小舟
詩作品をここにまとめようかと思います。 以前の作品、未発表作品など。 書きかけの言葉たちをすくいあげて形にすることができれば。
市報を読んでいたら、こんな記事があった。 「置き配をゴミ置き場の近くに指定しないように」ネット注文をする人が増え不在なので置き配を選択する人も増えた。 そこでゴミの回収場所近くに荷物があると誤って収集してしまうというトラブルが発生するので注意するように、という事だった。 せっかく注文した物がゴミと間違われてゴミトラックに放り込まれたら、それは悲劇だ。 少し前まで「置き配」というシステムはなかった。 宅配ボックスがあるマンションならいいけれどなければ置き配は便利だ。 わたしも
毎年夏に滞在してお世話になるので 9月の夫の誕生日の頃にほんの少しだけ お返しをする。 小さい鞄が欲しいとの事で一緒に探したりした。何しろ予算が僅かなので、 たいした事は出来ないし夫もそれをわかっている。 今年は根府川にあるレストランでランチをする事になった。 神奈川は台風の影響もあり、予定した日が 雨予報だったので1日遅くした。 そうすると夫が行きたかった「れんが屋」が 定休日とわかりランチにしては高いなーと 思っていたので少しほっとする。 小田原から乗り換えて待ち合わせの
ちょっと早めに東京に戻ってきて10日が過ぎた。やっぱり一人暮らしのこの部屋が落ち着く。 今日は長女が来てたくさんお喋りして楽しかった。 娘がくる時はたいてい簡単でも好みのランチを作っておく。「ママランチのプレート」は プチデザートも添えて完成する。 闘病中の長女には食事制限がある。 だから少しは気をつかうが慣れているので タイヘンではないし、普段パパッと簡単に 済ませてしまう事が多いのでたまに、まともに作るのは良いと思う。 それが今回は「暑いしたまにはお弁当でも買って行こう
以前、夫が連れて行ってくれた鰻屋さんが 美味しかったので今年も予約して貰った。 伊豆高原、洗濯船Ⅱ。 林道を走っていると、この看板と白い木の船が見えるけどなんだろう?と思っていた。 調べたところ名古屋に本店がある鰻屋さんで「せんだくせん」と読む。完全予約制。 入店するとすぐにカウンターにおばんざいがたくさん並んでいてそこから三品選ぶ。 それから鰻巻きと和風サラダがセットになっていてメインはひつまぶしの釜飯。二人前なのでそれぞれ取り分けて頂く。(二人前単位のランチコースは
3日程東京に戻って用事を済ませてから、 また高原の家に来た。 夫はやはり自分の家が良い、東京は暑いし部屋は狭いし3日が限度だと言う。 ただ、今回初めて私のマンションから最寄り駅までバスで行き「ここはすごく便利で良い所だ!」と実感したらしい。 小さなマンションだけどエレベーターがある。目の前にコンビニがある。 徒歩1分にバス停がありバスがすぐ来る。 最寄り駅までバスで5分。 マンション1階に医院がある。 マンション前は公園。 ベランダがすごく広くて隣接する家がない。 畑がある。
さすがに高原の家も暑い。 強い日差しはしっかりと森を抜けて わたしのいる二階の部屋を覆っている。 窓から入るはずの涼風はどこかへ行ってしまったようだ。 諦めてクーラーをつけた。 そして車内は冷房が効いてるから大丈夫と言われたので先日、夫とドライブにでかけた。 と言っても行く先を考えるのはわたしで、 夫にはとくに目的もない。 地図を広げたりスマホ検索をして行く先を考えるのはいつでもどこでも、もう何年もわたしの役割りでまぁ得意だし苦にならない。 6年住んでいても行っていない所は
高原の家に来ている。 前回、当日まで着ていたパジャマや普段着を洗濯して干してから東京に帰った。 それらはきちんとたたまれてわたしの部屋に置いてあった。 使用した寝具類もコインランドリーを経てちゃんと収納してある。 わたしはベッドをセットして洗濯された山から衣類を引っ張り出して着替えた。 東京を出る時から左肩が少し痛かった。 いつもの肩こりかと思っていたがだんだんひどくなってきて首筋が痛くて「寝違えなのかな、それってこんなに痛かったっけ?」と思ったが3日経ってようやく治ってき
日曜日の七夕都知事選の不在者投票をしてきた。 長く生きてきてこれまで棄権したことは殆どないと思う。 長男を出産した時も病院で不在者投票をした。 普段それほど政治に関心がある訳でもないし、特定のどこかに所属していたり支持したりはしていない。 ただ、女性の参政権は長い歴史の中で先達者達が必死になって勝ち取ってきたものである。その事を考えると棄権するのはもったいないと思う。 何らかの意思表示をする。 黙っている事は「イエス」という事だから。 これでいいです、と言っていると同じ。
