雪や雨の不思議な降り方、微生物が関与している!?
雨や雪が降るとき、雲の中で微小浮遊物が核となります。
核には、生物でない有機物と氷核活性細菌の細胞が含まれます。
氷核活性細菌の細胞は、-1℃から-2℃以上の温度で降雪や降雨の核となることが多いです。
土壌に存在する氷核活性細菌が、大気の対流によって上空へ運ばれます。
雲の中で核となり、雪や雨の形成に関与します。
これにより、微生物は水の循環に大きく関わっています。
地球の気象や物質の循環は、微生物によって営まれているのです。
雲の中では氷晶が成長し、雪や雨として降ります。
水は通常、0℃で凍ると考えられていますが、純粋な水は氷点下でも凍りづらく、マイナス40℃近くまで過冷却の液体として存在します。
しかし、雲の温度がそれより高いにも関わらず、氷晶が形成されて降雪や降雨が起こるのは、空中の微粒子(エアロゾル)が水を結晶化させる「タネ」(氷核)として機能しているからです。
以上が、雪や雨の降り方に関する興味深い事実です。
*次回に続く