きむら@小さな町の小さな図書室

北海道の海と山に囲まれた「小さな町の小さな図書室」。ここを "つながる場" とすることがミッションの地域おこし協力隊です。住みよい町をつくることができる社会教育や図書室のおもしろさ、工夫や実例をシェアしていきます。記事の最後にはオススメ本を紹介します。📚

きむら@小さな町の小さな図書室

北海道の海と山に囲まれた「小さな町の小さな図書室」。ここを "つながる場" とすることがミッションの地域おこし協力隊です。住みよい町をつくることができる社会教育や図書室のおもしろさ、工夫や実例をシェアしていきます。記事の最後にはオススメ本を紹介します。📚

マガジン

  • 胆振の社会教育マガジン『tanebi』

    • 5本

    北海道の胆振(いぶり)というエリアで、“社会教育“という仕事に携わる公務員たちが、プライベートな時間を使って、自分のまちや社会教育についての思いや活動を発信し、アーカイブしておくためのマガジンです。  マガジン名『tanebi』は、「一人ひとりの小さなアイデアが、他の誰かのアイデアのきっかけ=“種火”になってほしい」との思いを込めて名付けました。 ※各記事は、各執筆者個人の考えであり、所属する組織の考えではありません。

最近の記事

[ 地域おこし協力隊 × 図書室 ] ボードゲームでまちづくり

公共サービスが豊かな時代 “ボードゲームカフェ“が流行ったのはいつだったでしょう?しかし今またボドゲがアツい気がしています。それか、実は局所的に流行り続けているんだと私は思います。 図書館界隈では、数年前からボードゲームを活用するところが出始めたようです。じわじわと増えているようで、今では図書館の備品販売会社が、ボードゲームまで販売しています。 「図書館=調べもの・静かな場所」の一般的なイメージから考えると、すごいことだなぁと思います。 現代の図書館はただ本を読む場所

    • [番外編]: 何歳でも学び直そう。  北欧の全寮制学校フォルケホイスコーレとは。

      〜北欧に存在する全寮制の教育機関 “フォルケホイスコーレ“について。人との対話から己を知ること、いつだって何歳だって学び直す機会は得られること、時間のゆとりが新たな思考を生むこと、そんなことを伝えたい記事〜 こんにちは。 小さな町で小さな図書室を運営している地域おこし協力隊です。 図書室に来る前、10か月ちょっとを北欧の国々で暮らしました。 (ここに辿り着くまでの簡略ストーリーはこちらに↓) なぜ北欧?と必ず聞かれますが 日本の問題点について会話がなされるとき いつも現れ

      • [ 地域おこし協力隊 × 図書室 ] 1年レポート

        ー全国の図書館でのまちづくり活動に励む方々に実例をシェアしたい。1年間でやったこと、結果、これからやる予定のことー こんにちは。 小さな町の小さな図書室のきむらです。 今日はまた、レポートなので長いです! 4月、地域おこし協力隊の2年目が始まりましたが 半年レポートを書いて、1年レポートはまだでしたので 令和3年度の振り返りから始めます。 半年レポートでは、 4月に着任してから、「人をつなぐ町のコミュニティ拠点」となるべく 図書室でやってきたことがたくさんありました。

        • 地域と学校 読み聞かせが生んだ繋がり

          ー小学生が"地域の人"と関わる大切さはよく説かれているが、具体的にはどうやって?。読み聞かせを通じて大切な繋がりが生まれていたお話。 こんにちは、 地域おこし協力隊で図書室にいるきむらです。 図書室につきものなもののひとつ、"読み聞かせ"。 自分たちが読み聞かせの時間を提供することもあれば 学校で読み聞かせボランティアをしている方々と 知り合ったり、絵本を一緒に探したり。 もうすぐ90歳になる図書室の常連さんは、 12年もの間、小学校で読み聞かせを行っていた。 当時

        マガジン

        • 胆振の社会教育マガジン『tanebi』
          5本

        記事

          [番外編] ほっかいどうチャレンジピッチを視聴して

          ーnoteってこういう使い方もアリでしょうか。町づくりや起業に関するトークイベントを視聴しての、メモをとった"ノート"のような、自分への忘備録。ー 今日、「オールほっかいどうチャレンジピッチ」 という道庁主催の、地域で熱く活動している人たちの オンラインミーティングがありました。 私は業務の合間に視聴だけで参加したのですが、 アウトプットしないと忘れてしまうので noteにて整理/シェアしたいと思った、 という記事、というか本当にただのメモです! ※ 後日YouTube配

          [番外編] ほっかいどうチャレンジピッチを視聴して

          “地域おこし協力隊“という名前が嫌いだった。

          ー協力隊を最大限に活かすには?ー 地方移住に興味があるけど協力隊ってなぁ…と思っている方、協力隊を受け入れたいけど色々と心配事がある自治体の方、に届くと嬉しいなと思って書きました。🖊 こんにちは。 地域おこし協力隊として 小さな町の教育委員会、社会教育係に所属し、 主に図書室の運営をしています、きむらです。  (私がココに辿り着くまでについては、 こちらご参照ください💁‍♀️↓) (図書室でどんな活動をしているのかはこちらをぜひ↓) 今回は「地域おこし協力隊」について

          “地域おこし協力隊“という名前が嫌いだった。

          [地域おこし協力隊 × 図書室] 仕事が増えてしまうボランティア??

