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【Amazon primeビデオ】2023年版!個人評価星4.0以上のおすすめ映画まとめ!
これまでに「アマゾンプライムビデオ」で観た多くの映画の中で、個人評価が星4.0以上(満点星5.0)の映画について、「プチあらすじ+プチ感想」で簡単にまとめました。※本ページはプロモーションが含まれています。
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※適宜情報を追加していくため、読むタイミングによっては記事内容が中途半端な状態になっている可能性があります
※観る時期によっては、プライムビデオの見放題から外されている可能性があります。予めご了承ください。
(2023.11.3編集&情報追加)
海外映画(洋画)
オットーという男(2023)(原題:A Man Called Otto)(星4.0)
トムハンクス主演の人生に絶望した男の後半の人生について描いた映画でした。
内容としては、偏屈で堅物、曲がった事が大嫌いでルールに縛られて生きる男が、仕事の退職を期に人生の終わりを選ぼうとするも、隣に引っ越してきたお気楽迷惑一家に邪魔をされる。この一家の出現により、人生が少しずつ変わり始める。というものです。
ジャンル的にはコメディドラマ映画なんですが、コメディ要素はあまり多くないので注意が必要です。(ハートがビッグにはジワジワきましたが(笑))
どちらかというと、
・なぜこの世に見切りをつけようとしたのか?
・新しい出会いでどのように人生が変化していくのか?
・気が付きにくい孤立とはどういったものなのか?
について描かれた作品であり、また
「どうして生き続けなければならないのか?その過程でどういった物がまっているのか?」
についての、主人公なりの答えが見つかる作品だと感じました。
この映画の中で
「何があっても生き続けなければならない。それはなぜなのか?」
の問に対して色々と考えさせられるシーンが準備されています。
個人的には
「必ずしも生きる事を選択する事が正しいとは思わないが、生きる事を選択したことで、こんなちょっとしたイベントが用意されているよ」
といった、この映画ならではの答えが準備されている感じで、比較的フランクに生きても良いのかなと思わせてくれる作品だと思いました。
この映画の中で出てくる「オットー」という主人公は、
「とても真面目て堅物で、ぶっきらぼうで・・・」
と、とても人に好かれるタイプの人間ではないですが、それでもフランクに接してくれる地域の人たちが居て、その人達への壁を少し取っ払ったことで、今までとは違う日常が待っているという、
「ちょっとした変化が大きな変化につながり、それが人生に彩りを与えてくれる」
といった、ちょっとした気づきを教えてくれるような映画だったと思います。
人間というのは年齢と共に新しいものをどうしても受け入れにくくなります。
それによって「変化に対応しきれなくなった人」と「それなりに対応している人」との間でどうしても隔たりがでて、それが高齢者の「孤立」や「生きづらさ」に繋がっているのかとも感じました。
この映画のお節介奥さん「マリソル」のように明るく
「どうにかなるよ。まずは今を楽しまないと」
というラテン系の感性は、これからの時代においてより大切になってくるのかもしれませんし、日本的な
「困ったときはお互い様」
精神は、最終的には自分自身を助けてくれる魔法の言葉なのかもしれません。
わたしは金正男を殺してない (2021)(原題: Assassins)(星4.0)
とても興味深く、かつ闇深い内容のドキュメンタリー映画でした。
内容としては、比較的記憶に新しい、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)暗殺事件について、実行犯として捕まってしまった女性2人の裁判とその後。について描かれたものです。
たまたま目に入ったので視聴しました。
「そういえば、そんな事件があったけど、どういった流れだったんだろうか?」
という軽い気持ちで観始めたのですが、国主導の事件という事もあって、かなり闇が深かったです。
また指示役の計画がかなり巧みに作られていて、実際に巻き込まれてしまった場合は、
「簡単に騙されてしまうだろうな」
という感想をもちました。
さらに、実行犯の20代の女性2人に関しては
・生活がそこまで豊かではない
・夢を追っていた
の2点から、うまいこと取り入られたなという印象があり、本当に誰にでも起こり得た事なんだと思うと、とても恐ろしい内容でした。
おそらく北朝鮮主導のもと計画され実行された事件のため、国を超えた法律は適応されず、また、実行犯の2人の国もそれぞれ別々のため、
