弥勒-カカシ-菩薩

貴方のままで大丈夫というメッセージを届けています。人の楽しみを増やし、苦を滅する慈悲の行動が増えれば世の中全て収まる。悟り、仏教、哲学、非二元論、ノンデュアリティについて発信。現在ジョージアという国に在住6年目。

弥勒-カカシ-菩薩

貴方のままで大丈夫というメッセージを届けています。人の楽しみを増やし、苦を滅する慈悲の行動が増えれば世の中全て収まる。悟り、仏教、哲学、非二元論、ノンデュアリティについて発信。現在ジョージアという国に在住6年目。

最近の記事

認識できない虫は存在するのか?

認識できない虫は存在するのか? 私たちが目にする虫は、その存在が確認できるものです。しかし、目に見えないほど小さな虫、認識できない虫も存在するかもしれません。この問いは、仏教の「空」の思想にもつながります。つまり、存在しているとも言えるし、存在していないとも言えるという二元的な思考を超えた視点です。 例えば、私たちは普段、目に見える範囲でしか世界を捉えていません。日常的に出会う虫、例えばハエやアリなどは視覚によって簡単に認識できる存在です。しかし、視覚で捉えられないほど小

    • 「私」が実在しない概念に過ぎないことを理解する思考。

      仏教における「点」や「私」といったものは、実体のない概念的な存在として理解されています。「私」というものが実在せず、概念にすぎないことを強く理解するためには、仏教の教えに深く根ざした瞑想や思索の実践が重要です。以下のステップで、その理解を深めることができます。 無我の教えを深く学ぶ 仏教では、すべての存在に「実体」はなく、常に変化し続けるとされています。特に「無我(アナッタ)」の教えは、「私」という固定された実体がないことを示します。これは「五蘊(ごうん)」と呼ばれる、物質

      • 五蘊を意識し分離感をなくす。

        五蘊(ごうん)は、仏教における人間存在の構成要素として重要な概念です。仏教では、「私」という固定された実体は存在せず、五蘊と呼ばれる五つの要素が相互に依存して一時的に形成されたものであると考えられています。五蘊の理解を深めることは、仏教の無我の教えを体感する上で重要であり、執着や苦しみから解放されるための道でもあります。 1. 色(しき)— 物質的存在 まず、五蘊の第一の要素は「色(しき)」です。「色」とは、物質的な存在や物理的な身体、外界の物質そのものを指します。私たち

        • 苦しみから抜け出すための逆転の発想

          苦しみから抜け出すための逆転の発想 日々の生活の中で、私たちはさまざまな形で苦しみを感じます。その苦しみの多くは、自分が持っていないものや手に入れられない状況に対する羨望や、他者との比較から生じるものです。けれども、実際には私たちが苦しみと感じている出来事や状況は、別の視点から見ればその苦しみを軽減し、場合によっては解消することも可能です。ここでは、苦しみから脱出するための「逆転の発想」について考えてみましょう。 まず、多くの人が苦しみと感じる要因の一つに、他人との比較や

          「今ここに集中し、過去や未来にとらわれない生き方」の実践

          仏教の教えに従えば、過去と未来は幻想であり、実在するのは「今ここ」だけです。この視点に基づいて、過去の失敗や後悔に囚われることなく、未来を希望に満ちたものにするためには、今この瞬間をどのように充実させるかが重要です。以下に、納得できる今、希望に満ちた今、やる気に満ちた今を醸成する方法とその根拠を提案します。 瞑想とマインドフルネス 提案: 瞑想を通じて、現在の瞬間に意識を集中し、心の静寂を得る。 根拠: 仏教では瞑想は心の浄化と解放の手段として重要視され、過去や未来への

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          「入菩提行論」について

          「入菩提行論」は、8世紀のインド仏教の学者・僧侶シャーンティデーヴァによって書かれた経典で、菩薩が修行を通して仏道に入るための具体的な道筋を示す重要な書物です。日本語では『入菩薩行』とも呼ばれ、現代でも多くの仏教徒やスピリチュアルな実践者たちに深く影響を与え続けています。この経典は主に菩薩道に関する教えを詳しく説き、慈悲と智慧の両方を培うことで最終的な悟りに到達する道筋を説明しています。 「入菩提行論」は全10章で構成され、それぞれが仏教における実践の核心となる内容を扱って

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          本日の非二元Q&A:我々は波のような存在である

          Q:仏教や非二元の教えでは「何もない」「善も悪もない」「物質もない」と言われていますが、これについてどう解釈すればいいのでしょうか? A:仏教や非二元論では、「何もない」という概念が頻繁に登場します。この教えは、すべての現象が実体を持たない空であることを指しています。物質や善悪の区別も、根本的には固定された実在ではなく、すべては相対的で流動的なものだという理解です。 例えば、善と悪は私たちの心が作り出す概念であり、絶対的な基準は存在しません。物質もまた、見かけ上は存在して

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          大変であればあるほど反転の反発は強いという当たり前の事実

