Traveling Alone Diaries #8
(モロッコ / 青い街シャフシャウエン編)以前モロッコ・サハラ砂漠についての記事を投稿したが、モロッコの魅力というのはあと5つ記事をかけるくらいあるので、砂漠ツアーの後に行った日帰りシェフシャウエンツアーの様子を記録したいと思う。
↑モロッコ・サハラ砂漠の記事はこちら
シェフシャウエンはモロッコ北部・リーフ山地の中腹に位置する街で、スペインに比較的近い位置にある。
ここまではフェズという街からバスで4時間程。乗車賃は1000円もしないが、車内環境が劣悪。日本の遠足に行く時に乗っていた昔の古いバスのような、薄暗いバスで、窓も拭かれておらず汚すぎて白いゴミ?とか色々ついていてそれを見ただけでバス酔いしてしまうかのような本当にキッツい旅だった。
街は古くからある旧市街と、新しく作られた新市街とで別れている。バス停は新市街にありついた時にはなんの特徴もない風景。
青い建物は見えても、周りは普通の建物が立ち並ぶ。
中に入ると一面青!天気の悪さも関係なく青。
この青は、昔スペインの支配から逃れてきたユダヤ人かこの地に住み着いた時に染められたことが始まり(と言われている)。青はユダヤ人にとって、神聖な色だそう。
シェフシャウエンだけでなく、モロッコの街には人懐っこい猫がありとあらゆる場所にいるので、猫好きにはたまらない場所だと思う。
出会う猫全部に「みーちゃん」と名付けて呼んでた
雨上がり。やっぱりどこかヨーロッパの雰囲気を感じることができる。
旧市街は迷路のようになっていて、今自分がどこにいるのか全くわからなくなるが、道標が様々な場所にあるので、簡単に広場に戻ることができる。
少し残念なことがあった。人がいない場所で記念撮影をしていた時、日本人の団体観光客が通りかかった。私たちが退こうとした時に、「ほんと邪魔!馬鹿なんじゃないの!?」と大きな声で言われたこと。向こうは私たちを、韓国人か中国人に思ったのかもしれない。私が、「なんて言いました?」と聞き返すとびっくりした表情で黙り込んでしまった。確かに邪魔だったかもしれないけれど、そんな言い方する必要ないし、人としてどうかと思う。海外に来て、しかも団体だったので気が大きくなってしまったのか、なんなのか。今となってはネタにさせてもらってるのでなんとも思わないけれど、自分も気をつけよう。
シャフシャウエンではスノードームと、ここで買う必要ある!?なボブマーリーとチェゲバラのステッカーを買った。お土産屋さんのお兄ちゃんたちは本当に女の子が好きでもはや面白い。
帰るときにはまた同じバスに乗るので席を選べるように早めにバス停に行き、比較的綺麗なシートを確保できた。
前に座っていたモロッコに住んでいるアジア系の男性が日本語で話しかけてきてくれたので、休憩タイムの時には助かった。心強い。夜になり暗くなっていたので外はあまり見れなかったが、カフェでは男性たちがわいわいやっている。お酒を飲んでいるのではなく、コーヒーやミントティーを飲んでいるのだそう。そして、宗教上の理由で女性の姿は1人もいないことに驚いた。日本じゃ考えられない。
イスラムの文化にたくさん触れることができ、もっと知りたいと思わせてくれる旅だった。この街と関係する、ユダヤの文化にも興味を持ったので、いつかイスラエルに行ってみたい。