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無料版hubspotを超攻略する

最近、様々なサービスでhubspotを使っている(であろう)場面を見かけます。仕事でも有料無料関わらずhubspotを使う機会がちょいちょいあって、せっかくなのでその知見をnoteにしようと思います。

hubspotって軽いノリで手を出せるツールじゃなくね?

マーケティングソフトウェアの価格表___HubSpot

私の中で、hubspotの「イメージ」ってこの価格感でした(starterもあるけどイメージ的に)。そこそこの規模がある企業か、ガチめのガチにMAやりたいチームにしかペイ出来ないイメージで、走り出したばかりのチームや優先度高いことが他にあるようなチームなどにはなかなかハードルが高く、馴染みがないのでは…と。

hubspotの無料版で使える機能たくさん

使ってみたいですよね。すごそうだし。実際すごいし。

でも大丈夫。hubspotには無料版があるのです。無料版でも十分使える機能がたくさんあるので、とりあえず活用してみるとよいと思います。

ちなみにhubspot無料版の位置付けは、
「CRM機能+各機能(Sales、Marketing、Service、CMS)のライト版」ってかんじです。

hubspotには、営業向け、マーケティング向け、などそれぞれの活動に特化した機能ごとに料金プランが設定されています。営業で使いたいならSales hubという営業に特化した機能がついた料金プラン、みたいな感じです。無料版ではそれらをつまみ食いして使えます。

hubspotの無料版で出来ること

無料版hubspotの主要機能と特徴・無料版の制限はこんな感じ。(いろいろ端折っているので詳細はこちら

コンタクト管理:100万件のコンタクト管理OK。カスタムプロパティ(コンタクトに紐付ける独自項目)は10件まで。
フォーム作成:独立ページ、埋め込みもOK。スタイル設定の自由度は低い。作成数自由だがhubspotロゴ付き
リスト管理:動的リスト(hubspotの様々なデータを使って自動的にセグメントする機能、設定出来るパターンに制限あり)5件まで、静的リスト(手動作成)25件まで。
ミーティング予約機能:1カレンダー連携・1URLのみ発行。埋め込み不可、URL変更不可、予約時のフォームなどカスタマイズ不可。
チャット:Facebook Messenger連携・イメージカラー変更・営業時間の設定OK。一部のモード使用不可。
メール送信:1か月最大2,000件まで送信OK。hubspotロゴ付き。
広告管理:FacebookやGoogle広告と連携OK。広告経由のフォームCV数値取れる。2アカウントまで、上限金額制限あり。
ドキュメント管理:メールなどで素早くドキュメントの共有が出来る。開いた数値なども取れる。5件まで。
取引管理:コンタクトごとの取引のステータス管理。設定しておけば各ステータスごとに獲得金額など見れる。自動化(プロパティが動いたら取引ステータス変更など)、別のパイプライン作成(Trelloでいう別ボードみたいなものの作成)は不可。
チケット管理:チャットやメールで発生するタスクのTODOリストのようなもの。制限は取引管理とほぼ同じ。
・レポート分析:様々な数値や切り口でグラフ化が可能。分析できるデータや数に制限あり。
ツール連携アプリ利用:マーケットプレイスで提供しているツール連携アプリが使える。Mailchimpやzoom、Gmail、Outlookなど様々。提供アプリの機能によってはhubspot無料版で適する機能がなく使えないものもある。(各アプリの詳細画面で利用OK/NGは確認出来る)

メール配信ツール、チャットツール、ミーティング予約ツールなどバラバラにツール使いがちですが、hubspotなら一括管理できてなおかつ顧客管理もここで出来てしまうという。しかも、全部の情報が紐付けられるから様々な施策に発展させやすいです。

いくつかピックアップします。

フォーム

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コンタクトのプロパティに紐づけてデータ連携・保存出来ます。ラジオボタン、ドロップダウンはもちろんありますが、ファイル送信や日付選択なども可能。サンクスページを別URLに飛ばしたりも出来ます。

