眼鏡ライター 伊藤 美玲

眼鏡業界を中心に取材をしている眼鏡ライターです。『MODE OPUTIQUE』『眼鏡Begin』など眼鏡専門誌をはじめ、『Forbes JAPAN』『文春オンライン』等のWEB媒体にて、眼鏡にまつわる記事やコラムを執筆しています。ご連絡は mireitoあっとgmail.com

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最近の記事

GENTLE MONSTER の旗艦店に行き、それからずっと考えていること

韓国発のアイウェアブランド、GENTLE MONSTER。青山に旗艦店がオープンした3月14日の前日、内覧会へ行ってきた。 ちなみに、純粋な“ショップ紹介”としての記事は、monoマガジンWEBに書いたので、そちらを見ていただければと。 店に足を踏み入れてまず驚いたのは、その広さ。とにかく広い。しかも2フロア構成。そして空間の使い方が、とっても贅沢なのだ。 店内は下写真の”ジャイアントヘッド”をはじめ、ブランドの世界観が各所にダイナミックに表現されている。もう何をどこから

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    • 眼鏡ライターが老眼になって感じたこと

      もうすぐ、46歳になる。 年齢なんてただの数字。別に、これまで自分の年齢を公表することにもまったく躊躇はなかったし、年を重ねることによる変化も素直に受け入れていくつもりだった。 でも、私は今その自信をすっかりなくしている。 なぜって、45歳になってからの急激な体の変化に、全然自分の気持ちが追い付いていかない。体力はぐんと落ち、目立つところに白髪が増え始め、ルナルナに忠実なはずだった生理周期も乱れ始めた。ホルモンのせいなのか気持ちもマイナス方向に振れがちで、鏡を見れば目の下の

      • 最新トレンド...? ベヨネッタ眼鏡は流行るのか

        縦幅の浅いナロースタイルの人気が、いよいよ本格化しそうなムードだ。 40代より上の世代には、リアルに懐かしい横長フォルム。実際このサムネイル画像のフレームは、20年程前に購入した私物である。う~ん、今見ると驚くほどに細長い。じつはこの横長なナロースタイルが、ここ最近になって実際のスタイルサンプルとともに取り上げられる機会が増えているのだ。 上記のフィガロやハーパスバザーの記事によると、縦幅浅めのスクエアモデルのことを、「ベヨネッタ」スタイルというらしい。日本の眼鏡業界では

        • 「似合うフォックスの選び方」について考えてみた

          さて、前回の記事でフォックスの魅力を語らせてもらいましたが、「でもやっぱり、フォックスって難しいよね…」と思っている方も少なくないでしょう。また、似合う眼鏡の選び方として定説となっている、”黒目がレンズの中心(または少し内側)にくるものを選ぶ” が、フォックスにおいては当てはまらないこともあるのでは? と思うこともあって。 というわけで、今回は似合うフォックスの選び方について考えてみたいと思います。 なぜフォックスは難易度が高いのか フォックスの魅力といえば、やはりキュ

          ザマス眼鏡と言わないで…!眼鏡ライターが語る「フォックス」の魅力

          眼鏡のカタチには、それぞれ“キャラ”がある。 フォックスは、「凛としていてエレガント」。 だから私は、好んでフォックスを掛けています。 なぜフォックスは敬遠されてしまうのか フォックス。またの名を、キャットアイ。もしかしたら、日本では「ザマス眼鏡」「“教育ママ”っぽい眼鏡」と言ったほうが通じるのかもしれないけれど。フォックスとは、上の写真の通りサイドのラインがつり上がったカタチの眼鏡です。 眼鏡の基礎知識としてカタチのバリエーションを説明する企画には、必ずや登場する定

          ザマス眼鏡と言わないで…!眼鏡ライターが語る「フォックス」の魅力

          モード・オプティークVol.54

          モード・オプティークの最新号が発売になりました。 この冬もこうやって告知ができることを幸せに思います。 表紙と巻頭インタビューは、小林聡美さん。インタビューを担当させていただきましたが、飾らないお人柄で和やかな雰囲気のなかお話を伺うことができました。インタビュー後も、おやつを食べながら談笑したりして。クリアピンクのフレーム、本当にお似合いでした。詳しくは、ぜひインタビューを読んでくださいませ。 そのほか、「前髪とめがね」企画にも携わらせてもらいました。こちらは、インスタで

          モード・オプティークVol.54

          眼鏡が似合う自分になる。

          「美玲さんって、何を掛けても似合いますよね~」。 眼鏡ライターという職業柄、展示会など人前で試着をする機会が多くあります。年に数百本は掛けているかも? 取材のための試着なので、それはもういろいろな色や形を試すのだけど、たしかに個性的なデザインでも不思議と馴染んでしまうことが少なくありません。 そんなとき、冒頭のように言われると「もう30年以上眼鏡を掛けているから、顔が眼鏡に寄ってきたんです」なんて冗談半分に言うのですが、じつは半分は事実で。私は髪も服もメイクも、つねに眼鏡

          眼鏡が似合う自分になる。

          「眼鏡の取り扱い」に関する記事のまとめ

          知っているようで、じつは知らないことも多い眼鏡の正しい取り扱い方。基本的な掛け外しや洗い方、そして曇り止めについての記事などをまとめました。一見地味なテーマなのですが、実用的ゆえじつは結構読まれているものが多いです。 【取材&執筆した記事】 ・メガネを拭くときに「絶対にやってはいけない」3つのこと (文春オンライン) ・メガネを外したときに「絶対にやってはいけない」3つのこと (文春オンライン) ・マスク生活に欠かせない「眼鏡の曇り止め」 効果&使い勝手で選ぶなら?(