「産まれた国によっての対応に大きく違いがあり、これだと完全に運だよな」
と、何とも言えない気持ちにもさせられました。
実際にこんな事件が起きたと考えると、世界はとても闇深く、
「現実は薔薇色じゃなかった」
という映画内のセリフは、身に重くのしかかる考えさせられるもので、世界平和は程遠いと思わされる作品でした。
シックス・センス(1999)(原題:The Sixth Sense)(星4.2)
ネタを知っている状態で見直しても面白く、今見ても十分に楽しめる名作映画でした。
内容としては、精神科医の主人公が不思議な力を持つ少年のカウンセリングを受け持つ事となり、次第に思いもよらなかった真実に直面する事となる。というものです。
かなり久々に観たので、細かな部分は殆ど忘れた状態での視聴だったのですが、普通に「切ないし、感動するし」で「本当によくできた映画だな」と、昔観たときよりも楽しむ事ができました。
また、この映画の中に出てくる精神科医(カウンセラー)という職業は、
「知識をもとにひたすらに寄り添う事を求められ、どれだけ時間をかけたとしても解決できるとは限らない」
という、職業ならではのやるせなさを感じて、とても辛いお仕事だなと思わされました。
とはいえ、映画自体は最高に面白く、特に子役の「ハーレイ・ジョエル・オスメント」の演技が抜群で、世の中にはすごい才能の持ち主がいるもんだと改めて思いました。(観る度思ってます(笑))
この映画は、どんな年代の人が観ても楽しめる映画だと思うので、興味がある方はチェックしてみると良いですよ。
確実に名作だと思われます。
アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2016)(原題: Eye in the Sky)(星4.2)
緊張感がすごく、軍人のとてつもないプレッシャーの中での葛藤を覗き見する事ができる作品でした。
内容としては、6年間追い続けてきたテロリストを追い詰める事に成功した英米合同軍。ボタン1つで標的を排除できる状況の中、「複数の命か?」それとも「一人の命か?」を迫られる事となる。というものです。
タイトルに「世界一安全な戦場」と付いている通り、基本的に指揮している人達は遠い場所にいて、遠隔でやり取りをしているという状態です。
映画の中に出てくる様々な盗撮ドローンは驚かされる物が多く、またこの映画が2015年の物と考えると
「現代ではもっと技術が進化しているんだろうな」
と思わせてくれる諜報機器にあふれていてびっくりしました。
正直、地下以外この地球上に逃げ場はないんじゃないかと(笑)
また、ストーリーとしてはとても緊迫していて、
「派手にドンパチしなくてもここまで見せてくれる戦争映画があるんだな」
と思わせてくれる内容でした。
ただ、他の多くの戦争映画とは違い、恋愛や感動は特になく、軍人の葛藤や争う事の代償といった「負の側面」にフォーカスされているので観る場合には注意が必要かもしれません。
個人的には、国のTOPにいる人達は、もっとドライに、かつ合理的に物事を進めていると思っていたのですが、意外と葛藤があって、あくまでの人間なんだなと考えさせられました。(あくまでも映画の演出かもしれませんが・・・)
もし、映画みたいな事が日常的に行われているとしたら、被害にあった人たちの中から、またテロリストが生まれて・・・といった感じで、無限に続く負の連鎖が続いていくのかもしれません。
世界が本当の意味で平和になるのは、人間が人間である以上無理なのかもしれないですね。
眠りの地 (2023)(原題:The Burial)(Amazonオリジナル)(星4.2)
実話に基づくストーリーで、対象的な2人がタッグを組んで法定で奮闘するという映画でした。
内容としては、葬儀社のオーナーである主人公が、事業の一部を超巨大企業に売却しようとするも、企業側には契約内容とは別の目的があり、それが原因で法定で争う事となる。というものです。
主人公が「トミー・リー・ジョーンズ(缶コーヒーのCMの人)」というだけでも期待度が高まる映画なんですが、内容も素晴らしく最後まで楽しむ事ができる作品でした。
「真面目で倫理観がしっかりしている主人公」と「超優秀で陽気な弁護士」という対象的な2人がタッグという事で、
「シリアスになりがちな裁判という内容にも関わらず、重たくなりすぎない演出」
かつ
「重たくなりすぎない事で、シリアスなシーンがより際立つ」
ように、うまく相反する物を描いている作品だと感じました。
また、どんな優秀な人達であっても
「準備をどれだけできるかが、その日の内容を決める」
