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お金を稼いでもまた更に欲しくなる。

いつかこの程度で終わりに決めておかないと、際限なく欲望は暴走する。

人間は、今の水準で満足できづらい生物である。30万円の給与をもらう人は大概の場合「まだ足りない」と思っていたりする。

いえ私は月に50万円ももらえれば満足だと思う人でもその水準に達すれば更にその生活を維持するためにもっと必要だと言い出す。

そもそも人間はその生活水準を織り込んでしまう。日本に生まれただけで奇跡的にラッキーなのにも関わらず、さらに今よりももっと良き場所を求めて右往左往する。
 
「コップ一杯の水を美味しくするにはどうするべきか?」と質問したことがある。現代人は「レモンを絞る」や「温めてお茶にする」などなど、足すことばかりを唱える。

この場合、引き算的に考えれば生活はもっと豊かになる。運動後の水は既においしいのである。外的要因ではなく内的要因を工夫すれば生活維持の労力も低く抑えられるのだ。それらがみすぼらしいと考えるのは既に、病的な生き方だ。どなたかの手のひらの上で踊らされているだけで、何か通常起こり得るトラブルがあれば、外的要因を追い求める生き方は、生き抜く力は弱いのである。

現代人がお金に執着しだしたのは、ヨーロッパからの概念の押し付けであり弱肉強食、物質至上主義はマルチ商法のように結局は上部数パーセントの操り人形なのだ。早めに離脱できたものこそが本当の賢者である。

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