京都暮らしの備忘録vol.1「朝の空気を纏う京都の街」
京都にプチ定住をして早1週間。こんな感じだとあっという間に2ヶ月過ぎてしまいそうでこわい。ので、ちゃんと感じていること、気づきを備忘録として書いていきたい。
この1週間で感じたことは、朝の空気を纏う京都の街って良いよね~~ということと、属するコミュニティが変わったことについて、かな。
朝の空気を纏う京都の街が好き
京都に来てからというものの、仕事がたっぷりとたまっていて全然遊びにいっていないしずっと休めていない。
けれど、なんとしてでも死守したい時間が、私にはある。
それは、朝の散歩時間。だいたい5時~5時半頃に起きて(もちろん寝坊する日もある)、まだ人の少ない、お店も開いていない静かな京都の街をふらふらとただよう時間が、忙しないいまの私の1番の救いになっている。
朝5時半。散歩のルートはその日の気分で決める。鴨川をずっとひたすらにまっすぐ歩いて行くときもあれば、お寺に行ったり神社に参拝したりしながら歩くこともある。
鴨川を歩いていると、なぜか心が軽やかになる。そしていつも、おおらかな自由さ、という言葉を浮かべる。走っている人も、歩いている人も、犬の散歩をしている人も、座って喋っているカップルも、二日酔いで潰れている人も、なんだか平等に自由だ。そんな自由さを感じられると、心がスッと軽くなるのだと思う。なんてことを考えながらひたすらに歩いてゆく。
あとは、最近のお気に入りは清水寺に立ち寄ること。朝の清水寺は、日中の人の多さだとか活気だとかをすべて無視していて、静かで、でも存在感があって。
とくに、ここから眺める京都市内の街並みが好き。朝の空気感、まだ動き始めていない街、そんなものを少し高い位置から眺めてみる。
清水寺から高台寺、八坂神社へと伸びる道も好き。毎日がどんよりとした曇り空だけれど、なおさら町家のしっとりとした雰囲気が感じられて、とてもいい。
日中であれば人の多さに圧倒される。けれど、朝のこの特別な空気感を味わえるのは、早起きをした者の特権だ。毎朝どこかしらの神社にお参りをして、1日の平穏を祈る、ことも習慣にしている。
あとは、この季節であれば紫陽花を愛でるのもいい。私の大好きなお寺のひとつに智積院があるのだけれど、この時期に訪れると境内の裏にびっしりと紫陽花が咲き誇って、とってもきれい。
いろんな種類、いろんな色合い、グラデーションのものがあって、本当に見ていて飽きない。夢中でシャッターを切って、写真を見返しては「なんてかわいいんだろう」とうっとりしてしまう。私は間違いなくいろんな花があるなかで、紫陽花が1番好きだと思う。
たとえ日々が忙しくても、朝の散歩する時間で感じる気持ちだったりあの空気感を味わえる心地よさだったりは忘れたくない。
属するコミュニティをずらすこと
私は京都でプチ定住をするまでは、多拠点生活のプラットフォームADDressで、日本中を旅する暮らしをしていた。ADDressで出会う人たちは本当に素敵な価値観をもっていて、考え方や人柄に触れることで私自身も救われることがたくさんあった。
そして、今はADDressを休会して京都暮らしをしている。ADDressのコミュニティから離れてしまったのは少し寂しいけれど、京都に来たらまた少し違うコミュニティに出会って、新たな出会いがあった。
京都では、ゲストハウスにマンスリー契約で滞在しているので、そこで働くスタッフの方、同じく長期滞在してる方、1泊だけのゲストさん、コワーキングスペースの会員さん、私の住んでいる家の1階に住む大家さんなど、関わる人が一気に増えた。
属するコミュニティを少しずらすだけで、関わる人がガラッと変わるのは、面白い。また新しい考え方とか生き方とかに出会えるから。
個人的には定住したあかつきには、行きつけのお店が欲しいなあと思っている。コーヒー屋さんでもいいし、飲み屋さんでもいいし、本屋さんでもいいし。「好き」から派生するコミュニティに憧れたりする。自分にとって心地いい居場所づくりを楽しみたいね。
というわけで、1週間目の京都暮らし。来週こそは1日休みの日を作って、ゆっくり京都の街を練り歩きたいな。
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