ガラスペン、書き比べてみた(本音)レビュー
気になっていたガラスペンが一通り揃ったので、書き比べてみました。
手前から、Fonte ガラスペン 本体825円 別売りキャップ330円
ハリオサイエンス 毎日使いたいガラスペンBRIDE 7,700円
エルバン つむぎ(コーラル) 3,300円
硝子工房トリニティ 残雪 11,500円
主な使い方としては、「読書記録をその本のイメージに合ったインクで書きたい!」なので、バレット・ジャーナルに使う予定のロイヒトトゥルムで書き比べました。使ったインクはPILOTの色彩雫「冬柿」。芸術新潮9月号掲載の「なぜ、どのように、そして異性装のニッポン」という記事を書き写してみました。試した順番は、お値段順です。
。一回どぶんとつけて、どの角度で試してもインクが付かなくなるまで
Fonteは3行、エルバンは7行、ハリオは5行、残雪は11行という結果。
①Fonte ガラスペン
Fonteはお手軽なお値段からとりあえずガラスペンを試してみるのにいいといった声も見聞きしますが、う~ん、、ペン先が紙の上を走るときの音が心地よくないんですよね。ガラスというよりは、プラスチックでインクをこすりつけて書いているような、、(←あくまで個人の感想です)。インクがたっぷり付いている時の太字具合も字が潰れてしまいそうな時があります。ボディ部分がスケルトンなので、試しにローズのハーブティーを入れてみました。意外に華やかな感じになって、この点は気に入っています。
②エルバン つむぎ
エルバンは持ちやすい、書きやすい、インクもちもいい。紙の上を走る音も耳に心地いいです。お値段も手ごろなので、ガラスペンの魅力を知る最初の一本として、Fonteよりこちらを推したいかな、、(←あくまで私見です)
③ハリオサイエンス BRIDE
ハリオは私的には少し期待外れでした。ガラス製品の老舗の商品+お値段からハードルを上げすぎていたのかもしれませんが、持ちやすさ、書きやすさ、インクのもち、そしてデザイン、これらの点において、エルバンには負けるのです(←あくまで個人の感想です)。この「毎日使いたいガラスペン」にはGROOMもあって、そちらだとグリップ部分が太さ・長さとも+3mmなので、私好みだったのかもしれません。
④硝子工房トリニティ 残雪
最後、「残雪」。ハンドメイド通販サイトのCreemaで購入した硝子工房トリニティの作品。、、、、めちゃめちゃいいです(←あくまで個人の感想です)。ずっしりとした重さで手になじみます。インクもちも、最後、付かなくなる直前までかすれることがほとんどなく、ストレスフリーに書けます。そして、何よりもペン先や持ち手の繊細な美しさ、、、
決め手は「持ちて」「インク」「紙とペン先が発する音」
まだまだガラスペン、使い始めたばかりですが、①持った時の適度な太さと重さ、②インクもちとインクの出方(→なるべく一定での濃さで書けること)、そして③ペン先が紙の上を走るときの音、私的にはこの三つがガラスペンの書き心地を決定します。
②に関しては、当たり前なんですが、ヘッド部分の大きさと溝の本数や構造で、購入前に試し書きができなくても、ある程度、推測がつくかもしれませんね。一番もちが良く、出方も安定している残雪は、ヘッドがやはり大きく、流線型の溝。この溝のおかげで、インクをキープできる量と時間が長いのではと思われます(←あくまで素人の私見)。エルバンとハリオのヘッド部分はエルバンの方が2mmほど長め。溝の数はどちらも10本ですが、爪先で触った感じで言うとエルバンの方が多分深い。
③については、紙との相性があるかもしれないと思い、少し上等な紙で再度試してみました。使ったのは、この本。
この本には書き心地の違う用紙が7種類使われています。今回はLライティングペーパーのページを使用。使ったインクはSAILOR 四季織の「土用」
ライティングペーパーだと、Fonteの「ペン先プラスチック?」感は薄れて、音と書き心地は良くなります。が、当然、エルバンや残雪も、この紙だと書き心地はさらに上がるわけで、、、Fonte6行、エルバン14行、ハリオ7行、残雪は写真に写っている9行+次のページに2行進みました。写真から分かると思いますが、エルバンと残雪はインクの出方が安定していました。
まだまだ欲しいガラスペン、いっぱいありますが、エルバンと残雪レベルの書き心地じゃないと、多分使わないと思います。当分はこの2本をじっくりと堪能することになりそうです、、、
と思う一方で、、、
ふるさと納税返礼品でガラスペン!
大分刑務所で製作されているそうです。試してみたい!