決算書を簡単に理解する方法
数字の羅列だらけの決算書を見たただけで苦手意識が働いてしまう人が多くいます。そんな人でもすぐに決算書が理解するコツは、数字の全てを理解しようとしないことです。決算書は半分ぐらいの数字さえわかれば十分です。
決算書を理解するためには、損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)だけわかれば、まずは十分です。
貸借対対照表は会社の財政状態のことで、
①資産(流動+固定)
②負債(流動+固定)
➂純資産(資産-負債)
この3つだけ理解しましょう。
損益計算書は会社の経営成績のことで、
①売上高
②売上総利益
➂営業利益
④経常利益
⑤税引前当期純利益
⑥当期純利益
この6つだけ理解すれば問題ありません。
決算書が分らなくなる人は、決算書の言葉で最初につまずいてしまいます。 売掛金、受取手形、棚卸資産…等々、これだけで判らなくなります。
前渡金 仮払金、立替金、 未収金…すべて同じ意味と思ってしまいます。
××利益、○○費、△△損、××益…
とにかく決算書の勘定項目を見ただけで「自分には無理」と感じてしまう人も多いでしょう。でも安心してください。決算書に出てくる言葉や意味の理解は、後回しでも大丈夫です。
また、決算書の数字は1円単位まで読む必要はありません。
決算書の数字は上から3ケタだけ見ましょう。それ以外は単純化して構いません。