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決算書の言葉、難しくてイヤ!

会社は取引先から代金をすぐに回収しません。それは取引先を信用しているからです。 会計の言葉ではこれを「掛取引」と言います。

売上代金は現金や手形”で回収します。 このとき売上げてから回収するまでの売上代金のことを「売掛金」と言います。

仕入して現金や手形で支払うまでの、仕入代金のことを「買掛金」と言います。

手形とは「○月○日に××円を支払います」と約束する証書です。手形は発行日から決済日までの期間が長いのが特徴です。支払う側からすると有難いですが、代金を受け取る側としては、あまり発行したくないのが手形です。

支払手形は、6カ月以内に2回続けて期日通りに支払えなければ、不渡手形と
なり倒産します。受取手形も支払手形も、どちらも怖いものと考えておきましょう。

多くの会社は「在庫」を持っています。でも、貸借対照表には「在庫」という名前では出てきません。「棚卸資産」である在庫品は、原料、材料、商品、仕掛品、半製造、製品、貯蔵品、副資材など、具体的名前で記載されているはずです。

退職金やボーナスなど、将来支払べきお金をある程度、正確に見積もることができる場合には「~引当金」として、負債に載せます。

一方、資産の部に「貸倒引当金 ××」と記載されていれば、売掛金や受取手形等のうち、 将来回収できないと予測した金額です。

こうやって丁寧に見ていくと、決算書の言葉はそんなに難しくありません。決算書を読むうえでつまずく言葉は、このように自分なりにわかりやすい言葉に変えて理解することをおススメします。


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