、そして母方の祖母から遺伝したと思われます。
HSPである確率は、日本人全体の15~20パーセントということです。

もし、思い当たるフシがある場合は、HSPかもしれません。
生きづらさを感じている場合は、先に紹介した本など読まれてみてはいかがでしょうか。
きっと、解決へのアプローチの一歩になると思います。



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