マインドフルに絵画を見る
先日、友人と福岡市美術館で開催中のゴッホ展に行ってきた。
個人的には、私は印象派のルノワールとシュールリアリズムのマグリットが好きだ。
でもやはり、『種蒔く人』や『夜のプロヴァンスの田舎道』などの名画や時折混ざっているルノワールなどには足を止めてみる。
なんとなくそそくさと会場を後にして、グッズ売り場のデザインのセンスの良さを褒めたりする。
先程、インスタを見ていたらゴッホ展の広告が上がってきていたので開いてみる。
そうそう、気になっていたことがあったのだ。
今回のゴッホ展の副題はゴッホ展『響き合う魂 ヘレーネとフィンセント』
(フィンセントはフィンセント・ファン・ゴッホのこと)
そして、270点ものゴッホの作品を所有するヘレーネたる人は何者なのか・・・
美術館に入ると、説明があったのだけどもきちんと読まずに過ぎていたので。
以下、Wikipediaより。
『彼女は、ドイツのエッセンにあるエッセンホルスト で、ヘレーネ・エマ・ローラ・ジュリアン・ミュラーとして裕福な実業家の家族に生まれました。彼女の父、ヴィルヘルムミュラーはWmを所有していました。
鉱業および鉄鋼業界への原材料の繁栄しているサプライヤー。彼女は、1888年にオランダの海運業と鉱業の大物、フリーメーソンのアントンクレラーと結婚し、オランダの伝統に従って両方の名前を使用しました。
彼女は1906年から1907年にヘンクブレマーに師事しました。彼女は当時オランダで最も裕福な女性の一人だったので、ブレマーは彼女にアートコレクションを作ることを勧めました。1907年、彼女はPaulGabriëlの「TraininaLandscape 」の絵画からコレクションを始めました。その後、ヘレーネクレラーミュラーは熱心なアートコレクターになり、フィンセントファンゴッホの天才を最初に認識した人の一人になりました。彼女は最終的に、アムステルダムのゴッホ美術館に次ぐ、世界最大の芸術家の作品のコレクションの1つである、90点以上のゴッホ絵画と185点のドローイングを集めました。』
なるほど〜美術館の入口にあった彼女の購入した作品の総額金額で、一体何者なんだろうと思っていたけれども、もともと裕福なお嬢様だったのね。
もしかしたら、当時、絵をコレクションすることは、お金持ちの道楽って思われていたかもしれないけど、ビジネス的な投資という味方もできるし・・・
だって彼女が、ゴッホ集めてなければ、この絵たちに会えていなかっただろうし。
そして、裕福な彼女なりのお金の使い方は、今もなお受け継がれている。
最近お金を稼ぐ意味を考えているから、こんなことまで考えてしまった。
それとね、下にリンクをはってるんだけれども、このゴッホ展が開かれるまでの道のりをYoutube見ていて、クロネコヤマトの人が絵を運んでいたのだけれどもその人「絵画が好き」だから絵画に関わる運送をしているんだって!
絵が好き!で選ぶ仕事はこんなこともあるんだ!
ただでさえ劣化の激しい油絵をいい状態で保存してくれている学芸員さんもいて・・・
マインドフルイーティングでは、その食べ物のたどってきた道を感じたりするのだけれども、まさにそれで、そういう風にゴッホの絵が私達の目の前にある奇跡・・・感謝でしかない。
そんなことを感じました。
ゴッホ展の福岡開催は、2月13日(日)までです。
みなさんもヘレーネのゴッホへの思いをぜひ感じてみてください。