          大変であればあるほど反転の反発は強いという当たり前の事実 人生における困難や挑戦に直面すると、私たちはしばしばその状況に押しつぶされそうになり、先が見えなくなることがあります。苦境に立たされた時、どうしても「これ以上悪くなることはないのか?」という恐れや不安が湧き起こります。しかし、どんなに困難な状況に見舞われたとしても、覚えておくべきシンプルな事実があります。それは「大変であればあるほど、その反転の反発は強い」ということです。 たとえば、ゴムを限界まで引っ張れば引っ張る

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          物質的な満足感は一時的なものにすぎない:アセンションへの道

          物質的な満足感は一時的なものにすぎない:アセンションへの道 現代社会では、物質的な豊かさが幸福の基準とされ、多くの人々がその追求に励んでいます。しかし、物質的な満足感は短期間で消え去り、持続的な幸福には結びつかないことが多いです。物質的な追求が無限に続く一方で、真の充足感を得るためには、意識を高次にシフトさせる「アセンション」の道が求められる時代に私たちはいます。 物質的な満足の限界 物質的な所有や成功は一時的な喜びを与えますが、それに永続的な幸せを期待するのは誤りです。

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          何もしたくない!アセンションの兆候5つのサイン

          何もしたくない!アセンションの兆候5つのサイン 近年、アセンションという言葉を耳にする機会が増えています。アセンションとは、個人の意識が次元的に上昇し、より高次の存在状態に進化していく過程のことです。これは単なる精神的な成長にとどまらず、物理的・感情的・精神的な変容を伴います。そのため、多くの人が新しい感覚や体験を味わい、時に「何もしたくない」という感覚に襲われることもあります。こうした「何もしたくない」と感じる状態は、アセンションの兆候であることが少なくありません。今回は

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          ダメな自分。それでも完璧に存在する

          ダメな自分。それでも完璧に存在する 私たちは日々の生活の中で、自己評価をすることが多いです。「もっと頑張らなきゃ」「これができていないからダメだ」と、自分の欠点や失敗に目を向けがちです。しかし、私たちが「ダメ」と思う部分も含めて、実は私たちはそのままで完璧に存在しています。この視点を理解することで、心に安らぎをもたらし、自分自身を受け入れることができるのです。 完璧さとは自己評価を超えた存在 「完璧」という言葉は、通常は理想的な状態や完全な出来栄えを指しますが、本当の意

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          今ここが常に一番新しい今である

          今ここが常に一番新しい今である。 日常の中で、私たちは過去や未来に意識を向けがちです。「あのときこうすればよかった」「次はどうしようか」と、過去の後悔や未来への不安に囚われることで、目の前にある今という瞬間を見失ってしまいます。しかし、真実はどこにあるのでしょうか?それは「今ここ」にしかありません。そして、この「今ここ」は常に一番新しい瞬間なのです。 今という瞬間は絶え間なく新しく生まれている 私たちの体験は、瞬間ごとに常に変わり続けています。呼吸ひとつ、瞬きひとつ、気

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          「今ここが完璧だと知れば、恐れは消える」

          「今ここが完璧だと知れば、恐れは消える」 私たちが抱く恐れや不安の多くは、未来に対する心配や過去に対する後悔から生じます。「次に何が起こるだろう」「過去の失敗がまた繰り返されるのではないか」といった思考が、心を占領し、目の前にある現実を曇らせます。しかし、もしも「今この瞬間が完璧である」と深く理解することができたら、恐れるものなど存在しなくなるのです。 恐れの源はどこにあるのか? 恐れという感情は、未来や過去に意識が向かうときに生まれます。人間の心は、起こっていない未来

          「今ここが完璧だと知れば、恐れは消える」

          完璧な今に気づくための深い実践法

          「完璧な今に気づくための深い実践法」 私たちの多くは、未来への不安や過去への執着、自己評価にとらわれることで、今の瞬間に完全に満足することができずにいます。しかし、どんなに未来を追い求めても、真の満足感は「今ここ」にしか存在しません。以下では、今この瞬間が完璧であると気づくための本質的な実践方法をいくつか紹介します。 1. 自己の解体とエゴの超越 仏教や非二元論の教えに基づき、「自己」という概念自体を問い直すアプローチがあります。多くの苦しみや不満は、「自己」や「自分」

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          未来への波紋を広げる:今ここからの影響の作り方

          未来への波紋を広げる:今ここからの影響の作り方 非二元論の視点では、「今ここ」に働きかける主体は存在しないとされています。私たちが意識して行うすべての行動は、実際には自然な流れの一部であり、自己というものも幻想に過ぎません。しかし、私たちの経験の中では、未来に影響を与えたいという感情や欲求が自然に湧き上がるのも事実です。この矛盾するように見える状況の中で、今ここにどのようにして未来に良い影響を与えることができるのでしょうか。それは、まるで静かな水面に石を投げ入れたときに波紋

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          コミュニティーつくりの未来

          今、私たちが生きている時代は、世界中でさまざまな分断が進行していると感じる人が多いでしょう。かつては、情報や価値観が共通の枠組みの中で共有され、コミュニティーも地域や国という単位で強く結びついていました。しかし、インターネットやSNSの普及、個人の価値観や趣味の多様化が進む中で、従来の繋がりは薄まり、私たちはますます孤立しがちな時代に突入しています。こうした背景の中で、今こそ「コミュニティーつくり」の重要性が増していると言えるでしょう。 世界的な分断の現状 まず、世界的な

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