君死にたもうことなかれ、ライオンハートとユア・マイ・サンシャイン
いつものように皿を洗いながら、菊池桃子のラジオを聞いていた。
SMAPのライオンハートが流れた。
曲が終わり、菊池桃子は言った。
「君を守るため、そのために生まれてきたんだ。
・・・この曲は雌ライオンを命がけで守る雄ライオンの姿を歌ったそうです。
でも、そう思っているのって、実は男性だけではないって、わたし思うんです。」
(※うろ覚えだが、こういった趣旨のことを彼女は確かに言った。)
共感した。
前から薄々と思ってはいたが、菊池桃子、結構好き、と思った。
自分でも驚くほどに、夫を守りたいという気持ちがある。
夫は一般的にみて、庇護欲を誘う系の生き物ではない。
背が高く、健康体だ。生活力がある。多趣味で、性格的にも自立している。
ひとりでも楽しく生きていけるタイプの人間だ。
それなのに、なぜ?
過去に仕事で潰れそうになったときには、夜の海に連れ出してくれた。逃げていいと言ってくれた。
愚痴や不満を言ったときには、考え方のシフトチェンジを提案してくれて、一緒に憤慨してくれた。
どん底にいるときに救ってくれて、一緒にいると元気になれる。わたしの太陽だ。
これまでしてもらった分をいつか返したい。
もし、誰かが彼に刃を向けるようなことがあったら、身を挺して庇いたい。
もし、誰かが彼を傷つけるようなことがあったら、そいつの喉を掻っ切りに行く。
単なるヒロイズムかもしれない。
でも、ほんとうにそう思うよ。
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