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未来を見る力✨
今のお母さんには、未来を見る力が無いんだよ。
でも、楽しい、悲しいを感じる力はあるから、一瞬一瞬を生きているお母さんに、楽しいを増やしてあげて欲しい。
この言葉は、2022年12月2日に亡くなった父からの、亡くなったあとに私に届けられたメッセージです。
私の友人に、ミディアムシップ(霊界通信)と言って、亡くなった人達と繋がって、メッセージを届ける仕事をしている方がいます。
私が、心から尊敬する目に見えない世界を扱うプロフェッショナルな方です。
去年のお盆明け、急に彼女のミディアムシップを受けたくなりました。
受けたくなった理由は、父のことではなかったのですが、今思えば、私にメッセージを伝えたかった父が、仕向けたのだと思います。
セッションが始まると、真っ先に父が登場!笑
お父さん、伝えたくて待ちわびてたよと言われました。
なんか待ちわびてた父を想像できて、思わず笑いながら泣きました。
父からは、
お母さんを一生懸命に介護してくれて本当に感謝していることと、冒頭のメッセージが伝えられました。
『未来を見る力が無い』
この言葉を聞いたとき、そっかぁ!だからかぁ!と私の中にあった母に対する疑問が解けました!
それは、私が母の状態が改善して行くように、週5日のデイサービスとは別に、介護リハビリができる友人にお願いして毎週1回来てもらっていました。
そして私達は、母に、『もう少し自分で歩けるようになったら、◯◯へ遊びに行こうね。だからリハビリ頑張ろうね。』と、いつも楽しい未来を想像させながら、母のやる気スイッチを押すべく頑張っていたんです。
でも母の反応は、『わからない』、『できない』と、いつもマイナスの言葉が返ってくるばかり。。。
病気になる前の母は、75歳を過ぎても現役で仕事をし、とても前向きな人だったから、正直寂しく感じていました。
どうしたら前向きになってくれるんだろう。
そんな母に、私達は一生懸命に楽しい未来を見てもらおうとしてたんです。
そっかぁ、今の母には未来を見る力が無いのかぁ!!!
この言葉は私を、『期待する』というエゴから、一瞬で解放してくれました!!!
私達の勝手な母への期待。
それに応えてくれないもどかしさは、ストレスになっていたのです。
きっと母にとってもストレスだったことでしょう。
このとき、私の思考は、『母への期待を一切手放そう』と切り替りました。
その代わり、『楽しい時間を大切に過ごす』と。
父が言いました。
こちら側からは、お前達のことがよくわかるんだ。
頑張ってくれているお前達の気持ちも、未来を見る力を失ったお母さんの気持ちも。
だから、これを伝えたかったと。
私達、人間に与えられている『未来を見る力』は、絶望から這い上がる光にもなれば、不安を駆り立てる闇にもなる。
でも、未来を見る力が無い母は、『いまを生きる』しかない。
過去でも未来でもなく、『いまここ』にしか存在しない母は、実は1番幸せじゃないか!
高次脳機能障害になってしまった母だけど、母が『幸せ』なら良いのだと。
親が、生まれてくる我が子に幸せを願うように。
その願う幸せは、願う側のエゴではなく、本人が感じる幸せが『幸せ』なのだと。
この父との対話は、終わりが見えない介護生活に一筋の光を与え、『楽しむ』ことに全力でフォーカスするよう促してもらいました。
どんな環境の中でも、楽しむことはできる。
それが私達に与えられた本来の『未来を見る力』なのだと思います。
このときを境に、私の介護生活はどんどん楽になって行くのです。
To be continued💕