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経営資源として「ヒト」を大切にしていますか?

こんにちは!海咲瑠璃です♪

はじめに

会社の経営のために最も重要な経営資源は主に3つあり、それは「ヒト」「モノ」「カネ」であると言われています。最近ではそれに加えて「情報」や「時間」を含んで経営資源と呼ぶこともあります。

経営資源はどれも企業にとっては欠かせないものであることには間違いがないのですが、中には「ヒト」を軽視してしまう企業もあるのではないでしょうか。

いくつかの経営資源の中で「ヒト=労働力」が最も重要だとされる理由を解説します。

利益や商品は従業員のアイデアから生まれる

会社の利益=カネとなる商品やサービス=モノは、従業員のアイデアから生まれるものですよね。つまり、企業が成長するために必要な要素として、労働者の質が問われることになります。

しかし、動かすことのできる資本が少ない企業は労働者の雇用を重視せず、厳しい状況でも働いてくれる人を探してギリギリの人数で事業活動を行ったり、下からのアイデアを軽視することも少なくありません。これは企業にとっても利益を伸ばすチャンスを逃すような、非常にもったいないことなのです。

新卒や若い人、他の会社でキャリアを積んできた人の提案には新しい視点が含まれていて、企業にとっても新しい価値を生み出すチャンスとなります。したがって、上司が単独で「できない」と決めるのではなく、この投資は本当に必要なのかということをチームで話し合うことが大切です。

従業員のアイデアによって成長した企業は動かすことができる資金が増え、これからヒットする新商品を作るきっかけが生まれるかもしれません。もちろん、会社を成長させたり従業員に還元してモチベーションをアップさせるなど、投資の幅も広がります。

従業員が定着しない企業の特徴

それでは、従業員が定着しない企業とはどのような会社なのでしょうか。具体的に4つのポイントを追ってみましょう。

①仕事内容と待遇が合わない会社

感情のある経営資源であるヒトは、仕事内容と待遇が見合わないと感じると不満の感情が湧いてきます。例えば、給料が他の会社と比較して安かったり、休日が平均よりも少なかったり、有給も少ないと従業員は離れていってしまうかもしれません。

このようなミスマッチは面接で防ぐことができるので、面接では待遇面の本音を伝えて企業側も従業員が長く働いてくれるような環境を整えましょう。

②プライベートが確保できない会社

給与面では問題なかったとしても、忙しくて従業員が自分の時間を確保できないような会社も従業員の定着率が悪い傾向にあります。残業が多かったり休日も仕事の電話やメールでお客様対応に追われるような会社は、プライベートが確保しにくく敬遠されてしまう恐れがあります。

③人間関係が悪い会社

仕事では上司や同僚、お客様など様々な人と関わります。チームでひとつの案件に携わるような仕事も多いため、人間関係は良好な方がお互いの意見も提案しやすくなります。

人間関係が悪い職場は定着率が悪いだけでなく、社員がストレスから体調を崩したりメンタルでの不調を抱えるようになります。そのような社員は頭が働かなくなり、仕事でも作業効率が落ちたりケアレスミスが増える可能性があります。

管理者は会社や部署の雰囲気や社員同士の関係性を注意深く観察し、そういった悩みを抱える従業員のために上司や先輩に相談しやすい雰囲気づくりをしていくことが大切です。

④成長のない会社

従業員の多くは仕事を通して成長したいと考えていて、同じことを淡々と繰り返す仕事ではモチベーションが下がってしまう人も少なくありません。管理者は従業員が今後どのようなキャリアを描いていきたいのかをヒアリングし、やりがいを持って働いてもらうための場所を用意するようにしてください。

新しい仕事や大きな仕事を任せてもらえない従業員の中には、「この会社での仕事はやりきった」と思い、退職してしまうケースもあります。

良い人材を手放してしまうことは会社にとっての大きな損失でもあります。今後もやりがいを持って働いてもらうために、その従業員に合った道筋を示したり良い意見はどんどん反映させることが会社の成長のためには必要不可欠です。

おわりに

ヒトという経営資源は代わりがいるようであって、実は誰を採用したかによって今後の会社のあり方や企業イメージを左右するほどの変化を与えるものだと言えます。

会社や部署をひとつのチームとして考えて一人一人に権限を与えることで、従業員は会社から大切にされていると感じます。

企業はただの労働力としてヒトを採用するのではなく、重要な経営資源として捉えるとともにチームの関係も良好で働きやすい環境であり続けるような努力を積み重ねていってください。

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