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演じるのは俳優にしかできないこと?

合同会社Boosterの三坂です。

ひとりで演じるためのモノローグという企画を考えてみました。

どうしてこれを思いついたんだろう?ということについて、いろいろ考えてみています。
他の記事は、以下のマガジンにまとめています。

ひとりで演じるためのモノローグは、俳優じゃない人に演じる機会を提供し、演劇を使って悲しさに寄り添うために、

俳優でない人が自分一人で「演じる」をやってみる

というものです。
ここでの「俳優」は「人に見せるために演じることを習慣的にする人」を指します。

俳優でない人が自分一人で「演じる」をやってみる

誰かに見せたり、動画に撮ってアップしたりしないといけない?と思う人もいるかもしれませんが、その必要はありません。
演じることで自分の内面と向き合ってほしいので、むしろ、人に見せることは目的としない方がいいです。
鼻歌を歌ったり、スキップしたりするくらいの気軽さでやってみてほしいです。5秒だけ演じてみるとかで十分です。

「演じる」って何したらいいのよ

「演じる」って難しいんじゃない?人に見せないといってもハードルが高いわ・・・と感じるかもしれませんが、全然そんなことありません。
演劇を見たりやったりしたことがない場合、「演じる」というとセリフを上手に言うことを想像する人が多いのではないかなと思うのですが、セリフを言うだけが演じることではありません。個人的には、どちらかというとセリフを言ってないときの方が演じてるんじゃないかなと思います。
簡単に言ってみると「『もし私が●●だったら』と仮定して存在してみる」というのが演じることなのではないかなと思います。
なので、5秒だけ演じるなら、台本(テキスト)がなくてもいけます。
周りに誰もいないようだったら、試しに、「もし私が満腹でお腹パンパンの人だったら」と5秒だけ演じてみてください。


たぶんできたと思います。


あとは応用なので、好きなセリフを口に出して言ってみたり頭の中で言ってみたり、何かの台本を演じてみたり、他の『もし私が●●だったら』を考えて演じてみたり、とお好きにどうぞ。

演じることができれば俳優なのか

「演じる」のは誰にでもできますが、演じることができるからといって、「今日から俳優だ!」とはなりません。
まず、「演じる」状態を長時間キープするのが大変なのですが、それだけでなく、「演じる」ことと「人に見せるために演じる」ことには、難易度にかなりの差があります。さらにそれを習慣的におこなうのはめっちゃ大変です。

演じる<<<長時間演じる<<<<<<<<<<<知ってる人に見せるために演じる<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<知らない人に見せるために演じる

くらいの感じかな~と思います。「演じる」だけなら俳優じゃなくてもできますが、「人に見せるために演じることを習慣的にする」ことができるのは俳優だけです。

なので、ちょっと演じるだけなら「俳優でない人」のままでいられます。
走る人=アスリートじゃないのと同じです。アスリートじゃなくても走っていいように、俳優じゃなくても演じていいのです。
安心して演じてみてください。

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