          ー図書室を「人がつながる場」にするというミッションに日々挑戦、「図書室ボランティア」を募集してみた話。試運転を経て、今後に向けた私の頭の中整理をシェアします。ー 図書室ボランティアを募集してみたら 「お手伝いする!!!」 と元気いっぱい図書室に来てくれる子、 「何してんのーうちもやりたいー」 と本に熱中していたはずが 友達につられてボランティア活動に加わる子、 そんなボランティアさん達が働いてるのを ニコニコしながらジ〜っと見つめ、 自分からは決して言い出さないのだけど

          [地域おこし協力隊 × 図書室] 仕事が増えてしまうボランティア??

          [地域おこし協力隊✕図書室] 施設運営で考えること。踏み込みやすいか、顔を覗かせやすいか。

          ー 私の管理する施設は、一見さんは入って来やすいだろうか。扉を開けておいてみたら? 人が繋がる場を作るための工夫はほんのちょっとしたことから。ー こんにちは。 北海道で小さな町の小さな図書室を運営している、地域おこし協力隊です。 地域おこし協力隊になるまでのお話はこちらをご覧ください。💁‍♀️ 図書室をまちづくりの場にできるように、トライ&エラーの日々を送っている。今日書くのは、その様々な取り組みたちの中で私がやってみて良かったと思っている“一番小さい取り組み“について。

          [地域おこし協力隊✕図書室] 施設運営で考えること。踏み込みやすいか、顔を覗かせやすいか。

          [地域おこし協力隊 × 図書室]小さな町の繋がりづくりに "図書室" は活用しやすい!

          ー小さな町の小さな図書室は、まちづくり・繋がりづくりに最適な交わりの場!さらには図書室整備で移住者増も?!ー 「地域おこし協力隊で図書室???」と町のみんなも思ったと思います。なんせ私もその1人です。 協力隊って観光とか農業とかやる人だと思っていました。 のちに、小さな図書室がどういうものかわかってくると「図書室に協力隊を置こうと思った担当者はなんてやり手なんだ!!!」と感服することとなります。 (こども達が秋の飾りを作ったり拾ったりして来てくれて、図書室はすっかり秋

          [地域おこし協力隊 × 図書室]小さな町の繋がりづくりに "図書室" は活用しやすい!

          [地域おこし協力隊 × 図書室]“コラボ“ でイベントの効果を上げる

          ーイベントするならコラボがお得だ!地域おこし協力隊の、繋がりや交わりを増やしていく、地域のイベント参戦についてー 小さな町の小さな図書室にいるきむらです🌞 先日、町のマルシェ(ファーマーズマーケット、青空市場のようなもの)に出展してきました。図書室でマルシェ?と思いますが…… どうしても出てしまう除籍本を捨てるのは本当に心苦しく、なるべく再利用いただきたいので、町内町外に持ち歩いてイベントにお邪魔しては古本市を開き、古本無償配布を行っています。 今回はもう1人の別職種の

          [地域おこし協力隊 × 図書室]“コラボ“ でイベントの効果を上げる

          [番外編] キラッキラ大都会から縁もゆかりもない田舎に移住するまで

          ー思い切って仕事を辞め、北欧で暮らしていろんなことを学び、コロナ時代に田舎に住む選択をした話。ー わたしはnoteやブログ等を読むと必ず 「この人はどういう人なんだろ?」と気になるので 移住してからよく聞かれる質問 「なんで都会からこんな田舎に来たの?」 「なんで地域おこし協力隊なったの?」 「司書持ってるの?今まで本の仕事してたの?」 の答えとして、私のこれまでの半生を書いてみようと思います。 (今現在どんな活動をしているのか、気になっていただけた方はこちらもぜひ↓)

          [番外編] キラッキラ大都会から縁もゆかりもない田舎に移住するまで

          [地域おこし協力隊 × 図書室]たった半年で何ができるか

          ー図書室の地域おこし協力隊って何してるの?図書室・図書館を町づくりと絡めてできること。 #小さな町の小さな図書室 ー 2021年4月に地域おこし協力隊に就任し、社会教育と図書室運営に携わりはじめて、早半年。(気分的にはもう2年くらい経った気がしてます…生き急いでいる😂。) ここに辿り着くまでの経緯はこちら💁🏻‍♀️ 図書館に勤める地域おこし協力隊も増えているように見えます。どこかで参考になるかは分かりませんが、自分の記録も兼ねて半年間で実現できたことをレポートしたいと思

          [地域おこし協力隊 × 図書室]たった半年で何ができるか

          [番外編] はじめに。私はずっとnoteを避けていました。

          ー長い間noteに手をつけられなかった私が始められたワケ。このnoteの指標、これから私がシェアする内容についてー はじめまして。北海道の小さな町で、小さな図書室を運営している者です。 「ご縁があって」なんてよく聞きますが、本当にその言葉まま、縁もゆかりもない田舎の町に移住して、今までやったこともない図書室の仕事をしています。 自分でも、何故こんな田舎のこんな小さい図書室に?!と思うことがよくあります。ここにたどり着くまでの経緯についてはこちらで👇 さて、これからno

          [番外編] はじめに。私はずっとnoteを避けていました。