土日でも動く?中東レートの窓開け
窓開けとは?
FX取引をしていると、だいたい月曜日に「窓」が見られることがあります。
窓とは、FXチャートの隣り合った2つのローソク足の間に大きな開きができ、まるで窓のような空間ができてしまうことをいます。
その空間のことを「窓」、英語では「ギャップ」といいます。
FXで窓ができると、元の為替レートに戻り、「窓を埋める」という動きを見せることがあります。
「窓埋め」は高確率で起きるため、窓埋めのトレードは勝率が高いと言われています。
土日にレートは動くの?
基本的にFXは、24時間取引できますが、土日は市場がお休みなので取引ができません。
土日明けの月曜日の早朝にチャートを見てみると、前週の終値から大きく為替レートが動き、「窓開け」が発生していることがあります。
この窓開けには、土日に相場が動く中東のバーレーン市場が大きく関係していて、中東イスラムでは、金曜日が祝日となり日曜日に市場が開いている場合があります。
取引量は少なく、取引されている通貨はポンド米ドルが多いです。
日曜日の午後二時までに大きな変動がなければ、値動きは少ないと言われていますが、週末に経済的に大きな変化が起こると窓開けしやすいので週明けの値動きには注意する必要があります。
窓開けチャートはチャンス!
買い値はウエリントン市場の価格が基準になります。
ウエリントンがまずオープンし、その後、月曜日の8時30分に経済指標が発表となり、東京市場が9時にはオープンします。
トレーダーが動くのが9時55分くらいからで仲値の発表時に動き出すので、取引量が増え、ドル円相場は円安ドル高に動く傾向があります。
取引を行うときに指値をきちんと入れておくことで、窓開けを行った場合でも不利な価格で約定することも少なくなります。
ポジションの持越しには十分な注意が必要です!
窓を利用したトレードの対処法
窓が思うように埋まらなかった時は、損切りラインを設定します。
窓は、1年以上閉まらない時もあるので、一定のラインを超えたら諦めてください。
また、あらかじめ損切りラインを設定して望むことで安心してトレードすることができます。
窓開けは、しっかりとした分析をもとに根拠をもってトレードをする人にとっては、非常に重要度の高いチャンスになりますが、安易な窓埋め理論に走ると、手痛い大損を経験する可能性があります。
そのため、安易な窓埋め理論には絶対に走らないようにしましょう。
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