変わりたかった。でも変われなかった②
母のがんを知って私が一番に考えたのは
地元の長野に帰るか東京に残るか。
父からは帰ってきてやって欲しいと懇願された。
もうほぼ就職も決まり、小さな頃から憧れてた
業界に身を置ける寸前だった。
保育園の頃から憧れ、上京し目前まで迫った夢を
簡単に手放せなかった。
悩み、病んで
残り少ない学生生活の中、私は学校に行かない日が
多くなった。
決断と先生学校に行かなくなる日が多くなった私には
唯一行っていた授業があって
プライベートレッスンという名前の
3人から4人の少人数の授業