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イギリスでNHSを使い手術をすることに!驚
2014年あたりにブログを書き始めて、かなり年月が経っていますが、まさかこんなことを書くことになるとは思ってもみませんでした。さてと、
経緯を簡単に話すと、5年くらい前から1年に1回、6ヶ月に1回くらいパニック障害になり始めたことがきっかけです。症状は、心臓が1分間に150回以上脈を打ち始め(いわゆる動悸)、胸の痛み、立つと目くらみ、汗がでたり、怖い想像をし始めました。(例えば、これはただのパニック障害ではなくて、心臓発作ではないか?とか倒れるんじゃないか?とか)
この症状が初めて起きてから1年に1回あったりなかったり、6ヶ月に数回起きたりと、頻度も発作のきっかけもつながりがないまま何年も過ぎていき、今年日本帰国をした時に、飛行機の中で長時間の発作が続き怖くなったので、ついに思い腰を上げてGPに相談してみることにしました。
その前にNHSで無料で受けれるTalk Therapyも受けることに
イギリス人の友達に無料で受けれるセラピーの話を聞き、Talk Therapyに自分をリファーラルして同時期にセラピーも始めました。と言うのも、パニック障害は精神的なものだと勘違いしていたからです。(実際に精神的にくる場合ももちろんあります。)私の症状からCBTトレーニングを受けることに。
Low Intensity - Cognitive Behaviour Therapy (LI-CBT)
低強度認知行動療法(LI-CBT)を受けることに
CBTの内容は、パニック障害が起きる根本やプロセスをセラピストと話して分解していく中で、Vicious Circle / 悪循環を解いていくトレーニングです。要するに、パニック障害が起きる原因は自分の考え方に問題があるので、その考え方を変えるのと、パニック障害が起きる原因の元になる場所や状況と直面することで、それに慣れる練習をします。
このセラピーも6回受けたのですが、なんかパッとしなかったというか。。。もちろんセラピストはすごい良くてNHSのサービスに感動したのは事実です。結果的に私のパニック障害の理由は精神が問題なかったので、無料で受けれる6回以降にプライベートで続ける決断はしませんでした。
NHSやGPの対応がすごく良かった件
悪評であるNHSやGP。私はパニック障害が起きるということでドクターと2月に初めて対面して症状説明をすることに。その後、血液検査とECG(心電図)を予約してもらいました。
血液検査の予約は数日後で、
ECGの予約は手紙でお知らせが来て、数週間後でした。
血液検査では葉酸が欠乏してる以外問題はないと言われ一安心。最近のイギリスの病院では血液検査の結果とかは全部電話越しなので、日本みたいに結果を紙でもらえません。どこが欠乏してて、どれは大丈夫みたいな説明を受けます。
ECGはGP近くの大きな病院で受けました。5分くらいであっという間な検査でちょっと大丈夫なのかな?と思った。その後、ドクターから5日後くらいに電話があり、大丈夫だと思うけど、念のために心臓のエコー検査しようとおすすめしてもらいました。予約の日にちは手紙でお知らせすると。
1週間後また、次の精密検査のお知らせがきて、すでに3月末!4月に検査を受けることになりました。
それからドクターから電話があり、WPW症候群であると言われる
カテーテル手術を受ける必要があるので、3、4ヶ月待つ必要があるWaiting Listに入れてくれることに。まさか、イギリスでカテーテル手術?と人生何が起きるかわかりません。最初はびっくりだったし、怖いといろんな感情でどうすればいいのか、手術を受けるべきなのかわからなかったのですが、とりあえずWaiting listに入れてもらいました。
ドクターはすごい親切で電話越しに親身になって私の不安を解消してくれようとして、とりあえず私の生活がパニック障害から解放されるように手術を全面的にプッシュしてくれました。
イギリスのこういう検査や手術はNHSを使えば全て無料なので、なんとなく、手術は絶対必要がない限りドクターもおすすめしないと思ったんだけど、ものすごい丁寧だったし、私の不安がる気持ちを理解してくれたり質問に辛抱強く答えてくれて、異国でいながらも安心しました・・・悪評なNHSだけど、今回は精密検査までして、病名も発見してくれて助かった。。。
手術は半年後以上待ちそうな予感・・・
手術の前に、体が大丈夫か検査をしたり手術の内容をドクターと話すコンサルテーションがまず先に来るそうです。手紙を待っていてやっと来たと思ったら、初めてのコンサルテーションの日付を見てびっくり、予約日は、
今年の12月(検査結果から7ヶ月待ち!w)
かなり待つと推定していたものの、これは長いな〜私の場合、WPW症候群とわかってからパニック障害が一回も起こらなくなりました。パニック障害が起こるかもと思った場所や状況に対して怖いと思っていたけど、(精神からくると思っていたので、いわゆるAnxiety)実際は病気なんだとわかってからなんか安心してる。そのお陰か、不安症も無くなりました。だって、生まれつきある病気で、年齢が増すにつれて酷くなって手術しなきゃいけないカテゴリーに入っただけで、死ぬわけではないからw
NHSありがとう。お世話になる時は妊娠した時だと思っていたけど、それより少し先になりそうです。