今の自分には感謝が足りていないと思ったこと
こどもたちも大きくなり、
そろそろ子育ても一段落か。
親の気持ちが最近になってやっと
わかってきたのかな…。
こどもが生まれた時はこどもが
こどもをつくるみたいだなと。
責任感も無く、
その日1日を生きるのが精一杯だった。
ただ、自然と涙は出てきて嫁さんには
感謝しかなかった。
人が生まれてくるってすごいことなんだよね。
確率とかはよくわからないけど
なにせ簡単ではないということ。
「人との出逢い、ご縁。」
人と人との出逢いってその人がいろんな場面で選択をして今まで歩んできた人生の中での出来事。
何か違う選択をしていたら嫁さんとは
結婚できなかった。
わたしも嫁さんもいろんな人と出逢い、
過ごしてきた。
だけど結婚に至ったのはこの二人だった。
当然、親やご先祖様たちの出逢い、
選択も全部が関わってここにいるんですね。
そしてこどもが生まれたこともすごい偶然やご縁でつながっているんです。
「盲亀浮木」
あるえらいお坊様がお弟子さんに
「大海に住んでいる亀さんが
百年に一度浮かびあがってくる。
そのときに木材が浮いて漂流している。
その木材に小さな穴が空いていて、
亀さんがその穴に頭を入れることはあるか。」
と訪ねた。
そのときにお弟子さんは
「そんなことはあり得ないでしょう。」
と答えたそうです。
現実的に考えて、例えば人類の叡知をもってして
色んな科学的な検証や準備をしたとしてもまず
不可能でしょう。
お坊様はこれくらいの非常にあり得ない確率で人は
生まれてくるんだよ。
ということをお弟子さんに伝えたそうです。
わたしは
親はこどもを育てて当然だ。
学校に通わせるのも当然だ。
感謝が欠けていたんです。
わたしの小さいころは家は兼業農家で
親は会社員と農家の二足のわらじでした。
夜遅くまで家からは遠い田畑に行き、
帰りも夜遅くなってた。
親は若いころに家を新築し
今も問題なく建っている。
お墓も新しくして
定年後は畑などを耕して、
のんびりと過ごしている。
決して裕福ではなかった。
でも、なに不自由のない生活をさせてくれた。
旅行にも連れて行ってくれたり
おもちゃも買ってくれた。
決して豪勢ではなかったが楽しい思い出だ。
親が出逢ってなければ
今のわたしはない。
そしてあり得ない確率で嫁さんと出逢い
こどもたちが生まれてきてくれた。
そしてたくさんの人たちが
要所で助けてくれた。
有難いことだ。
滅多にないことだ。
これにどう感謝しようか、
それは親からの恩をこども伝えていくことだと
今は思う。
そして支えてくれた、助けてくれた人たちへの
恩は困ってる人や難儀な人を手助けすることで
同じように恩をつないでいくことだと思う。
生まれてきたことに感謝して
日々精一杯生きること。
親とご先祖様、嫁さんの親父さん
お袋さん、ご家族、ご先祖様に感謝して
明日も1日頑張って行こう。
(明日は日曜日なので月曜日から…😃)