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10連休を満喫する旅の記録 1日目

カレンダー通り10連休となったゴールデンウィークに、北海道と北東北をめぐる旅に出かけた。
最近海外や出張ついでの旅行が多かったため、しばらくぶりに長く国内旅行。日数としては最長かもしれない。
こんなに長く、ほぼ仕事も勉強もしないのも思い出せないくらい久しぶりで、楽しいだけじゃなくとてもリフレッシュできた。3か月に1回くらいあるといいな。
せっかくの旅行だし、これを口実に一眼レフを新調したから久しぶりに旅レポを書こうと思う。


本当はさくっとGWの翌々週くらいには書き終わるつもりだったのに、なんやかやと後回しにしてしまった(Macの容量がゼロになり写真を取り込めず苦戦したことも要因の一つ)。
6月頭ぐらいまでには記録をまとめたい。

14時 東京駅から出発

今回の旅のテーマは「食と建築」
そして裏テーマは「飛行機も新幹線も使わない」

というわけで、最初の目的地の北海道へはフェリーで向かう。
行きは商船三井フェリーの大洗〜苫小牧線。
まず大洗を目指すべく東京駅へ。
連休初日の東京駅は大きな荷物を持った人で混雑していたものの、特別に混んでいるほどでもなかった。

長距離移動の人が多いためかNEWDAYSにすら入店待ち列ができていたが、お目当ての弁当は並ばずに買うことができた。
twitterで見かけて以来食べたかった刷毛じょうゆ 海苔弁 山登り。販売エリア限定の金華さば塩焼きver。数ヶ月前にも購入を試みたが、全品売り切れのため心配していたものの、今回は無事入手。


最終目的地の大洗フェリーターミナルへは直通バスも通っているが、予約ができず先着制の上、満員だと乗れないのでリスクを避け電車を選択。
特急ひたち 東京駅ー水戸(指定席)1人3,820円。1時間強の距離はあっという間。
車窓はパッとしなかったので写真がないが、レポートを書くなら撮っておくべきだったと後悔。

15時 水戸駅で乗換

水戸到着後、鹿島臨海鉄道に乗り換え。
乗り換え時間には余裕があるはずが、特急ひたちが若干遅延していたためギリギリの乗車。1時間に3本程度なので、絶対乗りたいと急いだのだが、結論としてはまったく急ぐ必要ないくらい時間に余裕があった。
鹿島臨海鉄道とJRの乗り場は一体化していた。JRの乗車券は購入していたのについうっかり簡易Suica改札機にピッとしてしまった。結果JR水戸駅の入場記録が入ってしまい、後々困ることになる。こういった失敗は数限りなく犯しているのに、まったく学べない。
結局車掌さんから切符を購入できた。鹿島臨海鉄道はICカードに非対応だったのだ。

水戸駅から大洗駅までは15分足らず。田園地帯を通って到着。
事前知識としてあったが、今も大洗駅はガルパン押しの様相。町中にもガルパンスポットがあるようで、駅だけでなく町中にもポスターを見かけた。

大洗駅からフェリーターミナルまではタクシーで10分ほど。
時間があったので徒歩で向かう。

途中に太めの猫がいた。

16時 フェリーチェックイン

チェックイン手続きを先に済ませる。本当はもっとギリギリでもよかったのだが、大部屋なので先着順だと困ると思い早めに到着することに。
結果としては場所は選べず、自動発券された。同部屋は私たち以外も2人組だったが、遅く来た人たちも含めて並びセットになっていたので予め決められていたのだと思う。
そうならもっとギリギリに来ればよかった、と思ったのだが、函館ー青森間のフェリーにてその思いを改めることになる……。

2時間ほど暇になったので外をふらつくことに。
とは言え、徒歩圏内に選択肢はわずかしかない。
土産物店を覗いて、船着き場へ。
漁港としてはスケールが大きいらしい。土曜だからか、夕方だからか、非常に閑散としていた。
眼の前には明太子屋の工場兼店舗。冷凍していない明太子はうまい。
他に遊ぶ場所がないからなのか、店内は結構込み合っていた。
津波の被害を受けたようで、パネルも掲示。
東日本大震災を期に観光客が激減したようだが、10年近く経って持ち直しつつあるようだ。

18時 乗船

乗り物に強いわけではないが、水辺が好きで、小型のフェリーもボートも良く乗っているし、今まで酔った経験がなかったので完全に油断していた。
動き始めてしばらく。
なんだかぐらぐらする。もしや船酔い?
しばらくすれば慣れるであろうと、夕食へ向かう。

夕食は船内のレストランで。
メインが3種類から選べ、1セットあたり1,500円。
他にソーセージなどつまみもあったが、つまみのみの注文はNGの模様。
2、3回満席のアナウンスがあったし、1種類は売り切れだった。
乗船時間が夕食時なので、すぐに夕食を取ると落ち着いて食事ができるかもしれない。揺れないし。
ビールなどアルコール類は有料。ドリンクバーとソフトクリーム食べ放題がついて、ごはん、味噌汁、さらだと付け合わせ類は盛り放題なので大食漢でも満足できそう。

ただそもそも安くはないし、バリエーションも乏しい。
余裕があれば地上から持ち込んだ方がいいだろう。クーラーボックスまで持参している人たちも散見された。

22時 船酔いとの戦い

館内のスペースではバルーンショーが開かれていた。
船内には子供も多く、大盛り上がり。良いリアクションである。
しかしだいぶん具合の悪い私はチラ見してスルー。

気分を変えようと、ここでお風呂に入ってしまい、完全に敗北。
記憶に無いほど久しぶりに「吐き気がこみ上げてくる」経験をし、昼に食べた海苔弁までリバース。
吐くものがなくなっても吐き気が消えないので、かなり寒いが外で風にあたって小回復。アイスを食べて気持ちをリセットし、売店で酔い止めを購入。

時間を持て余すなあ、読書やゲームでもするかと思っていたけど、1ミリもそんな気持ちはわかず、ひたすら横になりときが過ぎるのを待つ。
幸い寝付きがいい方なので、なんとか寝逃げに成功。
激しく揺れたわけではなかったし、津軽海峡を渡る際は元気だったので、単にこのときのコンディションが最悪だったんだと思う。
自分でフェリーを選んだので耐えるしかない。

目が覚めたら酔いも覚めていてくれと願いながら眠りにつく初日であった。

2日目に続く。

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