若返り、「返り」たいわけじゃないんだよな
私が働く美容クリニックは、アンチエイジング治療を得意としています。
しかし、医師の方針もあって、「不自然」をよしとしていません。
私はその方針にとても共感して、ここで働くようになりました。
私は、自分の年齢は、自分が頑張って生きてきた証でもあると思うし、年齢を恥ずかしいと思ったことがありません。
年齢を聞かれて「いくつに見える?」というおばさんにはならないでおこうと若い頃から思っていました。
だって、そう聞く人に限って、年相応以上に見えるのに、若作りで不自然な人が多くて痛いと思っていたから…
アンチエイジングはしたいし、「若返り」という言葉につい反応する自分もいますが、別に若い頃と同じようになりたい訳ではないんですよね。
これはクリニックに来られる方も、私のファッションやメイクのクライアント様も皆さん同じようにおっしゃいます。
若「返り」ではなく、「今の自分のベスト」になりたい、と。
老化は顔だけでなく、体や声にも現れます。
なので、顔だけ一生懸命にがんばったところで、首や手を見たり、声を聞けば、ある程度の年齢はわかってしまうのです。
だから、若く見えるなら、マイナス3歳くらい、マイナス5歳に見られれば超ラッキー!くらいを目指すのがいいな、と思っています。
マイナス10歳を目指すと、それこそ、「年相応以上に見えるのに、若作りで不自然な痛い人」になってしまう気がしています。
自分の年齢や老化現象を受け入れることが、まず40代になって最初の課題だと思います。
頑張るところは頑張り、諦めるところは諦める。
(ただし、諦めすぎていつも自分のことを「おばさん」と言っていると、必要以上に老けます。)
日本は若さ信仰が特に強いと思いますが、私はNETFLIXの「Emily in Paris」のシルヴィーのような女性にとても憧れています。
年齢を重ねてきたからこそ出せる知性とセクシーさ。
そして自分を熟知してファッションを楽しんでいる姿。
この年齢にしか醸し出せない美を目指して、自己ベストを更新していこうと思います。
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