美冴レシピ4
18歳~19歳
ここからは成人色が強くなり俗な世界に進むことになる
私の中で、学業のけじめがつき女として何ができるかに向かう
勿論能力があればそこを伸ばし中身で勝負するが、限界があることをしる
どうやって女性であることを武器にのし上がれるかを考える
美容の仕事につくとき、私は身長が高いばかりでぽっちゃりして冴えない感じだった。しかし意識高い人たちの中で学ぶことで磨く事を覚えた
美容学校に通い始め、そこで招待講師に人相学者が来て受講をうけた
その時にいい顔の話になり彼は私を指さして「あなたはとってもいい顔をしてる」と褒めたてくれた。美人さんばかりの中で選ばれた
私はさえないけど素材はいいのかも!頑張ろう!って弾みをつけてくれたんだ
そののちダイエットも本気を出して2カ月で15キロ痩せて自信が高まる。見た目はいっぱしの都会のギャルだったが、やはり中身は幼く他人の影響をうけず独学のルールだけだったので冗談が通じなく遊ぶことは怖かった
突然誰かと打ち解けるなんて出来ない私は、ナンパなどは無理中の無理。紹介なども気が引ける。でも男性と知り合ってもいい年齢になったのでご縁を作る事も頑張ろう
学生生活で恋愛から逃げてたのも
男と付き合う→体を求められる→痛そう→子供が出来る→責任とれない→でもうむ→不幸
これのループを想像して唇を固く噛んだままだった。卒業に告白した彼とうまくいってたら最初は遠距離だし、体の関係もしなくていーかなwっていう気持ちだったので軽い気持ちだったし
そして初めて付き合ってエッチをした人と結婚すると決めていた
とにかく性に関しては頑固中の頑固の理想論主義者だった
美容学校と寮の行き来で出会いはなかったが、高校時代に作っておいたメル友が3人いて1人は栃木、1人は東京、1人は島根とそれが男性の練習台だった。島根はもちろん会わずに終わりいい友人のままフェイドアウト。栃木は、東京に来てくれて一緒に渋谷にいった。お互いにそこそこ気に入って、今度は彼のいる栃木に向かうことに。清いお付き合いだったけど、彼は公務員で、うちの親の仕事受け継げないし、地元から離れられないだろうなということでお別れに。そして最後に東京のメル友。外交官の父を持つという怪しげなふれこみだったし、写真もくれなかったので警戒しながら会うことに。最寄駅まで来た彼は夜の暗闇で良くわからなかったが、ごく普通に見えた。しばらく近くを散歩して少し明るいところで顔を見たら、蛇のようなアトピー肌で首はかさぶただらけで、血も滲んでいた。うわっとなってうつむいたら「照れてるの?可愛いね」となって背筋が凍った。その後手を繋いだけど、血が出てる所からなんか移るじゃないかと気が気じゃなかった
勝手な偏見だけど、東京生まれ東京住みの彼は、東京の水を飲みこんなにアレルギーになってしまったのだろうか。東京は長く住むところではない。怖い。と考えてしまうように。
その後会いたくなくて、なんとか話をそらしていながらも、寂しかったので電話は続けていた
ある夜中、寮を抜け出し電話をしてたら、急にハアハァ言いだしてウっ・・・
え?具合悪いの?電話きるね。ごめんね。
そういったら、「ううん、声聞いてたらちょっとあの。。笑。。」
ホント最高潮にきめえな思い出してもきめえ
当時はなんか怖くて電話を切ってもうかけることはなかったけど、思い返しても彼は私と普通の話をしながらしごいて果てたようだった
そんな事なんて、欲求不満のおじさんが誰にも相手にされずにしょうがなくする風俗ビジネスの世界だと思ってたから
同級生の18歳の彼がそんなことするなんてありえないと思った
(あのガサガサした手で弄ってたのか?)
想像力の豊かさが攻撃してきてトラウマになる
そういう事で
メル友という3つのツテも消滅し、私の出会いはなくなってしまった
そして、漫画を読んでた時
魔がさして怪しい広告に電話をして紛らわすようになった
ほとんどが自分よりかなり上だったので気持ち悪くなりすぐ電話を切るが
ある日一個上の大学生のC君と繫がる
年が近く、電車でいける距離だったので話が弾み合うことになった
これが私の初めての彼氏になる