無味無臭な感情 それは穏やかな時もあれば ひどく心を乱す時もある
君は信じないかもしれないけれど 君に出会ってから 色という色が無くなって 僕の世界はモノクロになったんだ 君が思うほど 悲しいことじゃないよ 今までは感じることの出来なかった 陰影の美しさを感じられるようになったんだから 日々、 陰影の美しさに陶酔して とても充実しているよ
手をとりあって まわるまわる きのうの悲しみも あしたの悲しみも マゼコゼにして まわるまわる 手をとりあって 幻想の君と まわるまわる 手をとりあって
なぜ君は僕を求めてくるの？ 僕のことには無関心なくせに 僕はいつも君の幻想を追っていて 辿り着いたと思うと 偽物だったと気付かされる 君は平気な顔して 僕を騙すんだ そして、 僕を大事そうに見つめる でも、 本当は僕のことなんかどうでもよくて 僕の手さえ握ってくれない 君の世界には僕が存在していないんだよね 馬鹿みたいだよ こんなにも君を愛おしいと感じているのに 君には僕が映らない ねぇ、ほら、 こうやって手を握れば 僕の体温を感じられるだろう？ 僕はここにいる
君が見ていた未来と 僕が見ていた未来と 重なり合ったのは 一瞬で 僕たち、 なんだか呆気なかったね
ただ、 クッキーを食べただけ それだけで 君の声を思い出した 僕の嫌いだった声 甘えたような甘い声 話し方も嫌いだった 僕を責める時だけ早口で 気が多くて 浮気性で 君の方から僕を口説いたくせに 僕を責めてばかりで 僕はアクセサリーとしても 失格だって言ってたね 君は最初から最後まで最悪だったけど 君の作ったクッキーだけは サイコ―だったよ 君のチョコチップクッキー
僕の方から離れたのに まだ君のこと考えちゃうんだ もしかしたら、って 君は僕のことなんて とっくに忘れてるのに 心の隅の方で 期待しちゃう 何度も裏切ったのは 僕の方なのに 君は試されてるみたいって いつも泣いてた その度に 僕は自分の弱さを感じていた でも、 君には中毒性があって 離れているほど 愛おしくなるんだ いつも近づくほど お互い 苦しくなるのにね
君のいない未来でも 僕は幸せになれると思う 今、君がいなくなったら 順応するのに少し時間がかかるかもしれないけど 君のいない過去も それなりに楽しかったし だから、僕たちは 君が思っているほど 特別じゃないのかもね
本当、勝手だね 僕のことはもう、忘れたの？ 君の言葉も涙も嘘ばかり 僕は信じたかったけど 信じても自分の心を切り売りして失うだけ もう、僕の心はあんまり残ってないよ ねぇ、 いつまでそうやって 嘘をつき続けるの？
隣には君 僕の心は 欠けている 共にした時間分 心が欠ける 何度試しても 欠けてしまう 分かり合えないって 分かっているけど 欠けるたびに また君に会いたくなる
見たいものしか見てないのは 君の方だろう 君にも君との人生にも うんざりだよ もうこれっきりにしよう 僕は もっと広い世界で 自分の存在意義を感じたいんだ
noteで作成した詩を動画にしました。 【感情の情】 愛してる？ 愛してないよ。 好きじゃないの？ 好きだよ。 じゃぁ、愛してよ。 遠慮しておくよ。
言葉のやり取りで 小さな歪みが埋まる 他愛もない話 意味をなさない言葉の羅列 無駄な時間 数分の会話 なんの価値も見出さない対話の時間が 小さな感情を掬い上げて 救う よし、 明日もどうにか生きられそうだ
noteで作成した詩を動画にしました。 【不満足】 足りない 足りない 足りない 君が 足りない 隣にいても 君が足りない ねぇ、 僕のこと ちゃんと見えてる？
簡単なことよ たった一言でいいの 重く考えることなんてないわ 軽くささやいてくれるだけでいいのよ 「君は大切な人だ」って
本当なんて意味がない 本当であることなんて なんの価値もない 昨日の僕も 今日の僕も 明日の僕も 本当じゃないし ニセモノでもない 本当である事に どれだけの価値があるのか？ 呼吸している事実があれば あとは何でも構わないんだよ 本当かニセモノかは 時間と共に変化するものだから 価値には値しないんだよ
