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影絵上演会のご報告

昨年度末、25日は奈良市のゲストハウスOKUさんにて、30日は東京 代々木上原hakoさんにて、影絵上演会をさせていただきました。

お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

一人での上演は不安でしたが、舞台というのが、「場」に支えられて初めて成り立つということを学んだ2日間でした。「場」とは、お客さんと、その土地その空間の空気です。

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↑guest house OKUでの上演風景です。古民家畳の心地よい空間で、「まわるおはなし」を上演しました。砂を使って描く場面です。

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↑今回、両イベントとも、オリジナルとして「まわるお話」という作品を上演しました。食物連鎖から、命や時間、季節、形、がまわりまわり、めぐっていくこと、終わりとは?始まりとは?など、思いめぐらせながら画面は展開していきます。

音楽は、影絵の動きに合うようにピアノ曲を作り、レコーディングしたものを流しました。

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使う道具はOHP

懐かしのオーバーヘッドプロジェクタです。光が鏡台に反射し、大きく壁に影となって投影するあれですね。大人の方にとっては懐かしく、子供たちにとってはなんとなく新しい。

だから、OHPで映し出される世界は、どの世代の方にも受け入れていただけるものではないか・・・と、昔からの友人でアニメーション作家の佐藤美代ちゃんと結託し、フジコ・M・フジコとして2016年から始めた影絵上演ですが、今回は初めての一人舞台で本当に緊張しました。

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でもやっぱりお客さんが救ってくれました。

↑十返舎一九著「おつりき」という影絵絵本を引用して、シルエットクイズをしているところ。思った以上に、皆さん真剣に考えてくれてうれしかった。

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ミュージシャンの方の即興演奏に、影絵も即興で応えました。水の表情は予測不可能で大変おもしろい。水の動きに音が応じたり、その逆もあり、耳と目で会話しているような不思議な時間でした。

影に対して何か意味を見出したり、影を利用すること。

ずーとずーと昔から、人がやってきたことです。そもそも、私たちは影をみて、ものを判別しています。

探れば探るほど面白い影の世界。今年ももう一歩探っていきます。



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