香港の教育から学ぶこと🇭🇰
最近授業で学んで、これは日本も見習うべきだって思った、香港の教育。
一国二制度とか、逃亡犯条例とか聞いてもピンとこない人でも、約1年前香港のデモが激化してたってことはニュースとかで見てると思います。
香港の歴史は話すと長くなるので今日は省略させて頂きます。
けど、デモの参加者見てて、何か思いませんか?
多くの人が若者なんです。私と同じくらいの、20代前後。
何で生きてきた年数は変わらないのに、彼らにはこんなに行動力があるの?
もちろん、表現の自由が奪われる、今後の自分の人生が変わる、って危機を感じたら、動くしかなかったっていうのも一理あると思う。
けどそれだけなの?
香港の中学には「通識教育」っていうのがあるらしい。
個人の発達と対人関係、香港の現在、現代中国、グローバリゼーション、公衆衛生、エネルギー・テクノロジーと環境
の6つが内容に含まれてる。
しかも、これは2009年から日本で言う大学受験の科目の1つになったらしいんだけど、どういう形式だと思いますか?
日本って基本マーク式のはず。
だけど、香港のこのテストはタイムリーな時勢を捉えた問題に対して生徒たちが自分の意見を記述する形式なんだそう。
つまり、社会の問題に対して何を思うかはその人の自由。重要なのはそれを自分の意見として根拠も含めて明確に示せるかってこと。
ここが日本との大きな違い。
日本は、みんなと一緒がいい。みんなと違うのって怖い。って人が多い気がする。実際に私もそうでした。
だけど、グローバルな問題にも、国内の問題にも、市民意識を持って、行動まで起こせなくても、まずは考えることが重要なんじゃないかなって思います。地球に生きてる限り、香港のことだって日本にとっても他人事じゃないんだから。
香港を見てわかるように、教育と社会って密接に関わってるんだよね。だから、今後の社会を作るのは、今の日本教育。
大学入試の形式を変えるだの、アクティブラーニングだの言ってるけど、それで本当に子どもたちは変わる?先生達の対応も追いつく?中途半端に政策だけ打ち出してあとは先生任せってやってたらいつまで経っても変わんない。
問題に関心を持って考えて、それに対する自分の意見をはっきりと示せる子どもを育てられる教育って何だろう。
そう考えた時に、この香港の「通識教育」に何かヒントがあるかもしれない。
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