チャット

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こういうのつけられます。メッセージが来たら、メールアドレス取得してメールを返すことも出来るし、事前に知りたい情報など取得してコンタクト情報に保存しておくことも無料版で可能。

ミーティング

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Googleカレンダーなどを連携してミーティング予約ページが作成出来ます。予約受付時間帯の設定や、ミーティング予約前後の時間帯を予約出来ないようにするなども設定可能。

hubspotの無料版でもこんなこと出来る

小規模であればこのくらいのことは無料版で実現可能です。

申し込みからアンケート回答まで必要なもの揃う
例えばウェビナーなどのイベントの申し込みフォーム、リマインドメール送信、アンケート送付し回答までhubspotだけで完結出来ます。
もっと詳細にやるならば、広告管理からzoomウェビナー参加有無まで全部トラッキング可能です。

広告出稿→フォーム申込み→リマインドメール→zoomウェビナー→アンケート送付

問い合わせから商談成立まで一括管理
フォームから問い合わせがあり、そこから商談の内容記録やメール送信も出来るため、コンタクト見ていれば過程がすべて見える化。資料をドキュメント登録しておけば、サクッと必要な資料の連携も出来て閲覧してくれたかなどトラッキングも可能。

フォーム問い合わせ→商談をコンタクト保存→メール送信もコンタクトから→ドキュメント送付

ミーティング予約とzoom発行一緒に出来る
zoomアプリを連携させておけば、ミーティング予約後にお相手のメールアドレス宛にスケジュール招待し、そのスケジュール詳細の中にzoomのURLを発行しておいてくれます。

ミーティング予約→zoom発行→Googleカレンダー招待

これがしたい場合は有料プランへ

制約を取っ払っていろいろしたくなったら有料プランへの切り替え時です。下記は例えばこんな場合、というのをピックアップしました。

たくさんコンタクトをセグメントして何かしたい
無料プランだとセグメント出来ることが限られるので、有料プランの切り替えをおすすめします。特定のフォームを送信したコンタクト、プロパティが特定の値のコンタクトなど、動的リストを使うことが多いので無料版の5つの動的リストで物足りなくなったら切り替え時かもしれません。

メール施策を本格的に行いたい
1ヶ月最大2,000件だと、場合によってはすぐに上限いってしまうと思います。顧客がたくさんいたり、定期的にメールを送りたい場合には、有料プランで数を気にせず送れるようにするのがよいでしょう。

LPやブログ、SNSを分析したい
サブドメインを登録してLPやブログ機能を搭載できるのですが、それはMarketing hubの機能なのでそちらの有料プランへ。SNS連携も同様。リンクさせると、関連キーワードのツイートを一気に確認・アクション出来たり、そのアカウントのツイートにコメントしたコンタクトの抽出なども出来たり、すごいです。

hubspotのロゴ付きのアウトプットしたくない
わかる。わかるよその気持ち…。その場合は、有料プランへ。


まとめ

無料版だけでも、制約はあれどいろんなことが出来ます。

MAツールってどうなの?難しいんじゃないの?使いこなせる自信ないんだけど?みたいな方もいらっしゃるのではないかと思うのですが、まずその第一歩として無料版を駆使して何か仕掛けてみるとよいと思います。

あと、私の主観ですがhubspotは使い慣れるまでに多少時間がかかると思います。その時点でくじけてしまうのはもったいないのですが、有料プランのhubspotのサポートは手厚くて、チャットサポートで聞いたら数十分で解決します。そういう意味でも有料プランを使ってみるのはとてもおすすめです。この金額には、問題解決の効率化までついていると思ってよいです。

セールス、マーケティングに必要なことがすべて揃っているhubspot。ぜひ活用してみてください。

※調査しながら進めましたが間違っているところがあったらごめんなさい。ご指摘ください。


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