澪蓮

取り留めのない言葉たちを文章にすることが好きです。 *ADHDと軽度の自閉スペクトラム症を持っています。まあまあそれなりにやっています。

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  • 雨の音。窓を打つ。

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利用規約

私の作品を使いたい、と思ってくださった皆様ありがとうございます。 避けれるトラブルは避けたいので、僭越ながら利用規約を設けます。 ご利用前に目を通して頂けますよう、よろしくお願い致します。 【著作権に関して】 朗読や音声表現での利用はフリーと致しますが、著作権の放棄は致しません。全て作者の「澪蓮」に帰属いたします。 常識の範囲内でご自由にご利用ください。 【禁止事項】 ・公序良俗に反するコンテンツ、媒体、目的での利用 ・作品イメージを損なうような利用 ・違法行為に関わる

    • さようならの日記。その3

      日に日に思い出せないことが増えていくけれど、 それでも、私は、あの時の幸せから逃れられない。 簡単に忘れるなんて出来なくて、 今でも思い出しては苦しくなる。 色んな思い出を沢山消して、 トリガーごと壊して、壊したのに、 何度だってその銃は私に向かって撃たれる。 今でも生きているのか確認をして、 あぁ、生きているな、と安堵して、 こんなに執着してしまうのは、 やっぱり幸せになって欲しくないからだろうか。 こんな時に頭に流れるのは CIVILIANの『Y』という歌。 聞

      • 推したちへ

        ふと、推しに手紙を書きたいと思った。 ペンと便箋を用意すれば手紙は書ける。 私は手紙を書く文化がある界隈にいる。 でも、書かない文化の界隈にも推しはいる。 今の時勢では推しは簡単に作れて、 簡単に応援できて、簡単に可視化できて そして、簡単に、お別れができる。 推しが消えることもあれば、 オタクが消えることもある。 安易に推しと言う言葉を使うべきでは無い。 推される側はきっとそう思ってるだろうし、 私もそう思う。 それは推しなの?その応援は正しい? そんな程度で

        • さようならの日記。その2。

          「勘違いしないで、お前には価値ないから」 前提として聞きたいことがある。 『あなたに友人はいますか?』 ということである。 先に言おう、私には友人と思える相手は一人もいない。10年以上そう思って生きてきたし、今後もその考えは無くならない。ちなみにこれから作ることは絶対にない。 友人。友達。 便宜上の言葉であり、きっと普通の人と人よりは1歩踏み込んだ関係を指すのだろう、と思う。 1人だけ私を友達だと言う人に心当たりはあるし、とてもお世話になっているけれど、私からその言

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        • 雨の音。窓を打つ。
          4本

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          拝啓 さようならのあなたへ

          どうしようもない私の吐瀉物を処理するだけです。 そう、これは汚物である。 「いくら払えば一生そばにいてくれますか。」 冗談を言うことが多い人だった。 どうしようもない私は、どうしようもない方法でお金を稼いでいた。だけど、死活問題だから、どうしようもなかった。 暮らすため、遊ぶため、手っ取り早くて、それていて嫌いじゃないこと…… 考えたらすぐ辿り着くこと。 そんな私に対して放たれたのが冒頭の言葉である。 この言葉を言った相手は、私の稼ぎ方に嫌悪、と言っていいかは分から

          拝啓 さようならのあなたへ

          朗読劇「アマリリスとおはなやさん」プロローグ②

          6/2(金)21:00より上演予定の 朗読劇「アマリリスとおはなやさん」 原案のプロローグ公開です。 ▼前半はこちらの記事にて ▼ダイジェストの音源はこちら https://u8kv3.app.goo.gl/zaQwq アプリ不要、ブラウザからも視聴できます。 少しでも世界観が気になったら是非。 2.プロローグ後半 店内は所狭しと花瓶が置かれ、様々な花が並んでいました。 おじいさんは作業台の前に立ち止まり、 「ふむ、君には踏み台が必要だね。」 と言いながらさらに店内の

          朗読劇「アマリリスとおはなやさん」プロローグ②

          朗読劇「アマリリスとおはなやさん」①

          6/2(金)21:00より上演予定の 朗読劇「アマリリスとおはなやさん」 原案のプロローグ公開です。 5/11(木)19:00に後半をアップします。 ▼ダイジェストの音源はこちら https://u8kv3.app.goo.gl/E4Riz アプリ不要、ブラウザからも視聴できます。 少しでも世界観が気になったら是非。 1.プロローグ前半 とある街のとっても大きな通りを小さな女の子がトタトタと走っておりました。 雲ひとつない真っ青な空。 そんなどこまでも続く青の中に小さ

          朗読劇「アマリリスとおはなやさん」①

          これから先を。

          夢って、なんだろう。 ふと立ち止まった時に、やりたいこと、してみたいこと、やらなきゃいけないこと……その他ざまざまの日常で当たり前のこと。 夢って、手の届かない所にあって、 それでも、手にしたいものでも、ある、 そういうものなんじゃないか。 ただ、断ち切れない未練のために始めた『朗読』。 超えるために、叶わなかったものを叶えるために、続けてきた、つもりで。 超えた瞬間は、実際には無いのかもしれないけれど、手に掴めた瞬間はいくつかあって。 この未練は、どこへ向かうべき?