と言っても過言じゃないくらい、事前準備の大切さが分かる内容で、ただ個人が頭が良いだけじゃなく、チームとしての能力がかなり重要みたいです。
裁判というのはチーム戦なんですね。
さらに、法定では、
「証拠や合理性が一番重要」
という印象があったのですが
「双方共に相手の人柄について主張するシーンが多く」
合理性や証拠だけが全てではないんだとも感じました。
どうしても、この資本主義の世界では
「倫理観」と「経済的合理性」
の両方が天秤にかけられがちで、ビジネス的に悪どい事をする事の方がメリットが大きい場合、どうしても倫理観無視で進んで行きがちな印象が強いので、
「競争による自然淘汰が元になっている資本主義では、受け入れないと行けない負の側面なのかもしれないのかなと・・・」
またこの映画の中でも出てきますが、ビジネスに「人種差別」の問題が絡んでくるとなると、アメリカらしい闇深い対立構造が出来上がり、より複雑になってしまうんだなと・・・
こうやって映画一つをとっても、人間というのは、どうしても争いが避けられない生き物なのかもしれません。
少し考えが飛躍しましたが、裁判を通して様々な現実と、アメリカの根深い問題について考えられる内容になっているので、実話系の映画に興味がある方はチェックしてみてください。
インターステラー(2014)(原題:Interstellar)(星4.5)
人口が増えすぎた事で食料戦争が起きた後の絶滅の危機に瀕した人類が、宇宙に希望を求めてどう乗り越えていくのかについて描かれた映画でした。
内容としては、食料危機になり、地球のほぼすべての植物が育たなくなってしまった人類の選択肢は「コロニー開発」or「惑星探索」。一人の元エンジニアが、人類の存亡をかけて幼い娘を残し居住可能と思われる惑星に旅立つ事となる。というものです。
数年前に一度視聴していたのですが
・無音の表現
・ブラックホールや宇宙の映像
・ワームホールの表現
などが最高に素晴らしく、あまり宇宙に知識がない自分でも最高に楽しめる作品でした。
また、ストーリーとしても、人類の危機を救うべく未知だらけの宇宙に飛び込むという事だけあって、夢だけではなく直面するであろう問題の規模があまりにも大きすぎて、
「普通の人間だと、簡単にパニックになったり絶望するだろうな」
と思わされました。
さらに、「命がけで」かつ「孤独と戦わないと行けない任務」において、感情がある人間というのが如何に不向きなのかという部分にも考えさせられるとともに、
「人間が人間である以上乗り越えられない問題なのかもしれない」
とも思わされました。
宇宙の表現や壮大さの映像化がとても上手な作品だと思うので、宇宙映画に興味がある方は是非ともチェックしてもらいたい作品です。
おすすめ映画の1本です。
韓国映画
国家が破綻する日(2018)(原題:국가부도의 날)(星4.2)
1997年に実際に起きた「韓国破綻」を題材にした、とても重く、悲しくなる作品でした。
内容としては、経済が好調に上向く中、韓国銀行の主人公「ハン」が通貨危機の報告書を提出するも相手にされず、その後、実際の危機に直面して初めてゴテゴテで政府が動き出す。という内容です。
実際にあった出来事がテーマの映画なので「面白い」と表現して良い作品ではないと思いますが、
・国家が破綻するとはどういう事なのか
・国民にはどういった影響がでるのか
・この暴落で儲けた人たちはどんな人達なのか
・パニックになると、人はどういった行動にでるのか
などについて描かれているので、経済に興味がある方にはかなりささる作品だと思います。
個人的には、少し難しい部分もありましたが最後まで興味深く観る事ができた作品だったので、機会がある時にまた見直したい映画です。
アニメ映画
長ぐつをはいたネコと9つの命(2022)(原題:Puss in Boots: The Last Wish)(星4.0)
1作目の「長ぐつをはいたネコ」からよりパワーアップして帰ってきた作品でした。
内容としては、イギリスの諺にちなんで「9つの命」を持つ主人公「プス」だったが、これまでの様々な冒険により残り1つの命になってしまう。一度は家猫になるも、夢が叶う「願い星」の噂を聞いて冒険に出る事となる。というものです。
2作目という事もあって、アニメーションがかなりレベルUPしていて面白かったです。
また「1作目」よりもストーリーが好みで、ハートフルな仕上がりになっていて、ラストも夢がある終わり方で良かったと思います。
戦闘シーンの「名刀、ネコ・ナイフ」は少しウルッと来ました(笑)
アニメ映画に抵抗が無い方や、1作目が悪くなかったと感じた方は観ても損は無い作品だと思います。
ちなみに、できれば1作目の「長ぐつをはいたネコ」を視聴してからのほうが、ヒロイン「キティ」との関係性が分かり、より楽しめるかと思います。