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「ミニマリスト」をやめるので、今までのことを振り返ってみた

私はミニマリスト歴が5年ほどになり、そのうち3年ほど発信活動もしてきました。
が、この度ミニマリストもミニマリストとしての発信もやめることにしました。

このnoteでは、私がミニマリストになった理由からやめる経緯、これからどうするかを綴っていきます。


私が「ミニマリスト」になった理由

私がミニマリストになった理由はずばり、「奨学金200万円を早く返したかったから」です。

大学を卒業する前に、奨学金返済についての説明会がありました。
借りていた手前、金額は知ってましたが「200万円を返さないといけない」と考えると改めて絶望しました。

何とか早く返すためのプランを調べて考えた結果、私がまず影響を受けたのはミニマリストの考え方です。

今持っているものを整理する。減らす。
足るを知れば、今後も少ない支出で生活できる。

大学生時代は「よく分からないけど、とにかくお金がない」という典型的な浪費家だった私ですが、奨学金への絶望を機にミニマリストを志すことになります。

私が「ミニマリスト」として発信しはじめたきっかけ

次に自分がミニマリストを志すだけではなく、発信を始めたきっかけについてです。
ぶっちゃけて言うと、ミニマリストぐらいしか発信できることがなかったから。

「浪費家だった私が持ち物を減らして、支出もコントロールできるようになった。でも、新卒でお給料も多くないし、もっと収入を増やしたい。副業しよう。」

そこで当時のTwitterやInstagramやブログなど発信系の副業をしようという考えに至りました。
でも会社に入ったばかりで専門性も何もない私には発信する内容がありません。「ミニマリスト」なら発信できるかもと思って発信を始めました。

世間のミニマリスト像と自分のミニマリスト像にギャップが生まれた時期

「ミニマリスト」としてブログやXで発信をして、ブログでもそこそこアクセスを集められるようになりました。

そして発信をしていると、「自分にとってのミニマリスト」について考えて言語化できるようになりました。同時に競合のブログを調べる中で、「ミニマリスト」に対する色々な考え方を目にすることも増えます。

この中で「私が目指すミニマリスト像」と「世間が思う一般的なミニマリスト像」にギャップがあること感じていきます。

私が目指すミニマリスト像
・「自分で決めた」最低限のものを持つ
・自分の好きなものは手放さないでもいい
◎どちらかというとシンプリスト、ゆるミニマリストに近い

世間が思う一般的なミニマリスト像
・極端に持ち物が少ない
・スティーブ・ジョブズのように同じ服のルーティン
・女性だったらほぼメイクもしない
・部屋には机と椅子だけ
◎本当に必要最低限しか持たない

持ち物は極力少ない方がいいと思うのは本音ですが、有名なミニマリストの方々のレベルまでものを減らせませんでした。「ミニマリスト」と名乗っていいのだろうか?と迷いが生じてきます。

知らないうちにビジネスミニマリストになってた

私のライフスタイルは「ミニマリスト」というよりも、「ゆるミニマリスト」や「シンプリスト」に近いのでは?と徐々に気が付いていきます。

しかし「ミニマリスト」としての発信にこだわったのは、「ゆるミニマリスト」や「シンプリスト」の情報に対する需要よりも、「ミニマリスト」の情報に対する需要の方がビジネス的に大きかったから。

ビジネスでミニマリストを発信する方を否定する気持ちは全くありません。
私の場合は考え方だけでなく、自らのライフスタイルも発信のネタにしてました。どこかで現実と発信の折り合いがつかなくなってしまう懸念から、ビジネスミニマリストを続けるのが難しいと感じました。

「ミニマリスト」自体への熱意も薄れてきた

最初は本気でミニマリストになろうと思ってました。
部屋には机と椅子だけ。持ち物はクローゼットに全て収まるぐらいだけ。
こんないわゆる「ミニマリスト」に憧れてました。

でも、会社員生活を耐えること数年。お金が増えるにつれて、ミニマリストへの熱意は薄れていったのです。
私にとってミニマリストは、お金を貯める手段の1つだったと気付きました。

そんな思いを巡らせる中、「大切なものを、ものとして大切にしたい」と思うできごとが最後の後押しとなり、このnoteを書くに至りました。

元々は奨学金を返すため、つまりはお金のために始めたミニマリストだったので、予定調和だったかもしれません。私のミニマリストライフは、十分に役割を果たしたのだと思います。

それでもミニマリズムを生活に取り入れて良かった

ミニマリストをやめる、ということでマイナスなことを多めに書いてしまいましたが、ミニマリズムを生活に取り入れて良かったと心から思います。

昔の自分のダメなところを、ミニマリズムが変えてくれたからです。

昔の自分の嫌だったところ
・忘れものが多い
・バッグの中が汚い
・間違えて同じものを2つ買う
・自分の部屋の中での探しものが多い
・大掃除のたびにゴミ袋最低1つ分の不用品

大掃除のたびにゴミ袋が必要!なんてことはなくなったし、部屋のどこに何があるか把握できるようになりました。
ミニマリストを志す前よりも、生活の質は明らかに上がったと思います。

これからも続けたいこと

最後に。
ミニマリストと名乗るのも、ミニマリストとして生きるのもやめるけど、これは続けようと思うミニマリストの考え方についてです。

これからも続けたいのは、1 in 1 out、すなわち「1つ買ったら1つ捨てる」という考え方。
コスメや洋服、バッグ、文房具を中心とした、つい増えがちになってしまうものはこの習慣を続けたいと思います。

基本的に現在の持ち物の量で心地よく暮らせているので、今の状態を維持しながらも、自分の心の声をよく聞いて調整していきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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