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ジャニオタがLDH好きの家庭に嫁ぐことになった。②

やっちまった。

端的にいうと、

オタクを隠そうと思ったにも関わらず、オタクが出てしまったという話。

(サブタイトル:オタク気質は隠せない。)

①よりも惚気が多いので許して欲しい。



彼のご実家にご挨拶に行ったその日、夕ご飯をいただいた後のことだった。
(①の後のこと)


壁の写真(彼とその兄弟の)に話がうつり、その流れでなんとアルバムを見せてもらうことになった。

(すごく彼女が彼氏の家に遊びに来た
っていうシチュエーションそのままじゃない?)

節目節目でちゃんと写真を残すお家だったので、たくさん写真があった。

写真館で撮ったものからまず見せてもらったのだが、あまりの可愛さに、

「うわっ、かわいい」

と叫んでしまった。


幼少期の彼は、今よりもずっとあどけなくて、肌には髭なんて跡形もなくて、
もう、まさに

ショタッショタだった。


引き合いに出して悪いのだが、

わたしの推しである佐藤勝利くんの小さい頃のお写真を見るときにも、

あまりのかわいさに、条件反射で

「うわっ、かわいい」

となるが、それと同じオタクの反射神経だった。

(みんななるでしょ?)



可愛さの嵐は続いた。

白いハイソックスを履く幼年期の彼。

名門私立中学校入学みたいなかしこまった中学一年生の彼。

極め付けは高校入学の彼。

中学生の時よりも、ずっと現在に近い感じに成長したけど、はにかんだ表情が相当キュート。

「ひょえ!かわいい!!」

と発してしまった。


彼のお母さんは、「ひょえって…」と、若干引き気味であったが、

そのあと、今度はスナップ写真を見せてくれた。

たがが外れたわたしは、いかにも家庭で撮った感のあるスナップ写真に、

「オフショットだ!」

と声に出して喜んだ。

冷静に振り返ってみると、オフショットなんて言葉、オタク以外使わないのではあるまいか??


しかし萌の嵐は止まらない。

スナップ写真では、くだけてダブルピースをかましたり、にっこり笑ったりと、これまた大そう可愛かった。

5人のお友達の真ん中でダブルピースを決めている写真があり、
「○○くんセンターだ!」と声に出してしまった。

冷静に振り返ってみると、センターなんて言葉、オタク以外使わないのでは??

しかしわたしは興奮していたのだ。

それに、わたしにはもっと必死に堪えた言葉があった。

尊みが深い!!

と心が叫びたがっていた。



気に入った何枚かを写真で写して(もちろん許可をとった)、
帰り道はジャニショに行った帰りの如くほくほくであった。

彼には、「ショタ○○くん、て言うんじゃないかと思った」と言われた。

(わたしはかねてより彼のことを「ショタ〇〇くん」と呼んでいる)

さすがにショタとはご家族の前で言わない。必死に堪えた。

でも彼のショタ時代の写真はこっそりひとりでみるもんだなということと、

身についたオタク気質はそう簡単に隠せないのだと身に染みて分かった。

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