![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/148508234/rectangle_large_type_2_f9388a8130687cb2f40fb67759b74646.jpeg?width=1200)
移動手段について
さすがに高原の家も暑い。
強い日差しはしっかりと森を抜けて
わたしのいる二階の部屋を覆っている。
窓から入るはずの涼風はどこかへ行ってしまったようだ。
諦めてクーラーをつけた。
そして車内は冷房が効いてるから大丈夫と言われたので先日、夫とドライブにでかけた。
と言っても行く先を考えるのはわたしで、
夫にはとくに目的もない。
地図を広げたりスマホ検索をして行く先を考えるのはいつでもどこでも、もう何年もわたしの役割りでまぁ得意だし苦にならない。
6年住んでいても行っていない所はたくさんあるようで、わたしが来て調べて出かけて「良いところ見つけたね!」という例はいろいろある。
「道の駅」があり、小さな美術館があって、数少ないブックオフがあるらしい、という場所を目標にした。
でも甘かった。
ドライブは全然快適じゃなかった。
車内はたしかに冷房が入る。でもいったん降りてまた乗る時の車体と車内の暑さはハンパじゃない。真夏のドライブは相当ハードだった。
もう公園に到着しても降りたくなかったし、
途中で買ったペットボトルでおでこや首筋を冷やしながら帰ってきた。
後部座席に座ったから冷風がこないからだよと言われたがそうかもしれない。
でもブックオフは良かった。
待たせては悪いと思ってあまりゆっくりできなかったがちゃんと1冊ゲットしてきた。
暑い日中に外出するのは懲りたけれど、
買い物があるとか郵便局に行くとかで町に下りる時には必ずついて行く。
暑いのはイヤだけどずっとうちにいるのもイヤなのだ。
昨年までは夫もバイトに行く日が多く、
朝、一緒に車に乗って駅で降ろして貰った。
駅の二階にホームが見える無料の休憩所があり、そこがお気に入りの場所。
そこで列車を眺めたり、駅周辺を歩いたりして別荘地に行くバスで戻るようにしていた。
ところが今年は様子が違う。
夫はバイトを変えたのであまり出かけないし、バスが減便されて一日三本しかない。
わりあい不自由なのだなあとしみじみ思っている。
こちらで知り合った人とランチに行く時も彼女の赤い軽自動車にお世話になった。
コミュニティにもジムにも行くと言っていた。
ここで生活するのは車が必需品だということが彼女と話していてよく分かった。
昨日ニュースで東京の豪雨や突風を見た。
ベランダの鉢植えなどが心配だ。
月末には車で一度帰京する予定になっている。もう、早めに帰りたい気分。
ちょっとそんな事を言ってみたら、
「帰ればいいじゃん、電車で」と軽くいなされた。予定を繰り上げる気はさらさらないようだった。
列車が好きだけれどやっぱりクルマだ、と思い知らされたこの夏。
今さら免許は取れないし…。
暑くても頻繁にバスが来る東京が恋しい。