          これから先を。

          朗読劇「雨の音。窓を打つ。」を終えて。

          朗読劇「雨の音。窓を打つ。」 全三公演、無事に、とは言えないかもしれないけれど、どうにか最後まで辿り着けました。 色々な形でお聞きくださった方、誠にありがとうございます。 ▼まだの方はぜひコチラから。 ①https://u8kv3.app.goo.gl/9v8vN ②https://u8kv3.app.goo.gl/1bSeL ③https://u8kv3.app.goo.gl/RF7Rs ▼台本もUPしています。 ①https://note.com/miren_sp/

          朗読劇「雨の音。窓を打つ。」を終えて。

          【小説】雨の音。窓を打つ。③

          この台本は他の作品とは違い、フリーテキストではないため、 配信等で読みたい方はコメントにてお知らせください。 ※多少バージョンが違いますが  台本形式に直しているものを提供することも可能です。 ▼朗読劇として上演したものはコチラ https://u8kv3.app.goo.gl/RF7Rs(アプリ不要/ブラウザ視聴可) ------------------------------------------- 七. ありえないほどの喧騒。声。足音。声。声。足音。 今日は文

          【小説】雨の音。窓を打つ。③

          【小説】雨の音。窓を打つ。②

          この台本は他の作品とは違い、フリーテキストではないため、 配信等で読みたい方はコメントにてお知らせください。 ※多少バージョンが違いますが  台本形式に直しているものを提供することも可能です。 ▼朗読劇として上演したものはコチラ https://u8kv3.app.goo.gl/1bSeL (アプリ不要/ブラウザ視聴可) ------------------------------------------- 雨の音。窓を打つ。 四. 文化祭の出し物。個人個人の作品発

          【小説】雨の音。窓を打つ。②

          【小説】雨の音。窓を打つ。①

          この台本は他の作品とは違い、フリーテキストではないため、 配信等で読みたい方はコメントにてお知らせください。 ※多少バージョンが違いますが  台本形式に直しているものを提供することも可能です。 ▼朗読劇として上演したものはコチラ https://u8kv3.app.goo.gl/9v8vN(アプリ不要/ブラウザ視聴可) ------------------------------------------- 「雨の音。窓を打つ。」   一. 朝が来るのが憂鬱だと思って

          【小説】雨の音。窓を打つ。①

          たまに、息が白く。

          なにか物語を描きたいなと思ったときに、 それに掛ける時間というのは案外ちっちゃい。 更新も滞っているので、日記でも書こうかななんて、 言葉を吐き出し始めたわけです。 物語の中枢にある「言いたいこと」って 人生に置き換えてしまったら、 本当に一瞬間のことだったりする。 それでも、その世界が誰かの永遠だったらいいなと 願わずにはいられなかったりも、する。 私は物語を書くことが好き。 それは小さい頃から唯一していることで、 紙とペン、デジタル端末、最悪頭だけあれば まぁ、続け

          たまに、息が白く。

          「斜陽 原作 太宰治」を終えて。

          改めまして昨日は「斜陽 原作 太宰治」にご来場ありがとうございました。 Spoonに書こうとしたら字数制限で入りきらなかったので、珍しくこちらに。 昨日は太宰治原作の「斜陽」という作品を再編した 「斜陽 原作 太宰治」をSpoon上で配信しました。 私は主催者兼演出家という立ち位置で演じることはしませんでしたが、 いかがでしたでしょうか。 斜陽が好きでこの記事にたどり着き、 聞けていない方はよろしければこちらからどうぞ。 (ブラウザ版でしたらアカウントがなくても聞けます)

          「斜陽 原作 太宰治」を終えて。

          鏡よかがみ。

          もう若くないのだから。 もう子供じゃないのだから。 鏡の中の私が言う。 いつだってワンダーランドに連れて行ってくれていた。 いつだってキラキラ輝くものを映してくれていた。 鏡に裏切られていく。 私たちはいつも縛られ、上手に歩けない。 こんな風に思うことが誤りなら、一度だって幸せをうつさないで。 輝くような感情のひとかけら、幸せたちを一つたりとも奪わないで。 一歩踏み出すことが地獄なら、最初から天国なんかなかったらよかったの。 もう私は大人からは逃げられない。

          鏡よかがみ。

          過去作まとめ

          SPOONユーザー様限定で音源編集依頼を受け付けるにあたり、 過去作を掲ししております 【BGMなし・SEのみ】★おすすめ! 姥捨/太宰治 https://u8kv3.app.goo.gl/zDSCb 【BGMあり】 朝/太宰治 https://u8kv3.app.goo.gl/xXQeG 君とスカート/わかな https://u8kv3.app.goo.gl/MkX8g。

          過去作まとめ