みるもるる

あなたの身近に視覚障害の方がいましたなら、 ぜひ紹介してください。 音声ブックも用意し…

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あなたの身近に視覚障害の方がいましたなら、 ぜひ紹介してください。 音声ブックも用意しました。 音声ブックは早口に設定しましたが、 まだ遅いかも知れません。 レズビアンな方、 美術大学の方、 ぜひご意見をお願いします。

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    視覚障害の方のために音声ブックを作りました。 もちろん、全読者向けです。 ただラストマンでも言っていたように、 かなり早口に設定しています。 朗読は、COEIROINK:つくよむちゃんです。

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国立桃海幼稚園 連載掌編物語

幼稚園の防犯訓練 事件発生 どうする日奈子先生。

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      レズビアンな全盲美大生 聴ー9 独白

      画面に縦書きで文を表示しました。 晴眼者の方もこちらをどうぞ。

      • レズビアンな全盲美大生 読ー9 独白

        6日目  世の中どうなってるんだクソ。ママは色んな所へ連れて行ってくれるけどちょっとの説明の外にでっかい世界があるのははっきり分かっている。  騒音・喧騒・会話。全て大きすぎるよ。  お空があるって?   夜はお星さまが輝くって?   分かるよ、天球に張り付いているんだよね。  星座があって神話があるんだよね。  神話は昔の話だから全部物語なんだよ、分かってるよ、ママの話も全部物語だ。  外のざわざわはディズニーだよ。お姫様が居て城があるんだよね。  分かるよ、通り過ぎる話し

        • レズビアンな全盲美大生 聴ー8

        国立桃海幼稚園 連載掌編物語

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          7本

        記事

          レズビアンな全盲美大生 読ー8

          5日目  昨日の先生の嵐は面白かったが、今日は日常だ。作品を作るでもなく二人は狭い部屋でまったりしている。晴眼者はそれぞれの作品作りで忙しいんだろう。好き物の集まりだから四六時中熱中しているのだろう。でも全く作品を作らない生徒もいると聞く。大海に放り出されて方向を見失っているのかな。突然海が荒れる。 「僕がここに居ても邪魔じゃない?」  我がミューズに一応聞いておこう。5日目ともなると鬱陶しく思っているかもしれないから。 「別にどうってことないよ」美月 「望まれているんだか

          レズビアンな全盲美大生 読ー8

          レズビアンな全盲美大生 聴ー7 教授先生

          レズビアンな全盲美大生 聴ー7 教授先生

          レズビアンな全盲美大生 聴ー7 教授先生

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          4日目  昨日の名残で若干気まずいが、彼女たちはもう忘れているようだ。そんなことは無いはずだが動作には一切出ない。晴眼女子に比べより秘密な空白部分を埋めて満足しているのかな。  ぶっ飛んだ美大生は時折面目躍如な記事があるけど、ひっそりな二人がひっそりとぶっ飛んだことをしただけか。  切なる知識欲の発露と理解してあげよう。  作品を見せてあげるとアトリエに連れていかれた。ここで描いていたのか。Dアトリエと書いてある。  おーおーと入室してくるは誰だろう。 「せんせい」 「オー

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          レズビアンな全盲美大生 聴ー6 実験台

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          3日目  捉え所のない煙に巻かれている感じは全体的には惹かれる。短い契約だが引き込まれようが半端なく、過去人生にも無かったからこれは仕事では無いなと全勤しそうな私が居る。 「ヌードモデルをやってその後変わったことはありますかお嬢様方」  半端ない衝撃を与えた張本人たちは、無防備にくつろいでいて、10年来の付き合いかと思ってしまう。 「別にー」 「ちょっと誘われたよ」  お嬢様を平然と受け入れてお嬢様だね。 「食事とか?」 「お酒の席だよ。でも私達飲めないから」 「酔っぱらうの

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          レズビアンな全盲美大生 聴ー5 少し生立ち

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          「君達ヌードモデルになるために美大生になったわけじゃないだろうし、そもそも全盲の美大生って理解できない。説明することは可能?」 「ヌードモデルで4年間過ごしても良いんだけどね」 「それで単位がもらえればね」  ほんとにはぐらかしだ。 「モデルの部屋に出入りできて鼻の下が伸びた?」  そう思ったのは確かだから図星だ。 「そもそも君たちはいつどこで知り合ったの」 「どこでって、決まってるでしょ、特別支援学校よ」 「どうして美大に?」 「美憂の母親がテンパッていたからだよ。美憂は年

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          レズビアンな全盲美大生 聴ー4 ヌードデッサン

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           部屋に一気に音が溢れ、ザワザワ、ギシギシ、ズル、バタン、各々我を張って収集のつかない学生オーケストラの演奏前のようだ。  徐々に高揚した雑音はサーと収まりヌードデッサンの準備は整ったようだ。  お願いします、と声がかかった。  なんだ!  激しい驚きの顔が攻撃的に襲う。  二人が説明する。  目つきは変わらないが口は抑えている。  まず美憂が助手らしき人の片袖を摘んで消えた。美憂は向こう側の椅子の有る台に導かれとりあえず座っててと指示されている。  助手が戻ってきて美月を摘

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          レズビアンな全盲美大生 聴ー3 ヌード

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          レズビアンな全盲美大生 聴ー3 ヌード

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          2日目  翌日は駅で待ち合わせだ。8月末から続く長い長い秋梅雨がようやく終わり天気が安定してきたと感じる11月から12月中旬までの短い秋、ファッションも安定して街は秋服に埋もれている。  8時に3番バス停に来て、と言われている。どんな風に通学するのか観察しようと少し前に着いて、どちらから現れるかキョロッキョロしていると、横断歩道に二人が見えた。  自然に人込みに立ち止まり周りと同じに渡り出した。白杖をついているのに中々堂々としている。  美憂は白杖の先をしっかり見つめている。

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          レズビアンな全盲美大生 聴ー2

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