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スピリチュアルという詐欺ビジネス

スピリチュアルがいまだに信じられているのか、と思うといたたまれない思いになります。

自分はそこに深く関わって裏側を見てしまったからこそ、スピリチュアルは人の善良な心につけ込む、巧妙な詐欺であり、ビジネスである事が分かりました。

そこから離れられたからこそ、今の幸せがあるのですが、まだまだ熱心にスピリチュアルを信じている人が後をたたないのだなぁと、とても辛い思いになります。

スピリチュアルカウンセラーに悩みを相談に行くと、カウンセラーは、この人は何を悩んでいて、何に弱くて、何に興味があって、とその人の弱みや趣味嗜好を握ります。

ある意味、カウンセラーは霊力を使わなくても心理的に人を操っていくのです。

わざわざそれなりのお金を払って、スピリチュアルカウンセラーの所に行くのですから、それぞれに悩みや不安や心配事があります。

それを優しく聞いてくれて

「頑張らなくていいのですよ、そのままのあなたで良いのですよ、もっと楽に生きて良いのですよ。」

と、一見とても柔らかな優しい愛の言葉で包んでくれるのですから、悩みを打ち明けた相談者は、話を聞いて分かってくれて、味方してくれる人がいた、自分を優しく気遣ってくれる人がいた、と安堵と嬉しさと、肩の力が抜けてほっと涙を流す人もいることでしょう。

心を慰めてくれることは、良いことだと思うのです。相談者も心が軽くなって前向きになれるかもしれません。

でも、悪いのはその後です。

この人は自分を信頼してくれたと感じたり、この人はいけるかもしれないと思うと様々なことで営業をします。

私の他にも、同じことをされた人が何人もいたのですが、急にそのカウンセラーから電話がかかってきて

「こんにちは、夢に出てきたのでちょっと気になって電話をしたけど、元気ですか?」

などと言ってきます。

こちらは霊能者の夢に自分が出てくるなんて、何かあるのかしら?と心配になったり、そういえばお世話になってからしばらく顔を出していなかったから、カウンセリングの予約でもとろうかしら?と

電話がかかってきた人たちは、ほぼ全員、特に悩みもなく過ごしていたのにも関わらず、その人のところに行くことになります。

「本当に夢に出てきたから、心配して電話をしてくれた優しい人ではないのですか?」

と思う方もいらっしゃるでしょうか。

いやいや、甘いです。それはただの営業電話で、罠です。

そして行ってみると、ほぼ世間話と、誰もが興味のある健康についての話をある意味一方的に話され、これを聞いてみようかな、と思っていたことは聞かずにあちらのペースで終わり、一万超える金額を払う、なんてことは日常茶飯事です。

それでも、その人を信じているときは、

「カウンセラーさんも元気そうだったし、良かった」

などと、まったくその人を疑うこともなく、呑気にいたのですから、今思うとなんて平和ボケしているのか、と思います…。


大したことがない時は良いですが、人の生死に関わることで、いい加減にカウンセリングした話を聞いた時は、本当に悪だ!と思いました。

ある方のお母様が脳梗塞で倒れ、心配でカウンセリングに行くと、

病院の先生はこれこれこう言っていました、と伝えると、まったく同じ言葉を霊からの言葉のように伝えて大丈夫、と言ったそうです。

しかし、数日後お母様は亡くなってしまいました。

その後、そのカウンセラーと会った時の顔が忘れられない!とお母様を亡くされた方はおっしゃっていましたが、

どのような顔だったのですか?と聞くと

「悪戯がバレた子供のような顔をしていました。」とおっしゃいました。

霊の言葉なんて聞こえてないのに、病院の先生が言うのだから大丈夫だろうと、そのまま伝えたところまったく違う結果になってしまったので、霊力がないことも、予見できるようなことを言って、実際何も分からないこともバレてしまって、疚しさがあったのでしょうね。


始めた頃は、少しは人よりも霊感か強かったのかもしれませんが、悪を行なっていくうちに能力はなくなってしまったのではないでしょうか?

そのカウンセラーから離れる少し前くらいから、もしかして霊能力がだんだんなくなってしまっているのではないか?と感じていました。

それはカウンセリングよりも、瞑想会や勉強会やエネルギーワークというものにどんどん力を入れ始めたからです。

エネルギーワークは気功のようなものでしたが、何種類かあって、そればかりやらされていました。

そのカウンセラーは「霊からこのエネルギーワークを教わった」と話していましたが、

後に「ある人」のパクリであったことが判明しました。

途中から何か方向性が変わってしまったのも、全てがこの「ある人」の影響であり、ただの真似なんだなということが分かり幻滅しました。


そして、カウンセラーの口から本音が出ました。


「この「ある人」を目指したいんだよ!ここに行きたいんだよ。」

ある人がワークショップを行うと、一回で200万くらいの売り上げになっていましたが、その事を言っていたのです。

え?人を救うとか、癒すとか、そういう事ではなくて、お金ですか?!と…。

そして私たちに

「会場を手配したり、人を集めたりしてファシリテーターとして自分のために働いて欲しい。給料として200万の10%の20万払うから。ねー、良くない?」



この話を聞いて、離れました。



そしてその後から嫌がらせが始まりました。




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