          「眼鏡の取り扱い」に関する記事のまとめ

          「サングラス選び」に関する記事のまとめ

          さて、ここではサングラス選びに関する記事をまとめてみました。 サングラスについてはやはり春~夏に書くことが多いのですが、私自身は1年中愛用しています。そもそもメインの度付き眼鏡が色付きですし。 紫外線カット率が重要なのはもちろんのこと、レンズカラーやカラー濃度は見た目(見られ方)の好みや視界(見え方)の好みも考慮する必要があります。サングラス選びも、なかなか奥が深いです。 【取材&執筆した記事】 ・日本人が知らない、“夏の必需品”サングラスの新常識とは  専門家に聞く「

          「サングラス選び」に関する記事のまとめ

          「似合う眼鏡の選び方」に関する記事のまとめ

          さて、これまでネット媒体に寄稿した記事をカテゴリーごとにまとめているわけですが、今回は「似合う眼鏡の選び方」について。これは、一番取材&執筆依頼の多いテーマです。 ここでは、‟似合う”に限らず「眼鏡選びのコツ」に関して書かれている記事をすべて置いておきます。ぜひ、眼鏡を買いに行く前に気になるものを読んでみてもらえたら嬉しいです。 【取材&執筆した記事】 ・「似合わないメガネ」を選んでしまう人の“3つのNGポイント”とは (文春オンライン) こちらタイトルは編集担当さん

          「似合う眼鏡の選び方」に関する記事のまとめ

          「老眼」に関する記事のまとめ

          これまで、ネットだけでもいろいろな媒体で記事を書いてきました。せっかくなので、これをテーマごとにまとめてみようと思います。 まずは、「老眼」について。これは、「似合う眼鏡の選び方」に次いで執筆依頼の多いテーマかもしれません。 【取材&執筆した記事】 ・100円ショップの「老眼鏡」をメガネのプロがおすすめしない理由とは    (文春オンライン) 内容はまさにタイトルのままなのですが、Twitterのリプライがとにかく多かった記事です。「眼科の先生に100円ショップの老眼

          「老眼」に関する記事のまとめ

          イトーレンズ「トライガード」を試してみた

          眼鏡レンズにはメーカーがいくつかあって、各社さまざまなレンズをリリースしています。レンズを選ぶときは「薄型」か「超薄型」かを選択するだけ、という人もいるかもしれませんが、じつは選ぶレンズの種類によってその視界は結構変わってくるんです(感じ方に個人差はありますが)。 3つの波長をコントロールする欲張りなレンズ 仕事柄眼鏡は何本も持っていますが、同じレンズを入れることはなるべく避け、さまざまな製品を試すようにしています。信頼するお店で勧められたものに決めることも多いなか、Tw

          イトーレンズ「トライガード」を試してみた

          ハリー・パーマーの眼鏡

          またも久々の投稿になってしまいました。 これからは、もう少し気軽に投稿していこうかなと思っています。noteはしっかり書かなければ! と思うあまり、更新を後回しにしてしまうことが多かったので。 さて、本題。じつは最近海外ドラマの放送にあたりコメントを寄稿する、という仕事をしまして。 こういうお仕事は初めてだったんですが、主人公が「元祖眼鏡スパイ」ということで、ありがたいことにお声がけいただきました。 眼鏡スパイといえば・・・この『ハリー・パーマー 国際諜報局』は、「00

          ハリー・パーマーの眼鏡

          私の頭の中の雑音③

          1年ぶりに、頭鳴の記録を。 脳過敏症候群は治ったのかといえば、正直それは私にもわからない。 というのも、“治った”の定義が、「これまで通りの生活を送れること」であるのなら治っていると言えるけれど、「頭の雑音が消えること」とするのならば、まだ完全に治ったとは言えないからだ。 体調に関わらず、音はやってくるそんな感じで、本人ですら自分の状態を定義できていないゆえ、一旦ここに今の状況を整理しておこうと思う。 現状として、今も頭のなかの雑音は鳴り続けている。これを書いている今も

          私の頭の中の雑音③

          毎日使えるサングラス、作りました

          さて、早いもので明日からiOFTです。 じつは今回のiOFTでは、FACTORY900さんの「factory900 lab」から、私が監修させてもらったサングラスが発表されます。 デイリーに掛けやすいサングラスとは正直なところ、ライターという立場で特定のブランドの監修に携わることには迷いもありました。ですが、今回、なぜこのお話をお引き受けしたのかというと、その理由は「私が関わる意義が感じられたから」です。 こう書くとなんだか偉そうなのですが……。 これには、以前このnot

          毎日使えるサングラス、作りました

          本当は行ってみたいiOFTセミナー

          さて、iOFTについて立て続けに投稿していますが、今回はセミナーについて。これまで15年連続でiOFTの取材をしてきましたが、じつはセミナーに参加したことがないんですよ……。 会期中は、新作をチェックするので手一杯。でもじつは、聞いてみたいセミナーが結構あるんですよね~。有料でもいいからアーカイブを見られるようにしてほしいぐらい。 というわけで、今回行ってみたいなぁと思うセミナーをピックアップしてみました(すべて業界向けのセミナーなので、一般の方は入場できません。あしから

          本当は行ってみたいiOFTセミナー