織原美沙

webライターです。 エッセイ・小説、時々写真も載せて頑張っていきたいです。 よろしく…

織原美沙

webライターです。 エッセイ・小説、時々写真も載せて頑張っていきたいです。 よろしくお願いします。

最近の記事

【お話】いつから好き?

いよいよ本格的に寒くなってきましたね。 やらなきゃいけないことに追われている間に、もう年末です。 そうですか…1年ももう終わり… なんで年明けって今年1年の過ごし方を目標として設定してみたり、新しいことを始めようとするんでしょうか。 どうせやらないままで終わるのに。 だったら、その時間は無駄だからもっと他の有意義なことに使った方がいいよね。 私の今年の目標は「創作を書く」でした。 書きたいことなんてなくなってたけど、なんとなく頭のなかにあったことをなんでもいいから形にした

    • 【創作】揺らぎ

       肌寒く感じる季節は足早に通りすぎ、外に出れば肌を刺すような痛みが冬の寒さに形を変えて襲ってくる。 夜から明け方となればさらに冷え込むというのに、繁華街には人が集まっていた。その様子を遠くから眺めている私もまたその1人なのだが、夜の魔力には逆らえない。 大通りから外れた路地にひっそりとある目当ての店に行く途中で、男性の2人組を見かけた。 もしかしたら同じところに行くのかもしれない… そう思いながら歩いていると、予感が的中した。店員に3人連れだと思われないように注意して

      • 変わりゆくもの。

        さて、2023年になった。私は昭和63年生まれなので、平成のうちは自分の年齢と和暦が同じで覚えやすかった。しかし、令和になったおかげで、今が和暦でいうと何年なのか、少し考えないとわからなくなってしまった。覚えられないって言っている人はどうしてなんだろう?と思っていたが、ようやくその気持ちがわかるようになった訳である。大人になったなあ。 12月といえば、だいたいどんな職種の人も忙しい。スーパーで働いていたときは年末年始にまとまった休みなどなく、大晦日が近づくにつれて出勤時間が

        • 自分を守る。

          もう12月だ。歳を重ねると時の流れが早くなると聞いたことがある。その理由は、子供の頃と違って新鮮さを感じられる出来事が起こらなくなるかららしい。様々な人生経験を積んで、できることやできないことは人それぞれあるにせよ、恋に部活に勉強にと新しく経験していく子供と違って、大人の生活にはそういった新鮮さはないらしい。大変なことはどんどん増えていくのにね。 ここ2年くらい、サウナにハマっている。観光地のホテルにあるようなオシャレなサウナも好きだし、銭湯にあるサウナも好きだ。それぞれに

        【お話】いつから好き?

          ポートフォリオ

          はじめまして。織原美沙と申します。 2020年6月よりwebライターとして活動しております。 以下にプロフィールといくつか過去の実績・対応可能なジャンルを記載いたします。ご依頼の際に参考にしていただければ幸いです。 プロフィール 【名前】織原美沙 【生年月日】1988.7.9 【出身地】北海道釧路市 【趣味】映画・ドラマ鑑賞、カメラ、読書 【職歴】スーパーマーケット(精肉部門)→100円ショップ→ドラッグストア→精肉専門店 実績 無記名記事 掲載メディア:オンラ

          ポートフォリオ

          誰もいない部屋で。

          人前に立って、姿を晒す。そうしなければ表現できないこともたくさんある。でも、その表現の形は流れと共にゆっくりと変わっていく。 直接依頼がくることは少ないにせよ、仕事を受ける窓口になるようなところはあったほうがいい。そんなときに、お金をかけずに誰でも簡単に始められるのがTwitterだ。ライター募集のツイートをチェックしたり、日常の些細なことをツイートしたりする。そんなことが仕事につながるのかと思うかもしれないが、実際にTwitterで決まった案件もあるので、こればっかりは地

          誰もいない部屋で。

          義理がある。

          そういえば、そろそろバレンタインが近い。毎年この時期は考えることが増えるので、少しだけ憂鬱だ。 なんで女に生まれたんだろう。男になりたいと思ったことはないけど、なんで自分が女に生まれたのかは、最近よく考えている。 そのとき仕事をしていれば、義理チョコをどうするか女同士で相談しなければならない。私はそういう話し合いが苦手だ。だから、勝手に手作りクッキーを配ることにしていた。同じ部署に働く人なら、男女全員に渡す。 それくらいのことをして当然だと思っているし、お菓子を手作りす

          義理がある。

          夕鶴。

          夕焼けが綺麗だと、つい写真に撮ってしまう。狙って撮れるものでもないから、それは運とタイミング次第だ。 今回は夕鶴の話をしようと思ったのだけど、ふと「あれ?夕鶴って他になんて言うんだっけ?」と、タイトルをド忘れしてしまった。 子供の頃に絵本かなにかで読んだことがあるのは、鶴の恩返しだ。そのお話のことを夕鶴とも言う。細かいことはよく知らないけど、いつの間にか夕鶴と言う回数の方が多くなって、鶴の恩返しのほうを忘れてしまったようだ。 この話に最初に出会ったのは、小学校のときの学