両方手放さないということは、いずれどちらか或いは両方を失う事になるのだろうと思っていた。 ふと、道を踏み外した時から「何がおきるか分からない、何があっても受け入れよう」と一生懸命考えた。それを「覚悟」とよんでいいのならわたしはその「覚悟」のあやふやさ、先の見えないもどかしさ、姿のみえない怖さにいつも怯えていた、いや、今も慄いているといえる。 これ以上何を望むと自問しながら毎日が曇り空なのはたぶんそこに理由がある。 自由を手に入れた。 どこへ行こうと何をしようとそれはあなたの
スマホでするゲームが好きだ。 ちょっとした空き時間、本を読むかゲームをするかその時の気分で考える。 写真の「モニュメント.バレー」というゲームがとても好きだった。エッシャーの騙し絵のような不思議な世界を小さな女の子を導きながら進む。 各章ごとに物語があり癒される音楽がある。 複雑な建物があり雨に打たれる海には小舟がある。辿り着くためのドアがあり目指す階段を見つけたら駆け上る。 幻想的な脱出ゲームだったがパート2で終わってしまった。 いつからゲームをするようになったのか? た
昨日6月19日は太宰治の命日、桜桃忌だった。 三鷹市に生まれ育ったわたしは、太宰の墓がある禅林寺もすぐに行けた。若い頃、考え事をしたり何となく寂しいけどべつに誰かと会いたい訳じゃない時「太宰さんのところに行こう」と思った。 太宰治と向かい合って森鴎外の墓がある。 森林太郎と太字で彫ってある。 墓のそばに座って、何となくぼんやりしたり煙草を吸ったりしていた。 ほとんど誰にも会わなかったが、一度だけ太宰の遠縁に当たると名乗る紳士に遭遇した事がある。太宰のような黒いマントを羽織っ
東京に帰ってきた。 美容院に行ったり歯医者に行ったり 習い事に行ったりしている。 帰京する前に飲料や米等重い物やパンや卵などすぐに欲しいものはネットスーパーで注文しておいた。 それから図書館に予約してあった本が 受け取り期限ギリギリだったので慌てて借りに行った。 「私たちの金曜日」というアンソロジーと 林真理子さんの「奇跡」。 本といえば先日、若竹千佐子さんが出演しているテレビをみた。芥川賞受賞した「おらおらでひとりいぐも」は古本屋で見つけた時に買って読んだ。それが特色の方
昨夜から降り続いた雨が、今朝は濃い霧になって大室山を覆っている。 窓をあけるとひゅーっと冷たい風が入ってきてからだの隅々まで新緑がゆきわたる。 いまがいちばんいい季節なのかなと思う。 ここは高原の別荘地なので、散歩をしている人や犬を連れている人たちは皆「こんにちは」と挨拶して行き交う。 でもほとんど会わない。夏になるとそれなりに車や人も増えるが、居住者は少ないのかもしれない。 一昨年、散歩をしている時に同年配の女性と出会った。ぐるりと山道をひと回りするコースで行きと帰りに
びわを「自分で」買った。 夫のところにいると会計は夫なのだけれど 嗜好品は自分で買う。飲料やお菓子など。 それで今日、農産物市場みたいな所に行ったら小さなびわがあった。たくさん入って180円!喜んでそれを買おうとしたら夫にこれにしなよ、と勧められてそれよりちょっとだけ粒が大きい250円のにした。 スーパーで買えばまるっと美しい枇杷は1パック5個入って500円位はする。 小さくても美味しければ安い方が良い。 帰宅して食べてみたら美味しいのもあればそうでもないのもある。夫は食べ
静岡県に来ている。夫の家は丘の上にある。 2階の窓から大室山が見える。 お椀を伏せたようなまるいフォルムに心が和み、ここに到着するとすぐに2階に行って窓を開ける。 「やあ、きたね」と言ってくれるようだ。 朝も午後も夕方も山を見ている。 とても気持ちの良い風が入ってくるので夏でもあまり冷房をつけない。 その大室山に今日はじめて登った。 朝「今日は行くよ~」と遠くの山に声をかけた。 車で15分も走れば麓に着く。そこからリフトで頂上へ。実はリフトは苦手。でもこれはベンチみたいで
前回、創作大賞2024 エッセイ部門に応募するという試みで「枇杷はやさしい木の実だから」という長ーいブログを書いた。 常々考えていた事をどうにか文章にしたいという気持ちと、シッカリ自分の気持ちに向き合おうとするスタンスでどうしても、端折るような事が出来なかった。 内容が内容なだけに、読者に不快感を与えないように、けれど事実を正直に書こうとしたらずいぶん長くなり、書きながらどうしようかと思ったりした。やめようかという気持ちが無いでもなかった。でも高原の窓辺とフリータイムが与