          そこにいるからこそ。

          1年以上も継続して受けていたサイトの仕事が、9月くらいから減り始めていた。膨大な量のキーワードをライター全員で共有していたため、日に日に新規のキーワードがなくなっていくのがはっきりと目に見えてわかった。そのことに気が付いていたのに、新規サイトが始まるタイミングや、YouTubeのシナリオを募集するタイミングなどで声をかけ続けてくれたことから、まだ大丈夫という気持ちの甘えが出てしまった。 結果的に、10月末に最後に受けた記事を納品したあとに届いた校閲とフィードバックを持って、

          そこにいるからこそ。

          想いの反対側で。

          最近、浮気についてリサーチする機会が多い。 女性向けのキュレーションサイトを見ればわかることだが、世の中の女子たちは浮気についての心配ばかりしているのだ。浮気疑いの状態がほとんどだと思う。私はその疑いの目を向けるきっかけになった出来事をたくさん調べて、また新たな記事にして発信する。 きっと本当の意味での発信はできていないだろう。数えきれないほどある浮気についての記事の中にある1つに過ぎないから。それでも、書くことで稼ぐのは楽しい。 いつものように友人と話していて気付いた

          想いの反対側で。

          一緒に

          子供のころは、大人がなぜあんなにお酒を飲みたがるのか、よくわからなかった。誰かと一緒に飲みたいのなら、オレンジジュースでも、コーラでもいいのに、アルコールがいいと言う。 小学生のときに知り合ってから、今でも仲の良い人が何人かいる。いつも決まったメンバーで集まってしまうので、意外と2人きりでは話したことのない人が、どのグループにも必ず1人はいると思う。でも、そんな2人で話したことのない人は、そのグループの中でも幼稚園から中学校までずっと同じクラスだった。なんと趣味まで同じなの

          反転。

          高2で演劇部に入るまで、習い事でピアノ教室に通ったり、中学校3年間は吹奏楽部でトランペットを吹いていた。 ところで、なんで吹く楽器だけ「やっていた」ではなく「吹いていた」と言いたくなるんだろう?ピアノ弾いてたんだよねーとは言わないのに。不思議だ。 ピアノと英会話は親が決めた習い事で、私本人にやりたいかどうかの確認はあったと思うけど、やりたくないとはっきり言えるほどその習い事について知らないので、説得されて通い始めた記憶がある。どちらも小学校入学前から始めて、ピアノは演劇部

          期限つき。

          「人生30まではお遊び。」 19歳の頃、ある劇団の演出家にそう言われた。 学内の公演がその年の12月にあり、次の年の1月にある外部の劇団の公演と掛け持ちしていたことがあった。この学内の公演は、私が普段活動していた劇団とはまた別で、大学に演劇の学科があったのでその人たちとの合同だった。 放課後になると、授業料を払って演技について学んでいる人たちはバイトに勤しみ、自分たちの意思で劇団に入った私たちはいろんな稽古をしていた。公演数が少ないからやることがなくて、廊下を走ったりし

          期限つき。

          物の怪の類。

          大学生のとき、学内劇団に所属していた。 私たちはそう自称していたが、所謂演劇サークルだ。ダンスが専門の人、演劇が専門の人、どちらも好きな人、いろいろだった。 その中でも、やっぱり宝塚と劇団四季の話は外せない。普通に10人集まったところでその中に四季の会の会員は私しかいない。 だけどここでは、10人いたらその内2人が劇団四季、4人が宝塚、2人がキャラメルボックス、のこり2人がその他…といったところだろう。 ちなみにその他2人はなにも観ていないのではなく、興味を引かれればな

          物の怪の類。

          手を伸ばした、ほんのちょっと先。

          誰しも理想はあると思う。 もう少し給料が高かったら、あと1日でいいから休みが多ければ、もっとやりがいのある仕事ができたら。 理想が叶えば、現実になってしまうのに。 永遠という言葉がある。 では何が永遠に続いてきたのか。 愛だって、お金だって、明日がくることさえも、永遠ではない。時間だけが永遠なのかもしれない。

          手を伸ばした、ほんのちょっと先。

          祈る。

          ほぼ毎日、あつまれどうぶつの森をコツコツやっている。無人島に移住して島民を増やし、果物や魚を売って、稼いだお金で家を増築したり、洋服や家具を買ったりする。 家具を配置するときには無意識に設定も決めてしまっている。 ここはカフェ、こっちはリゾート風、あっちは遊園地…もうキリがない。 ずっと誰にも邪魔されない無人島ごっこをしているようで本当に楽しい。 たまに他の方の島にも伺うのだが、どの方の島も素晴らしいのだ。綺麗に区画整理され、住宅街と称して島民の自宅を1か所にまとめる。 そ